✓ルビンの壺が割れた/宿野かほる
▽あらすじ
突然のメッセージで、驚かれたことと思います。
失礼をお許しください。
送信した相手は、かつての恋人。
フェイスブックで偶然発見した女性は、
大学の演劇部で出会い、
二十八年前、結婚を約束した人だった。
やがて二人の間でぎこちないやりとりが始まるが、
それは徐々に変容を見せ始め…
▽感想
あっという間に読めてしまう上に
読むのが止まらない。
今じゃあまりないのかもしれないが
Facebookのメッセージでやりとりが進む。
メール形式で書かれており
相手と対面するシーンもなく
ただただメッセージのやりとりのみで話が完結する。
どんどんと、そのメッセージの内容に
雲行きが怪しくなり、
まさかの送り手があんなやつだったなんて…
『むらさきのスカートの女』
のような同じ匂いがする本でした。
✓ルビンの壺が割れた/宿野かほる/新潮文庫
↳サンプルもありますので、ぜひ