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✓今宵も喫茶ドードーのキッチンで/標野凪

▽あらすじ
住宅地の奥でひっそりと営業している、
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。
この喫茶店には、がんばっている毎日から
ちょっとばかり逃げ出したくなった
お客さんが、ふらりと訪れる。
SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に
振り回されたり、
仕事をひとりで抱え込み
体調を崩したり…。
目まぐるしく変わる世の中で
疲れた体と強張った心を、
店主そろちの美味しい料理が優しくほぐします。
今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」を
ご用意してお待ちしております。

▽印象に残ったフレーズ

「自分を取り繕ったり自慢するのって
パワーがいるんですよ。
だからSNSなんかでそのパワーを
真正面から受け止め続けるのって、
けっこう疲れるんじゃないかなって。
よそ見してるくらいが丁度いいんですよ。」

「他人の基準に振り回されて
自分を見失ってはもったいないです。
自分がいいと思えばいい。
ただ、そのためには自分の研ぎ澄まされた
芯を持つことが大切なんです。」

「雨の多い国の諺です。
雨降りに文句を言っても仕方ない、
着るものを変えよって意味です。」
「だから心が雨の日、
つまり疲れ果ててしまったときこそ、
考え方をぐるりと変えてしまえばいいんです。」

「ちょっとやそっとじゃ崩れないんです。」
「人間の心もこうだといいですね。
すぐにぺしゃんこにならないように。」

「急激に育った木はヤワなんです。
でも時間をかけて変化していった木は
強くなるんですよ。自分をいたわるって
そういうことじゃないですか?」

「甘いは幸せの同義語である」

「なくなるものを心配しても仕方ない。
それよりもいまあるものを生かして、
やりたいことを思い描いた方がいい。
時間の無駄にだってならないんじゃないですか。」


▽感想
初のオーディブル読書でした!
ならで聴いてても意外と頭にはいる。

食事の描写がたくさんあって
おいしそうだったな~
ご飯作りながらがほとんどだったから
飯テロは回避できた!笑

良いことも結構言ってるので
本を実際に買って読めばよかったなー
とも思ってしまった。

コロナ禍もの問題も絡めて書いてて、
新しく出てきたモヤモヤとストレスが
でてくるよなあと思って読んでいた。

やっぱり聴いただけだと、
感想が薄くなってしまうなあ。


今宵も喫茶ドードーのキッチンで/標野凪/双葉文庫


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