クラシックの敷居は低い 3 〜耳に残るは君の歌声

「日本ではクラシックはよく敷居が高いと言われます。
ですが、実際には全然そんなことはありません。
僕がYouTubeにアップした動画から、わかりやすい日本語訳と共に、毎回お届け致します。」

“耳に残るは君の歌声”は
ビゼー作曲のオペラ《真珠採り》
で歌われるアリアです。

このオペラは、
真珠採りを生業とする
未開時代のセイロン島を舞台に、
尼僧レイラ、漁夫ナディール、首領ズルガ
の三角関係を描いた悲劇です。

長い旅から故郷に
帰ってきたナディールは、
かつて愛したレイラとの
懐かしい思い出や、
彼女への深い愛情を、
切々と歌います。

日本語訳を読んでから
聴いてみて下さい🤗

愛する女性への
忘れられない想いを
肌感覚で歌い上げる
愛の歌です。

〈日本語訳〉
僕はヤシの木々のもとに身をひそめ 再び聴くだろう
優しく森鳩の歌のように
よく響く彼女の声を
おお魅惑的な夜
素晴らしい恍惚…
おお素晴らしい思い出
狂気の陶酔
心地よい夢よ!

星の光の中
僕は再び彼女を見るだろう
夜の生暖かい風に
彼女の長いヴェールが少し開いて
おお魅惑的な夜
素晴らしい恍惚…
おお素晴らしい思い出
狂気の陶酔
心地よい夢よ!
(フランス語→日本語訳:本岩孝之)

「歌詞を読めばわかるように、堅苦しい内容ではありません。
むしろ誰もが感じるような感情をシンプルに表現しています。
元来クラシック音楽は、気持ち良く楽しいものだからこそ、長く愛好されているのだと思います。
敷居はむしろ低いのです。
このような動画配信をこれからも続けます。
なぜならば、クラシック音楽の素晴らしさをより多くの方々に楽しんでいただきたいと、心から願っているからです。」

耳に残るは君の歌声
オペラ《真珠採り》より ビゼー作曲
テノール:本岩孝之
ピアノ:御園生瞳
Je crois entendre encore
《Les Pêcheurs de perles》Bizet
Ten:Motoiwa takayuki
Pf:Misonou Hitomi

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