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最近本をよく読むはなし / それによる感想_生理予測日アプリとアップデートについて。
どうも、クオカードが当たってからなんだか本を読むのが楽しくなってしまって(前から好きだけれどね)、いろいろ #エッセイ 買いまくってる白膠木かもめです。
ついにクオカード残高なくなったけれどね。こまった。図書カードほしい。
前回はこちら参考 ↓
さて、本ですが新たに購入したのがいくつかありまして、
#ジェーンスー の「これでもいいのだ」、「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」
#群ようこ の「かもめ食堂」、「寄る年波には平泳ぎ」
などなど。
読んでいる順番は「これでもいいのだ」→「かもめ食堂」→「寄る年波には平泳ぎ」(←イマココ!/昨日「貴様いつまで~」と同時購入した/ほんとうは #小林聡美 のエッセイを買いに行ったのだけれど欲しいものが売っていなかった…)なのだけれど、ちょっと思うことがあったのでnoteを急いで書くことに。
「寄る年波~」を読んでいてわたしにとっては酷くショックなおはなしがあったのです。
「自分の体も人まかせ?」というその回のテーマは、スマートフォンについて。
群ようこさんの同年代のお友だちが機種変時にスマホを勧められた、スマホのちいさな画面で麻雀ゲームをするおじさんに驚いた、そこまではいいんですが、「もうひとつ驚いたことがある」というので何だろうと思ったら「生理日予測アプリ」だと彼女は言う。
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「こんなもの、わざわざ人に教えてもらうものなのか」
「自分の体を管理するのを面倒くさがり、自分の頭で考えない女性がいるという証である。」
(「くる年波には平泳ぎ」より引用)
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この時点でくらりとしかけたがさらに畳み掛けるようにして
「自分の体のことを、ちゃっかり人に教えてもらおうなどと考える女性が、避妊を第一に考えるわけがない。いかに避妊をしないでいいかを考えているに決まっている。」
(「くる年波には平泳ぎ」より引用)
とさらに書いてあって、思わず本を閉じてしまった。
いーやいやいや、ちょっとまってくれ????
わたしは電車の中でこころの首をぶんぶんと振った。リアルにぶんぶんしなかっただけほんとうにえらかったと思う(自分で褒めるスタイル)。
いや、人間いろいろな意見がある。みんなちがってみんないい。金子みすゞ先生の言う通り。それはいい。もちろん否定的な意見もあると思う。それはいい。
でも、この言葉の前に
「若い頃はこっそりと手帳に自分だけがわかる印なんぞをつけたものだった。」
(「くる年波には平泳ぎ」より引用)
と述べられている。
それが時代とともにスマホに変わっただけだと思うのはわたしだけだろうか………?????
#生理 に限らず、このご時世いろいろな人がいろいろな方法で予定のメモを取っていると思う。
手帳派、スマホ派、なにもつけない派、おうちのカレンダー派、頭の中派、その他もろもろ。
これが生理ではなくてだたの予定お知らせアプリだったのならここまで述べられなかったのかなぁ、「何時からなにがありますよ」というリマインダー機能だったとしても彼女は果たしてここまで書かれていたのだろうか、と思う。
男性陣には馴染みのないだろう「生理日予測アプリ」の良さを語るならばなんと言っても【ある程度の正確さ】。
自分で周期を把握していることはもちろん大事である。それこそ教えてもらわずとも自分で「だいたいいつ頃だな…」と計算して予測してわかっていて病院などで即答できた方がいいのかも。
まぁあくまでも、周期が安定している方ならばね。
言いまくるけれど、世の中にはいろいろな人がいる。
周期が安定している人、生理不順な人、ピルでホルモンを安定させないととてもじゃないけれど生活が送れない人。その他もろもろ。
先程【ある程度の正確さ】と書いたのは人それぞれだからだ。
かく言うわたしもだいたいこれくらいの周期だとわかってはいるけれど24歳になろうとしているのに1週間ほどのずれは多々あるのでイマイチ予測しづらい(プチ不安定と命名している。それよりもPMSをどうにかしたい)。
その場合、アプリにそのデータを入れておけばある程度平均を打ち出してくれる。
3ヶ月、ましてや1年分データをいれていればその分正確に「いつ頃か」、ということを予測してくれる。
少なくともわたしは便利だなぁと思って使用している。
ちなみにわたしは、手帳にもいちおう書いているのでどちらを見てもわかるようになっている。
で、なおかつわたしは、アプリでも自分で計算している方でも、それ以外の方法でメモしている方でも、おおよそ8割の方はちゃんと自分の身体のことを考えていると思う。
危険日、安全日、生理予定日を自分でアプリに打ち込んで、データとして把握していて何が悪いのかがわからない。段階を踏んでいるのは同じことではないのだろうか……?
ただ、デジタルかアナログかの違いである。
ちなみによくよく読めば
「そういった事柄とは無縁になった」
(「くる年波には平泳ぎ」より引用)
とおっしゃっている。
…いやいや使う必要ないんかーーい!!!
わたしはパパに
「一度はやってみなさい。」
と言われて育ってきたタイプなので、好き嫌いも激しいし運動も基本大きらいだけれど、なんだかんだ一度は食べたりやったりしてきたものである(運動に関してはいやでも体育の授業でやるよね……ああ思い出したくもない)。
散々書いてきたけれど、彼女の意見に対してわたし如きがあれこれ言うのはお門違いかもしれないのだけれど、
せめて使ってから言ってほしかったナ………
というのが本音である。または、
「決めつけ(~わけがない。~に決まっている。)」で書いてはほしくなかったナ。
で、(まだ続くんかい)
この群ようこのエッセイを読んですぐに思い出したのが、ひとつ前に読んでいた、ジェーン・スーの「これでもいいのだ」の、「第2章 中年女たちよ、人生の舵をとれ」のひとつ、「”現役”のアップデート」というおはなし。
「人の話を聞いていて、もしくは読んでいて、「あ、いまの時代にその話法使っちゃうかー」とガックリ肩を落とすことがある。
一度ガックリきたら、私はその人を、頭のなかの「現役リスト」から外す。」
「価値観も情報も更新されていなければ、更新された人と対話もしていないことの証以外のなにものでもない。」
「曲解されて炎上した、なんて事態を防ぐためには、技術や戦略が必要だ。それが「話法の更新」だと、私は考えている。
話法の更新には、情報の更新と、新しい人達たちとの対話が欠かせない。」
(「それでもいいのだ」より引用)
はぁ~~
まさかエッセイを読み終わったあとに、すぐに納得できる事例に遭遇するとは思っていなかったので驚きである。
しかしながら、これはわたしの感想。
いろいろな考えがあると思うけれど、あくまでも「わたしはこう思う。」といった【一個人の考えである】、という言い方であればいいな~~と思う。
それならこちらも「あーーそういう考え方もあるよね、人間それぞれだから」ってなれるから。
ちょっと、当分「寄る年波~」の続きは読めないくらいに打撃を与えられたので、読み終わったら読むつもりだった「貴様いつまで~」を読むことにしようかなと思います(もしかするともう続きも読めないかもしれないけれど……)。
「少なくとも【絶対】はありえない」、と思っている白膠木です(「絶対そう」とか「絶対ミスしてない」とか。/人間神じゃないし間違いもあるヨきっと。/そもそも神でもわりと雑だし(神話的に)。)
●追記
生理について、「え、、そんなにたいへんなの…?」という男性の方々や興味を持った方々は、生理について大変よくわかる映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」が最近Netflixにも入ったようなのでぜひチェックしてみてください💚
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