✓ランチ酒 今日もまんぷく/原田ひ香
▽あらすじ
〈見守り屋〉の犬森祥子のもとには、
様々な依頼が舞い込む。
話し相手になったり、頼まれれば片づけをしたり、
夜から朝までひたすら見守るのが仕事だ。
夜勤明けの楽しみは「ランチ酒」。
仕事疲れを癒しながら、
離れて暮らす一人娘に、これからの人生に
思いを巡らす―――。
そんなる日、十歳になった娘から
「話がある」と連絡が入り――。
▽感想
とにかく出てくるご飯が美味しそう!
このランチ酒シリーズは間違いがない、
飯テロの本!
餃子、サムギョプサル、ビリヤニ、
ハンバーグ、よだれ鶏、天ぷら、
ザンギ、鰤しらす丼。
食事が作られている様子や、
できあがって目の前に運ばれてきた様子、
口に入れた時のおいしさの表現、
どれをとってもどこを読んでもおいしそう。
祥子が巻き込まれる様々な問題にも、
祥子が食べる食事のおかげで
毎日をリセットして前に進めている気がする。
角谷が祥子とご飯を食べると、
いつも食べる物でも美味しく感じると言っていたの、
分かる気がするなあ。
なんでも「おいしい」でもいいかもしれないけど、
詳細に何が良くて、どんな食材を使っていて、
どんな食べ方がいいかとか言われると
食べる景色が変わりそうだなと思った。
✓ランチ酒 今日もまんぷく/原田ひ香/祥伝社
↳サンプルもありますので、ぜひ