もーしぇんれん

2000年にふとした思いつきで初度台以降、子供の誕生などで行けない年もありつつ家族でだいたい年に1度のペースで台湾に行っていました。コロナ禍を経て2023年は2回のひとり旅。ぐるっと台湾一周して、どこも最高だけど高雄、台南、台東が特にお気に入り。食べることばかり考えています。

もーしぇんれん

2000年にふとした思いつきで初度台以降、子供の誕生などで行けない年もありつつ家族でだいたい年に1度のペースで台湾に行っていました。コロナ禍を経て2023年は2回のひとり旅。ぐるっと台湾一周して、どこも最高だけど高雄、台南、台東が特にお気に入り。食べることばかり考えています。

マガジン

  • 20回目の台湾旅 2024/09 ~飲み友達と3人旅~

    2024年9月。2000年から24年間こつこつ通って20回目の台湾は、初めての友人連れの旅でした。 かたや香港電影迷、かたやリドスコおたくの、大学時代からの飲み友達。 台湾ビールを方々で飲みながら、よき風景を訪ねて台北・高雄・台南をちょっと忙しく渡り歩く、4泊5日の旅の記録です。

  • 19回目の台湾旅 2023/09

    2023年9月。6月の渡航からわずか3ヶ月ちょっと。楊德昌(エドワード・ヤン)の回顧展「一一重構:楊德昌」 をどうしても観たくて、タイガーエア台湾のセールを利用してまた台湾に来てしまいました。これが19回目の台湾。羽田空港泊早朝便、帰国は深夜便で中3日の旅の記録です。インスタの投稿していたものに加筆して写真の追加を行なっています。

  • 18回目の台湾旅 2023/06

    2000年からだいたい年に一度、家族で台湾に渡航していました。コロナのブランクを経て4年ぶりの台湾。4泊5日、初めての台湾ひとり旅です。 インスタに投稿していた記事に加筆して、写真も大幅に追加しています。

  • 台湾旅行 基礎の基礎

    友人に台湾のおすすめを紹介する為の覚え書き

最近の記事

1日目。錦州街「鮮定味生猛海鮮」で熱炒料理と18天。(20回目の台湾旅2024/09)

チェックインして荷物を置いたあとは、さっそく飲みにくりだします。 今回の旅のメンバーはいつもの飲み友達なので、「台湾で飲む」というのがテーマのひとつです。 台湾はお酒を飲まない人も多く(日本以上に遺伝的にアルコール代謝が弱い人が多いとも聞く)、以前は飲酒文化は特定の場面のものといった印象だったのですが、最近はずいぶん拡がりを見せているようにも感じます。 わたしにとってはそうした飲酒文化の変遷を辿っていくのも旅の楽しみなのです。 ということでホテルから10分ちょっと、ほどよく

    • 1日目。台北のホテル「長弘時尚旅店」。(20回目の台湾旅2024/09)

      今回は友人たちとの旅行なので、ホテルは経済的ながらもバス(もしくはシャワーのみ)・トイレ付きの個室を選びました。 1泊目はMRT中山駅から歩いて10分ちょっとの「長弘時尚旅店」に。 林森公園を通って、欣欣百貨(シンシンデパート)から一本裏手にあります。 7月に予約した時点では長「富」時尚旅店だったんだけど、途中で名前が変わってオーナーチェンジでもしたかな? 3階にフロントがあって、昭和かよ?というくらいの暗くてあやしい雰囲気に、ちょっとぎょっとしたけれど、フロントのお兄さん

      • 1日目。茨城空港から桃園国際空港へ。(20回目の台湾旅2024/09 )

        2024年9月。 前回の台湾旅行からはや1年。 5月にタイガーエア台湾のセールで手に入れた航空券で台湾に向かいます。 今回は通算20回目の台湾旅行。 24年間こつこつと訪ね続けた台湾。 その年その年のわずか数日間、ひとつの国の歴史の断片を目撃し、経験し、わたし自身の時間の流れに組み入れていくこと。 未知の国にも旅をしたいけど、ひとつの国に通い続けることの面白さというものがそこにはあります。 今回の出発地は去年の6月以来の茨城空港。 東京駅から出る1日1便のバスで1時間20分

        • 3日目。桃園空港。旅の終わり。(19回目の台湾旅2023/09)

          いよいよラストです。 0時発の飛行機に乗るため桃園空港へ。 ちょっと早めに空港に着いてしまい、どうしようかとふらふら。 第1ターミナルはLCC用ということもあり、ちょっと地味な感じなのです。 そこでああ、そういえばと思い出し、わたしがふだん使っているクレジットカードでつい最近無料で利用できるようになったラウンジに寄ってみました。 入ってみると食事もしっかりできるようになっていて、これはこれはという感じでしたが、「阿城鵝肉」の後ではち切れんばかりのお腹だったので断念。 し

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        • 20回目の台湾旅 2024/09 ~飲み友達と3人旅~
          3本
        • 19回目の台湾旅 2023/09
          26本
        • 18回目の台湾旅 2023/06
          24本
        • 台湾旅行 基礎の基礎
          6本
        • 台南
          6本

        記事

          今回泊まった台北「NYS ロフト ホテル」。(19回目の台湾旅2023/09)

          今回は6月の旅以上に節約旅だったので、ホテルは快適さ、便利さをある程度確保しながらもできるだけ安いところ、という基準で選びました。 そうするとやはり個室でシャワー、トイレ共同という条件が視野に入ってきます。 結果、今回選んだのは「NYS ロフト ホテル(NYS LOFT HOTEL 南陽街壹號旅店)」というところ。 場所は台北駅目の前にある「シーザーパークホテル(台北凱撒大飯店)」のすぐ裏、大手生命保険会社が入ったビルの3、4階という、便利と言えばこれ以上ない便利な場所です。

          今回泊まった台北「NYS ロフト ホテル」。(19回目の台湾旅2023/09)

          3日目。台北。中秋節の様子。(19回目の台湾旅2023/09)

          食事を終え、中山站に向かって歩く途中の路上。 みな立ち止まって空に向かってカメラを向けている。 なんだろうと振り返ると… 中秋節の満月! 台湾のこういうところが好き。

          3日目。台北。中秋節の様子。(19回目の台湾旅2023/09)

          3日目。台北。3ヶ月ぶりの「阿城鵝肉」。(19回目の台湾旅2023/09)

          帰国前最後の晩ごはんは6月にも来た「阿城鵝肉」へ。 あいかわらず本店はテイクアウト専門のままだったので通り向かいの二店へ。 前回同様の鵝肉(ガチョウ肉)と18天、炒青菜(今回は地瓜葉=さつまいもの葉っぱ)に加え、他のものも食べてみたくて黃金筍と香辣臭豆腐も頼んでみました。 昼食を控えめにしたので大丈夫だろうと思ったものの、ここもひとりご飯には一品の量が多いので、見た目以上にがっつりで最後の方はかなり苦しい状態に。 でもよくよく考えると超円安にもかかわらず、鵝肉が220元

          3日目。台北。3ヶ月ぶりの「阿城鵝肉」。(19回目の台湾旅2023/09)

          3日目。台北市立美術館でふたたびの「一一重構:楊德昌」。(19回目の台湾旅2023/09)

          迪化街をあとにして、YouBikeでふたたび台北市立美術館へ。 「一一重構:楊德昌」に再訪しました。 この日は金曜日でしたが実は中秋節で台湾は休日。 そのため会場はけっこうな人手だったのですが、10代から20代くらいの若いひとたちがとても多くて、驚くと共に感動しました。 彼の遺作である「ヤンヤン 夏の想い出」は2000年の作品。 その時点で生まれてすらいないひとたちも多いわけで、没後も彼の作品が生き続けている証を見た気がして泣けました。 展覧会の終わりには、張震、濱口竜介

          3日目。台北市立美術館でふたたびの「一一重構:楊德昌」。(19回目の台湾旅2023/09)

          3日目。台北「迪化街古早味蚵嗲」。(19回目の台湾旅2023/09)

          お昼前に迪化街(dí huà jiē)をぶらぶら。 乾物や漢方、布地の問屋街としての歴史を誇る老街ですが、最近はむしろリノベされた歴史建築におしゃれなショップがひしめき合っている場所、という印象の方が強いです。 コロナ禍の間に、またずいぶん様変わりしていました。 ちょっと驚いたのは布地問屋と食料品店の集まる永楽市場で、ここの1階の食料品店エリアが、いつの間にかあちこち寿司屋だらけに。しかも結構な行列。 ちょっと食べてみたい気もしましたが、今回は見送って市場の外に出ると、

          3日目。台北「迪化街古早味蚵嗲」。(19回目の台湾旅2023/09)

          3日目。台北「國家攝影文化中心」。(19回目の台湾旅2023/09)

          朝ごはんのあとはホステルのすぐ近く、というか台北駅向かいの「國家攝影文化中心(guó jiā shè yǐng wén huà zhōng xīn)」へ。ここは2021年4月にオープンした、台湾の写真と映像資産を修復・保存し、展示する施設です。この建物はもともと日本統治時代の1937年に建てられた「大阪商船株式会社台北支店」でした。 戦後国民党政府に接収され、政府の施設として使用されていたところを近年になって古蹟指定、増築のために失われていた本来の姿に修復し、新たな役目を与

          3日目。台北「國家攝影文化中心」。(19回目の台湾旅2023/09)

          3日目。台北「雙連豆漿」。懐かしの早餐店。(19回目の台湾旅2023/09)

          3日目。帰国日ですが、日を跨いだ0時過ぎの便に乗るため、まだたっぷり1日あります。 この日の朝食はMRT雙連駅と民權西路駅の間にある「雙連豆漿(shuāng lián dòu jiāng)」。 実はここ、2000年に初めて台湾に来た時に利用した店。その後も一度くらい寄ったことがあるような記憶がありますが、なんにせよ非常に久しぶりです。 かなり年季の入った建物ですが、この印象は初めて来た時と変わりません。またお店を切り盛りするご夫婦(たぶん)も20数年ぶん年齢を重ねていても

          3日目。台北「雙連豆漿」。懐かしの早餐店。(19回目の台湾旅2023/09)

          2日目。台北華西街觀光夜市の果物やさんで酔い覚まし。(19回目の台湾旅2023/09)

          艋舺青山宮からさらに足を進めると、そこはあやしくも楽しい華西街觀光夜市(huá xī jiē guān guāng yè shì)。 これまで何度も来た場所ですが、裏口から入るのは初めて。場末感のある、なかなか趣深いゲートです。 龍山寺方面の、観光客にとっては表口となるあたりのギラギラした賑やかさと異なり、このあたりはのんびりしていて食事をするにもよさそう。 アーケード内部は昔と比べるとずいぶん明るくきれいになりましたが、横丁にはおじいさんたちが吸い込まれていくお茶屋さん

          2日目。台北華西街觀光夜市の果物やさんで酔い覚まし。(19回目の台湾旅2023/09)

          2日目。台北「艋舺青山宮」にご挨拶。(19回目の台湾旅2023/09)

          夕食を終え、くっちい腹をかかえて艋舺をさらに奥へ。通りの向こうに見えたランタンの光に誘われるがままに歩くと、そこは「艋舺青山宮(měng jiá qīng shān gōng)」。 清の統治時代1856年に建立された、青山王という将軍を祀る古蹟指定の廟でした。こぢんまりした入り口をくぐると予想外に奥行きのある、煌びやかな信仰空間が広がり、思わず息を飲みました。 界隈で耳に入る言葉は、いわゆる台湾華語ではなく圧倒的に台湾語で、それもまた心地よいです。 2010年の台湾映画

          2日目。台北「艋舺青山宮」にご挨拶。(19回目の台湾旅2023/09)

          2日目。台北萬華「海味豐台菜海鮮」で朝ごはん。(19回目の台湾旅2023/09)

          晩ごはんはMRT西門駅からぶらりと歩いて萬華(wàn huá)エリアの心臓部へ。 艋舺(台湾語でBáng-kah、華語だとměng jiá)とも呼ばれるこの辺りは台北という都市の始まりの地で、歴史ある下町として独特の雰囲気を今も残す場所です。 西門エリアの喧騒を離れ、人通りもまばらになり、なおもしばらく歩くと「海味豐台菜海鮮(hǎi wèi fēng tái cài hǎi xiān)」と書かれた看板が。 ここはいわゆる熱炒(rè chǎo)、居酒屋です。 あたりの静けさ

          2日目。台北萬華「海味豐台菜海鮮」で朝ごはん。(19回目の台湾旅2023/09)

          2日目。台北101「Kavalan概念店」でカバランウィスキーの有料試飲。(19回目の台湾旅2023/09)

          今回は楊德昌の展覧会のために無理して渡台したので、節約のため遠出はせず、台北近辺のみで過ごそうと決めていたのですが、ほんとうはちょっと足を伸ばして宜蘭に行き、台湾のウィスキー、「Kavalan(噶瑪蘭・カバラン)」の工場を見学したかったのです。 なのでせめて、と台北101にある概念店(コンセプトストア)に行ってみました。 ここではカバランの商品の販売だけでなく有料試飲もやっているため、お店の方に聞きながら好みに合いそうなものを2杯いただきました。 いい年した酒飲みなのにウィ

          2日目。台北101「Kavalan概念店」でカバランウィスキーの有料試飲。(19回目の台湾旅2023/09)

          2日目。台北「榕美樹館」で招牌榕豆花。(19回目の台湾旅2023/09)

          昼食後、中山界隈をぶらぶらしてたらあっという間におやつの時間。 MRT中山站をひと駅北に歩いて、雙連站近くの「榕美樹館(róng měi shù guǎn)」に伺いました。 ここはもともと現在地のすぐ裏手のビルの2階にあった「榕豆花」という隠れ家のようなお店が、2022年に路面店として拡大オープンして現在の店名になったようで、日本の雑誌含め内外で話題になっており、コロナ禍が落ち着いたらいつかきっと行きたいと思っていた店でした。 とりあえず初めてなのでお店おすすめの招牌榕豆

          2日目。台北「榕美樹館」で招牌榕豆花。(19回目の台湾旅2023/09)