![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161639893/rectangle_large_type_2_009b835a6929041a52de5af6e2876779.png?width=1200)
【決定版】マーケティング初心者向け おすすめ書籍8選
「マーケティング初心者なのですが、お勧め本を教えてください」
頻繁に聞かれるこちらの質問に対し、自信を持って応えられる様に、この3か月間、多くの人が勧めているマーケティング本を一通り読みました。
そして、私なりに選んだ8冊を以下にご紹介させて頂きます。その際、以下の3つのカテゴリーに分けて記載します。
マーケティングを学んだことのない本当の初心者
企業や組織でB to Cマーケティングを実務として担当している初心者
スモールビジネス経営でマーケティングの必要性を感じている経営者
■マーケティングを学んだことのない本当の初心者向けお薦め3冊
1.100円のコーラを1,000円で売る方法
▶おすすめポイント:まず、ストーリー仕立てになっておりスラスラ読み進められる点。事業の定義、バリュープロポジション等の上流工程から、 チャネル戦略、価格戦略、コミュニケーション戦略等の下流工程までバランスよく網羅されており、一連の流れが把握できます。問題提起、答えを示唆する体験、上司による種明かしという構成が各章にわたり貫かれていることで、 読者が一緒に考え、深く理解できる工夫がなされています。戦略を説明する為のおまけ的なストーリーではなく、純粋に物語として楽しめる点が秀逸です。
![](https://assets.st-note.com/img/1731450349-3rNluSdDMgnJk05h9vRLHT7m.jpg?width=1200)
2.ドリルを売るには穴を売れ
▶おすすめポイント:「ドリルを売るには穴を売れ」という表現は、今やベネフィットを説明する際の定番。マーケティング学者セオドア・レビット氏が論文「マーケティング発想法」(1986年)で紹介したのが最初と言われています。本書も、ストーリー仕立てで読みやすく初学者にお薦め。セグメンテーション、ターゲティング、価値構造、差別化、4P等、最重要の項目に絞って解説しています。ただし、ストーリーの作り込みに関しては、「100円のコーラを1,000円で売る方法」に軍配が上がります。
![](https://assets.st-note.com/img/1731451221-bUDzQOwhN04xTCMvlJWEIjoB.jpg?width=1200)
3.小さな会社の売れる仕組み
▶おすすめポイント:「小さな会社でも成果を出せる売れる仕組みを、日本一やさしく解説する」と謳っている通り、個人事業主や中小企業経営者をターゲットにした本ですが、難しいカタカナ語を極力使わずに、マーケティングの基本骨格を解説した良書として、こちらのコーナーで紹介させて頂きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731452648-ePg1GuEi8cDKa4nwQA2RvsUM.jpg?width=1200)
■企業や組織でB to Cマーケティングを実務として担当している初心者向けお薦め3冊
1.USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
▶おすすめポイント:私がリサーチした中でも、最も多くの人が推薦していたのが本書。消費者視点の重要性を中核に据え、戦術の前に戦略、戦略の前に目的という基本構造を丁寧に解説した1冊。USJで実際に成果を出した、具体的な戦略・戦術を学べるという点でも価値があります。ただし、本当のマーケティング初心者には抽象度が高く、ハードルが髙いとの印象を持ちました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731452861-NfA6i4cC1893IqWjX5Jxur2w.jpg?width=1200)
2.マーケティングを学んだけど、どう使えば良いかわからない人へ
▶おすすめポイント:日々、新たな理論、ツール、バズワードが生まれるマーケティングの世界。ともすると学ぶのに必死で、学ぶことが目的化してしまいマーケティングの樹海に迷い込んでしまう。そんなマーケティング実務者向けに、再度、押さえるべき基本を整理・提示した1冊。常にマーケティングマインドを磨き続ける著者の姿勢にも共感できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1731453508-Op5rw9sKM8NCvUZR3Ynk2uBg.jpg?width=1200)
3.決定版 戦略プロフェッショナル
▶おすすめポイント:なんといっても圧倒的なリアリティ。著者の実体験で得た学びをストーリー仕立てで紹介した1冊。戦略プロフェッショナルとしての必要な知識、スキルに加えマインドセットも学べます。かなり重厚な内容で、さくさく読める本ではないですが、逆にストーリーにしてあることで、この内容を理解できるという点でお薦めです。
![](https://assets.st-note.com/img/1731453845-VA9iPnTt1qoYrelW8COJaBIf.jpg?width=1200)
■スモールビジネス経営でマーケティングの必要性を感じている経営者向けお薦め2冊
1.スモールビジネスの教科書
▶おすすめポイント:大企業向けであれば、より大きな市場、成長性の高い市場を見つけて、そこで勝てる戦略を立てなさいとなるのですが、スモールビジネスでそれをやっては自殺行為。逆に、多くの人が目をつけない、派手さはないけれど、堅実に儲かる領域にフォーカスすべしという極めて実利的な戦略を説いた1冊です。
![](https://assets.st-note.com/img/1731454214-CNI8T5c4PmxiASoHF7agMsZW.jpg?width=1200)
2.ランチェスター戦略 弱者逆転の法則
▶おすすめポイント:ランチェスター戦略という名称が仰々しく、難解な印象を与えがちですが、内容は極めてシンプル。弱者(小さな企業)は、リソースを一点集中し、小さな市場でNo.1を目指しなさい。格上の敵とは戦わず、格下の敵を着実に潰しなさいと指南。事例も豊富なので、中小企業経営者のバイブルと呼ぶに相応しい1冊です。
![](https://assets.st-note.com/img/1731454394-t8iNMWV6PUf7LIZc3nbODv0x.jpg?width=1200)
■動画版は、こちら。
いいなと思ったら応援しよう!
![マルセロ| 事業プロデューサー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110569032/profile_585cc8bcf28b898f1f4842434f22f780.png?width=600&crop=1:1,smart)