読書の記録(31)『もりあがれ! タイダーン ヨシタケシンスケ対談集』 ヨシタケシンスケ 白泉社
手にしたきっかけ
ヨシタケシンスケさんの本というだけで、読みたくなる。
見返しのオープニングテーマを読んだら、曲が浮かんでくる感じがした。
対談相手がめっちゃ豪華!(糸井重里/かこさとし/岸本佐和子/クリハラタカシ/坂崎千春/柴田元春/junaida/鈴木のりたけ/ブレイディみかこ/穂村弘)
かこさとしさんとも対談されていたなんて!
ヨシタケシンスケさんがどんな話をするのか、どんな話が引き出されるのか読んでみたい!と思った。
心に残ったところ
学校図書館の司書の仕事をするようになって、絵本を読むようになった。私が子どものころ好きだった本意外にも、様々なジャンルの本があることを知った。
最近面白いと思って読んでいるのは、科学の絵本。何かができるまでの過程を追ったものや、ものの仕組みや見えないところの仕組みを、わかりやすく説明してくれているもの。
たとえば『すいどう』みたいな。
断面図や俯瞰図で見せてくれるのは。絵本ならではだと思う。写真だと全景が入らなかったり、細かいものたくさんあって情報がごちゃごちゃしてしまう。絵本だと必要な情報を上手にわかりやすく伝えてくれる。
『働く車』や『ものの図鑑』などの本は、大人になってからじっくり読んで、面白いなあと思うようになった。私は子どもの頃、あまり図鑑を読まない子だった。幼い頃を振り返ってみても、『読み聞かせ』してもらった本はいわゆる『お話』の本がメインだったと思う。
読み進めていくうちに、モリナガ・ヨウさんとの対談になった。あれ?なんか最近モリナガ・ヨウさんの絵を見た気がすると思っていたら、『巨大おけを絶やすな!日本の食文化を未来へつなぐ』の絵もそうだった!この本も面白かった。絵の中に人間が描かれていて、樽の大きさを具体的に感じることができた。
広げると2m60cmになるという、『パタパタえほん ぐる~りすいぞくかん』 モリナガ・ヨウ作 ホルプ出版 もぜひ読んでみたい。これを読んでから水族館へ行ったら、また見える景色が変わりそう。
まとめ
鈴木のりたけさんとの対談で、上のようにおっしゃっていて、わかる~と思った。私は自分が子どもの頃、大人になってから(自分の子どもと)、学校図書館司書になってから、と3回も出会っている。なんて幸運なんだろう。
大人向けの本も面白いけれど、大人が本気で描いている子ども向けの本もすごく面白い。隅々まで何度でも眺めてしまう。
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