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今週の選挙(2024 2.18投票)
もはやレギュラーと化した「今週の彦治」。 しかしいつもと様子が違う。
そう、明らかに選挙スタイルが変わったのです。 一体何が・・・?
それを含め、“ニセ維新” “多選自粛破り” などの話題も取り揃えております。 是非御一読ください。
▼【今週の彦治】長野県・松川村長選挙【取材中】
5期務めた現職が退任表明し、元副村長が出馬表明。 このまま無投票かと思われましたが、まさかまさかの “選挙出まくりマン” 小西彦治氏が乗り込んできました。 二人による一騎打ちです。
小西氏については上記の連載記事を見ていただきたいのですが、今回なぜ私が「まさか」と驚いているかというと、小西氏が選挙に出る “ターゲット” は「現職・多選・高齢」が条件だと本人も公言していたからで、それと照らし合わせれば元副村長は「新人」で「初めての選挙」で年齢も「7歳年上で同じ50代」。 どれも当てはまらないこの選挙を狙ってくるとは予想だにしていませんでした。
本人曰く「(選挙運動の)新たなステージ」とのコトで、実際今回は(一連の首長選では恐らく初めて)マイク、やぐら(クルマの上に乗っている候補者名が書かれた看板)付きの「選挙カー」を持ち込み、村内を走りながらマイクで訴えていまして、
報道陣にせかされてではありますが街頭演説も行いました。 選挙事務所を設けていないのは相変わらずですが明らかに熱の入り方が違います。 果たして吉と出るか凶と出るか。 私としては(選挙に出まくるコトは別にして)この選挙単品で区切って見れば選挙運動に熱が入るのは良いとして、それを試みる場所として松川村は極めて不適合だと思うのですが・・・ その辺りは選挙結果を踏まえてレポートで書きます。 さて、どうなりますやら・・・
それでは、他の選挙も見ていきましょうか。
◎青森県・五戸町議会議員選挙(定数14/17人)
定数が2議席削減された中、現職14人、元職1人、新人2人が立候補した全員無所属の選挙です。 定数減で熾烈な戦いが予想されます。
残念ながら女性候補は新人の1人のみ。 過去には2016年に現職女性議員が退任し、2019年の補選で別の女性議員が誕生していますが翌年の本選には立候補していません。 女性が働きにくい環境や風土が有るのでしょうか。 是非とも頑張っていただきたいです。
◎岩手県・金ヶ崎町議会議員選挙(定数16/17人)
現職13人、新人4人が立候補し政党別では公明、共産、そして幸福実現党が1人ずつ立てた、女性候補が3人の選挙です。
国政では存在が消えたに等しいが地方では、どっこい(←コレは社民がよく使う言葉だ・・・)生きてるのが、幸福実現党。 ここの候補は女性現職で1期目となる前回はトップ当選しましたが真価が問われるのが今回となるのでしょう。 一応同党の地方議員はちゃんと仕事しているようなので、仕事ぶりと所属政党を天秤にかけて有権者がどう評価されるかどうか。
一方共産候補は安定の最年長候補。 定数プラス1の選挙ですし新人も全員還暦越えで高齢批判も起きなさそうなので、大丈夫だと思いますが・・・
◎福島県・猪苗代町議会議員選挙(定数14/16人)
今回から定数が1議席減となった中、現職15人新人1人が立候補し政党別では公明と共産が1人ずつ立てた、女性候補が4人出ている選挙です。
定数14に対し現職候補が15人。まさに現職が14席の周りをグルグルまわってホイッスルがいつ鳴るかを待ってる椅子取りゲーム状態ですが、共産現職はまたしても最年長候補。 果たしてホイッスルに反応して椅子に座るコトが出来るのか。
◎茨城県・那珂市議会議員選挙(定数18/26人)
現職17人、元職1人、新人8人が立候補し、政党別では自民・公明・維新・立憲・共産、そして参政党がそれぞれ1人ずつ立てた、女性候補が2人出ている選挙です。
政党候補のうち新人は立憲と参政。 立憲候補は元看護士の女性候補で一見すると共産候補と見間違いそうな雰囲気ですが那珂市で初の議席成るか(参政については後程触れます)。
維新候補は現職ですが、統一地方選後に行われた茨城県内の選挙で維新は厳しい戦いが続いています。
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勝ち目の無かった牛久市長選も含んでいますが統一地方選以降1勝4敗です。 北関東3県(茨城栃木群馬)の中で唯一気を吐く茨城維新ですが議席をのべせずじまい。 現職ですから尚更負けられない戦いです。
あと、個人的には “ド右派政治団体出身” らしい、国旗を模したものだと思われる赤丸を背景に置いたポスターの女性候補と、選挙ドットコムに載っている写真が両手で頭上に「〇」をつくっている「大和田さん」に注目しています。
それにしてもですが、前回の選挙は最下位ながら定数ギリの18位に入った候補が法定得票数に足りず当選しなかったコトが発生したのに、それを受けて定数減らしたりはしないのね・・・
◎埼玉県・新座市議会議員選挙(定数26/34人)
現職23人、元職4人、新人9人が立候補し政党別では公明が7人、共産が6人、維新・国民民主・参政が1人ずつ立てている選挙です。
さて、先程の那珂市も含めて、参政党です。
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神谷代表の独裁体制になり党中央はガタガタですが何故か地方議会では勝ちまくっている参政党。 しかし今週は神谷独裁者代表が文春砲を被弾して初の選挙。 あのおぞましい報道内容がどう影響するのか、注目です。
埼玉県の維新は統一地方選後5勝負けなしですが、今回の候補は還暦越えの男性新人。 維新候補の “売れ線” ではないキャラだけに、議席が獲れるのか気になります。 ちなみに公認候補とは別に45歳現職男性に推薦をだしています。 そっち公認のほうが良くねぇか・・・?
その他、共産は6議席維持成るかとか国民民主初の議席成るかとか、注目点の多い選挙。 元N国がしれっと無所属で出ていたり注意点も有ったりしますが、なんといっても女性候補が14人もいるという点が出色。 全員当選したら女性議員が過半数を超えますが、結果や如何に。
◎千葉県・四街道市議会議員選挙(定数20/28人)
現職17人、元職2人、新人9人が立候補し政党別では公明が3人、共産が2人、維新と国民民主と地域政党が1人ずつ立てている、女性候補が8人の選挙です。
地域政党はいわゆる「ステルスN国」。 スルーして他を選択しましょう。
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維新は南関東ブロックでは安定した強さを見せていますが、昨年11月以来の選挙となり、その間に大阪万博を中心にした維新のズンドコっぷりがドンドン露わになっている中、公認と推薦の1人ずつ擁立。 選挙未経験の新人が当選できるでしょうか。
共産は2議席維持成るか。 8人落選の中で複数当選を出せたら大きな意義があると思いますが、どうなるでしょうか。
そして、国民民主の38歳男性候補(さっきから、国民民主候補のほうが維新っぽいキャラ設定なのですが・・・)と41歳の「ダンサー」が当選出来るのか、あとは最年少候補が「アレ」風味だし、「縄文時代に戻ろう」とか言ってる人がいたりと、イロイロ香ばしい方が出没しているようです、ハイ。
◎神奈川県・藤沢市長選挙
4期目を目指す現職に元県議と政治団体代表が挑む三つ巴の争いです。
藤沢市には2008年に制定された「多選自粛条例」があります。 制定後に市長に就任した現職は「個人の資質」として堂々と破ってきました。 自ら決めたものではないですしあくまで “自粛” 条例ですから強制力は無いですが、そこまで胸張って出て来られると逆に清々しく・・・ なるワケがなく、多選否定派の私としては、論外です。
ただ、かといって元県議はゴリゴリの自民で本人に特別な恩義とか有ればともかく、今この状況で自民に入れるのは「アレ」だし、政治団体代表の方に至っては元社民なのに現在は排外的愛国者になっちゃってる「アレ」な人。 コレはかなり投票に迷う構図でしょう。 それでも投票はしてほしいと思いつつ、この選挙は苦しいですよね、、、
◎岐阜県・北方町長選挙
3期目を目指す現職に町のスポーツ少年団本部長が挑む一騎打ちです。
17年ぶりの選挙というコトで新人はもちろん、現職も初の町長選となります。 公報等の資料が見つからないため詳しいコトは分かりませんが、現職は町長の前に町議を21年務めていたようなので、そちらが有利に見えますが17年ぶりの選挙となると何が起こるか分かりません。 さぁ結果はどうなるでしょうか。
◎愛知県・弥富市議会議員選挙(定数16/17人)
現職11人、元職1人、新人5人が立候補し政党別では公明と共産が2人ずつ、そして「あいち維新の会」が1人立てている女性候補4人の選挙です。
と、フツーに書いた「あいち維新の会」ですが、実はコレ、国政政党である「日本維新の会」の愛知支部=「愛知維新の会」とは別組織の “ニセ維新” です。 76歳の住職が政治団体を立ち上げ自らに公認を出して立候補していますが、当然ながら、
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愛知維新の会からは注意喚起のお知らせが出ました。 日本維新の会公認と勘違いする人は少ないかもしれませんが「維新」という単語が無党派の「何となくだけど変えなきゃ層」が脊髄反射して一票投じる可能性あり、定数プラス1の構図では当選も充分有り得ます。 弥富市民の有権者の意識が問われる選挙となりそうです。
以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。
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