これってHSP?ただの無能?一生悩み続ける気がするわってやつ、傷を舐めあおう、そういう世の中を端っこに作ろう。
今回もまた自分語りをしましょう(やほい)
例えば教室の空気が少し不穏になるとか、職場で誰かが怒られているというだけで、胸が苦しくなりその場から逃げ出したくなっていた。
実際の行動としては勢い任せの『ピエロ』になって
空気をなんとかしようと、わざと明るい様子を取り繕ってふざけてみたり、
怒られている人には全力でフォローを入れたりしていた。
フォローするにもふざけて見せるにせよ、心臓はバックバクで何故当事者でもない自分が足が震えるほどビビっているのか、わからなかった。
そんなことをする余裕なんて持てるような心でもないのに、心の反応とは反対の行動をとり続けていたのだ。
今思えば不思議だ。
今思えばである。
昔は、『みんなそんなもんだろうなぁ、それか吾輩さては臆病であるな』などと夏目漱石みたいな髭に櫛を入れながらオランダ語を勉強していた小学2年生であった。(神に誓って本当だ、神なんていないという屁理屈付きのハッピーセットダンプカーだ)
ただ、年齢を重ねて周囲の様子をより観察できるようになってから、周囲とのズレに気づいた。
まずどんなにムカついても『キレる』ことができない。
クラスメートや友人を見ていると、腹が立ったり、理不尽な扱いを受けると『キレていた』
「お前は穏やかだな」とか「気が長いな」と言われていたけれどそれは違う。
わざとでも『キレる』とか『強い口調』で物を言おうとするとやっぱり、足が震えて心臓が嫌にドキドキしてしまうだけだった。
大きな声も出せない、自分でびっくりするから。
社会人デビューしてあれこれあって、吾輩おかしいなと。
なんか変じゃないか、ということで調べて出てきたのが
でん
『HSP』
サイトとか本を読んでみると症状というのか状態というのか、
内容というのか、わりかしドンピシャで驚いた。
だからといって、人に言える程図太い神経を持ち合わせていない。
言ったらどんな反応をされるか、そしてどういう対応をとってもらいたいという要望もない。
別に『HSP』を免罪符にしたいわけでもなく、
ただ、なぜ自分はこういう状態なのかと言うのを自分で納得したかった。
『ちょ、まっ、何か俺だけダメージでかくない!?気のせい!?」を脱却しかったのだ。
HSPは結構人によって症状が違ったりするそうな
例えば大きな音は大丈夫だけれど、まぶしい光は極端にダメとか。
だから、ここからは僕自身に思い当たる、悩んでいる症状に対して書いていこうと思う。
正直HSPについて考えてみたり、こうやって書いてみると
皆多かれ少なかれ、あてはまることがあって、みんな生きづらいのに必死に耐えて生きているんだろうなぁなんて思いもする。
まぁけれど、ここは僕の日頃の自分の状態について悩んでいることをHSPにかこつけて書いてみようということである。
ああああんた見ないでよ、おちおち足し算もできやしないじゃない!!
人の視線を感じたり、作業を見守られていると
頭の中が真っ白になって極端にパフォーマンスが落ちる。
パニックになるため、
単純な計算すらできなくなる。
24+12=
36-8=
見られている限り、見られていると僕が感じ続ける限り、半永久的に答えがでない。
かわりに、「ふしゅう、ふしゅう」と嫌な汗が噴き出てくるのだ。
上司とか仕事を教えてくれる人が見ていると
「なんかコイツ、一人でパニックってヤバいやつなんじゃ、仕えないやつなんじゃ」という展開にもなりやすい。
けれども人の視線がなければ頭がフル回転して、様々な効率を考えながら作業に没頭して、自分のプラン通りに事が進むと大変心地よい一種のフロー状態に達する。
上司や教育担当からは
「仕事に波があるやつだな、仕事が出来るのか出来ないのかわからんやつ」
という評価を受ける。
見られているだけで、
見ている相手は僕を見てどう思っているのか、というネガティブな分析が同時多発的に進行するものだから、
ワーキングメモリーが圧迫されて作業どころではなくなってしまう。
更に更に
1回パニックになると、ほとんどの確率でその日はもうダメな日になってしまう。
朝パニックになったとすると、ワーキングメモリーがパンパンで仕事どころではないのに、仕事をしていて、ミスをし、更に視線が気になりの悪循環に陥る。
『HSP』で人の視線が苦手なのか、それともただの無能なのかわからなくなる。
もちろん、パニック続きの一日は、
『他の人に比べ自分はなんて愚かで無能なのだろうか』という思考が夢の中まで続く。
『HSP』が原因であれ『ただの無能』が原因であれ、
そういう日はいつもより、自分の存在価値を酷く疑ってしまう。
もちろんうまい事いった仕事もある。
覚えるのに3カ月1人前になるのに半年かかると言われていた仕事があるのだが、
教育があらかた終わり、一人で作業を任せてもらった。
すると、僕は半年で3年働いている人よりも実績を上げ、1年で10年働いている人の数字を抜かした。
落ち込んだ日には、そういううまくいったことを考えるようにしたり、
ひたすらぼーっと内容なんてないような(天才的な発想による至高のダジャレ)アニメを見て、脳の緊張を解くようにしている。
適職なるものがあるんでしょうね。
辛かったら、転職という選択もあるけど、
中々難しいから悩むし、大変だ、皆さん。
ああああああんたが考えている事とか感情とかお見通しなんだからねっ!
これもHSPあるあるらしい。
様々な事に気づくから、割と相手の感情の機微が伝わってきて、疲れてしまう。
面白いくらいに相手のちょっとした表情の変化や声色の変化を見逃さない。
もはやこれに至っては僕の観察力とかそういった類のものではなく、人知を超えた何かがある。
AIが人の顔を認識して都合のいいように修正してくれるカメラみたいな、オートマチックな何かを生まれた時に埋め込まれたのだと思う。
そのくらい感度の良いセンサーが備わっている自負がある。
思考や分析よりも反射的に相手の感情の変化がわかったりするが、感度が良いあまり、誤情報を入力されることもある。
例えば
その場にいるある人が眠いだけなのに、急に視線が動かなくなり、言葉数が少なるときなのだ。
僕の頭の中は
「瞬きの数が減ってきた、なんだか眠たそうにも見える、けれどさっきA子さんが解釈次第では割と失礼になりそうなことを言っていた、どっちだろう、でもこの人は割とマイペースなところもあるから眠い可能性が高い、いやでも、前回も同じようなシーンがあった、その際もちょっと失礼になりそうなことを言われていた、どっちだ」となる。
そんな時は、わざと話しかける回数を増やして探る。
勿論探るときも自分が失礼な発言をしていたわけでないのに、ビビっている。
ついでに言うと感情的な人との話し合いは、頭が真っ白になり、本来だったら考えていることや言いたいことがあっても、何も言えなくなる。
「言いたいことあるなら黙ってないでいいなよ」
と言われても、もう頭の中はゲレンデなのだ。
僕のセンサーがその場にいる人間全員の感情を無意識に収集するものだから人ゴミも大変だ。
人の顔色ばかり窺っていると疲れてしまうけれど、
そういう生き方しかできない環境にいたりすると、
どうしても止まらんよな。
誰かの負の感情って鳥肌が立つほど怖い。
ま、まちなさいよ、今日だって昨日だって調子が悪いんだから、まちなさいよ!
これだけ感受性が豊かというか人からの影響を受けやすい性質を持っていると、外敵要因によって自分のメンタルの調子や脳のパフォーマンスが一定になりにくい。
そんな僕は日課としてとりあえず有酸素運動などを取り入れて、ストレスに対して耐性を持った脳作りに励んでる。
(少し効果あり、プラシーボかもしれんが)
僕は今までなぜ、人よりもパフォーマンスが一定にならないのか何年も考えた。
すると、外の刺激に弱いからだという考えに至ったのだ。
それでも自分を責めてしまう。
そうでない人間に羨望の眼差しを向けてしまう。
勝手にコイツらは恵まれているな、なんて拗ねてしまう。
まぁでも、ある程度こうやって生きるしかないというあきらめと、できる対策を地道に続けていくのが現実的なのだと思う。(ふざけんな、タダで強メンタルよこせ、ぼけぇ、親の金で留学すんな羨ましい)
これに対してもウダウダしてしまうよなぁ。
いや、自分が雑魚いだけなのでは、言い訳なのでは、なんて。
それも考えてしまうんだよなぁ。
べ、別に泣いてんかないわよ、やめてくれる!?そそそそういう自分勝手な決めつけ!
簡単に深い感動を受ける。
親子が満面の笑みでを浮かべて映る写真とか、
ただ、晴れていて人々が楽しそうに往来を歩いていたりとか、
小説を読んだり、音楽を聴いたりすると
すぐに感動して泣く。
世界そのものを祝福したい強い気持ちがわいてくる。
これは『HSP』のメリット的な側面だ。珍しいこともあるものだ。
(もっとメリットとかポジティブな能力よこせバーカバーカ、これじゃHSPなり損じゃないか、
仮に10人くらいの男達にボコボコにされたあとに、500円玉見つけても幸せにはならんだろうが、バーカバーカ)
まとめ
僕は自分の『HSP』的な症状に苦しんでいるし、苦しんできた。
大抵の日々は辛いし、人の感情はとても怖い。
毎日生きにくくてしょうがない。
未だに折り合いをつけて生きていくことができない。
HSPを抱えた他の人たちもそうなのだろうか。
同じような人がいることで安心することって結構あると思う。
寒い時は1個よりも2個ホッカイロをもっていった方が、朝は優しくなってくれる。
生きずらい僕から、生きずらい雑魚どもに、1個ずつホッカイロでも配ろう。
寒かったら取りに来るように。
少なくともこの世界の端っこは、貴方たちのためにこの僕様が作っておいた。