蔵前いいところ、ふたり旅
ちょっと前に、友達と浅草を散歩していて
蔵前にたどりついた。
街の雰囲気にふたりともテンションがあがって
これは蔵前を散策する日を作ろう!ということになった。
ゲストハウスを予約して、平日に有給を取って
カフェとかセレクトショップとか行きたいお店を
やり尽くそうと約束した。
1ヶ月くらい、行きたいお店をお互い共有し合って
気持ちを高めて準備万端。
そんな、平日の大人旅。
朝、集合場所は馬喰横山駅。
朝活しようと約束していたので、朝9時集合。
アイスクリームもあって美味しそうだったけど
ここはカフェラテにしておく。朝ごはんがあるから。
友達と合流して、打ち合わせをした。
今日の蔵前旅は本気なのだ。
カフェラテを飲んで、準備運動は終わった。
ホテルの朝ごはんを食べに行く。
abnoというお店。
ホテルの1階はギャラリーみたいになっていて
作品が飾られていた。
ここのたまごクロワッサンをずっと食べてみたくて
チェックしていた。
席はちょっと隠れ家みたいなところにした。
飲み物を選ぶとき、
「カスカラティー」「チョコモンキーティー」という
さっぱり想像できない飲み物があって
友達となにが来るかわからないやつにしよう!と言って
この2つを注文した。
わたしはチョコモンキーティー。
ルイボスティーの一種らしくて甘くて美味しかった。
腹ごしらえも終わって、蔵前の方面へ歩き出す。
歩いていると、美味しそうなジェラートがあって
わたしはふらふらと吸い寄せられる。
友達は、この後の予定があるんだからと
言って私を止めようとしてジェラートを見た。
「ダブル頼む?」
ジェラートを2人でつつきながらまたお散歩。
今日の狙いはココ。
文房具屋さんで自分だけのオリジナルノートを作れる。
表紙を選んで、中の紙も質感から自分だけのノートを選ぶ。
選び終わると、お店の人が留め具や刻印など、どうしたいか聞いてくれて、わたしだけのノートを作ってくれる。
留め具の色を決めたあと、
心の中で、やっぱりあの色がよかったかなと
ちょっと悩んでいるとわたしの様子を察した店員さんが
変えてもいいですよと言ってくれた。
こういう店員さんと出会うと、お店が好きになる。
出来上がったのがこちら。
わたしは左利きなので、留め具も左にした。
オーダーメイドのいいところ。左利きにも優しい。
本当は、出来上がりまで1〜2時間あったので
結わえる、のランチを食べにいった。
結わえるは、寝かせ玄米が食べられる
お腹に優しいお店。
この日わたしは50㎜の単焦点レンズを持っていったので
カフェだとピントが合わなくて上半身をそらして
ピントを合わせるのに必死だった。
ごはんのピントはちょっと合ってない。
結わえるでは、いろんなものを売っていた。
ノートが出来上がるまで、合羽橋へお散歩。
スキマというレザーのお店に行った。
キーケースを変えたいなと思っていたけど
なかなかいいのがなくて5年くらい同じものを使っていた。
このお店でときめくキーケースに出会った。
ギョーザみたいなキーケース。
レザーを使い込むとツヤが出て柔らかくなるらしい。
色の変化が大きい色にした。
店員さんがキーケースを包んだ袋をくれて、
わたしはドキドキした。
幸せにしてあげようと思った。
これから毎日一緒に家に帰るんだから。
そろそろ日が暮れてきた。
夜ごはんは、貝ラーメン。
ゲストハウスの近くにあったこの店は、
百名店らしい。
あさりの酒蒸しを飲んでいるみたい。
ごくごく飲んで食べて、大満足だった。
このラーメンと同じ味を食べたことがないから
食べたくなってまた来るかも。
泊まったゲストハウスは、FOCUS KURAMAE。
この宿にした理由はふたつあって、
ひとつはカメラの貸出しをしていることと、
もうひとつは夜パフェが食べられること!
友達はカメラを持ってないけど、
一緒にカメラを持って散歩したいと言ってくれて
ふたりでカメラ散歩をしたかった。
カメラ触るの怖い!と言っていた友達が
一日の終わりには、なにかあると自然にカメラを取り出して
シャッターを切っていてなんだか心の奥がほくほくした。
夜パフェを食べながら、旅を振り返って
半分寝ながらシャワーを浴びた。
夜、カメラを触っていろんな話をして、
知らない間に2人とも寝落ちしてしまった。
次の日の朝、チェックアウトをして
最後の目的地へ。
馬喰横山にある、お店。
土曜日しかやってない。
いつかここでもときめくなにかに出会う気がして
たまに行く。
24時間の旅を終えて、駅で友達とバイバイした。
わたしは、一泊分の荷物を抱えて帰る。
いつもの家に、着いて取り出した新しいキーケース。
ようこそ、ここがわたしのおうち。