マガジンのカバー画像

何度も読み返したい

6
運営しているクリエイター

記事一覧

第四章 勘違いのコミュニケーション

第四章 勘違いのコミュニケーション

僕たちは生きている中で自分の言葉が相手に通じない経験をたくさんする。それはそこに「ズレ」があるからだ。しかし、ズレに気づきながらも、それを深堀りすることはほとんどない。僕はそのズレは、世の中をみる解像度が違うことで生じると思っていた。でもそうではなかった。

細谷さんの『具体と抽象』を読んで、通じなさを生むのは、解像度ではなく抽象度だと気づいた。
今回、細谷さんと対談を通して「ズレ」についての深堀

もっとみる
第三章 会話がもたらす孤独

第三章 会話がもたらす孤独

僕たちは生きている中で自分の言葉が相手に通じない経験をたくさんする。それはそこに「ズレ」があるからだ。しかし、ズレに気づきながらも、それを深堀りすることはほとんどない。僕はそのズレは、世の中をみる解像度が違うことで生じると思っていた。でもそうではなかった。

細谷さんの『具体と抽象』を読んで、通じなさを生むのは、解像度ではなく抽象度だと気づいた。
今回、細谷さんと対談を通して「ズレ」についての深堀

もっとみる
第二章 自由度は抽象度

第二章 自由度は抽象度

 僕たちは生きている中で自分の言葉が相手に通じない経験をたくさんする。それはそこに「ズレ」があるからだ。しかし、ズレに気づきながらも、それを深堀りすることはほとんどない。僕はそのズレは、世の中をみる解像度が違うことで生じると思っていた。でもそうではなかった。

細谷さんの『具体と抽象』を読んで、通じなさを生むのは、解像度ではなく抽象度だと気づいた。
今回、細谷さんと対談を通して「ズレ」についての深

もっとみる
第一章 「言葉」という砂上の楼閣

第一章 「言葉」という砂上の楼閣

 僕の話を聞いてよくわかるという人と全くわからないという人がいる。同じ話をして、なぜそのような反応が起きるのか? 聞く人の知性の問題だろうか?僕の話し方の問題だろうか?
 世の中を見る解像度が違う人とは話が通じにくい、と僕は考えていた。そんな時に、細谷さんの『具体と抽象』を読んで、僕は膝を打った。抽象度のズレが通じなさを生んでいる。
 さらに運がいいことに、『具体と抽象』の担当編集者が、僕がこの本

もっとみる
よくも悪くも人は「エピソード」から逃れられない | 平野啓一郎さん 『透明な迷宮』

よくも悪くも人は「エピソード」から逃れられない | 平野啓一郎さん 『透明な迷宮』

ときたま、昔付き合っていた女性のことを無性に想い返すことがある。

最後に会ったのはもう10年前。今はお互いに連絡先を知らないので、会うことはもう二度とないだろう。

それでも、「元気かな」「もう結婚して、子供もいるのかな」「今でも、伊坂幸太郎さんの小説を熱心に読んでたりするのかな」なんて考えたりする。神様の気まぐれで運命的再会が発生しないものかと願ってしまう時もある。そんな時、山崎まさよしの『O

もっとみる
僕のやってきた失敗したサービスについてのまとめ

僕のやってきた失敗したサービスについてのまとめ

19歳、まだインターネット黎明期の2000年くらいから、本格的にインターネットサービスを作り始めて来ましたが、非常に多くの失敗をしてきました。

失敗したものって目立たないので、あんまりデータとして残っていません。

基本的に、僕は失敗しないほうがいいと思っているタイプです。うまくいかないパターンを潰した、という失敗はいいと思うんですけど、多くの場合、思考が深くなりきれなかった、やるべきことをやり

もっとみる