受け入れるとは?〜新しい教育を創る〜
最近、子どもたちを「受け容れる」という表現を使うこと、聞くこと、見ることが多いです。
自分自身も「受け入れよう」と思っています。
子どもに限らず、人間関係の中でそのような態度・姿勢が求められているのかもしれません。
言葉では「受け容れる」、と簡単に言うことはできますが、実際はとても難しいです。
受け入れたつもりでも、相手が「否定された」と感じれば、受け入れたことにはなりません。
だからこそ「受け容れる」という言葉を深く掘り下げてみたいと思います。
みなさんは、身近な人を「受け入れよう」としたことがありますか?
「受け入れた」ときと「受け入れなかった」ときの違いはどうでしたか?
1.「受け容れる」の反対は?
「受け容れる」の反対は「否定すること」。
話を聞いて、受け容れたつもりになることがあります。
例えば、学校に行かなくなった子どもがいたとします。
一通り、その子の心を理解しようと話を聞きます。
・どうして行けないのか?
・どうしたいのか?
・学校で何があったのか?
などなど。
聞けば、それなりの理由があることがわかります。
それでその子の思いはなんとなくわかります。
ただ、ついつい話を聞いた後に、
「でもね…」
「やっぱり…」
と自分の考えを伝えたくなってしまいます。
問題を解決できるようなアドバイスを言いたくなります。
しかし、このような言葉や態度が、結果として「否定している」ということになります。
本人の言葉自体は否定していませんが、本人の状態を否定しているからです。
「受け容れる」とは、言葉も状態もすべて否定しないことです。
2.「受け容れる」とは?
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