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はち
2022年5月10日 21:00
その①はこちらその②はこちらその③はこちら馬と距離をおくことにした……一方で、もちろん私は、馬のことが嫌いになったわけでは全くなかった。社会人2年目の春、雨に濡れる仙台のアーケード街をなんとはなしに歩いていると、見慣れたケモノの臭いが鼻を突いた。なんとそこに、小さな馬がぽつんといた。商店街のど真ん中である。乗馬クラブというのは、経営的な難しさがあるのか、フィットネスとはまるで異なり、
2022年4月26日 20:56
その①はこちら / その②はこちら■2回目のモンゴル もう出オチみたいな感じだが、1回目のモンゴルで完全に取りつかれてしまった私は、大学4年の3月、つまり丸1年後に、全く同じ場所で行うそのツアーに再び参加した。 このツアーは、リピーターが結構いる。重症患者(あえて患者といおう)になると、6回、7回の参加もいるほどだ。 リピーターの面白さは、主催者との関係がある程度築かれているので、比較的よ
2022年3月24日 00:06
その①はこちらさて、無事に大学に入学した私は、大学生活の花形になるであろうサークルないし部活動を決めるべく、ひとまず馬術部を見に行った。北海道札幌市の中心部、地下鉄3駅分にわたる広大な大学の敷地内の一番北側、獣医学部棟の近くにその馬場はあった。今思い返せば、かなり立派な馬場だったように思う。厩舎の隅っこにひっそりとナズナが生えていて、その隣にはずいぶんと人に慣れた様子の野良猫が、わずかな
2022年2月27日 22:56
私にはちょっと珍しい趣味がある。乗馬だ。通っているわけではなく、数か月に一度ふらっと外乗するのが現在のスタイルである。今日は、いかにして私が乗馬というものに出会い、とぎれとぎれになりながらも、その関わりを保ち続け、今にいたるのかということについて、書いてみようと思う。そしてこの記事が、ちょっと乗馬をやってみたい人の一助になればと思う。■人生初の乗馬体験――平塚幼稚園の頃から、なぜか馬と