1日目。錦州街「鮮定味生猛海鮮」で熱炒料理と18天。(20回目の台湾旅2024/09)
チェックインして荷物を置いたあとは、さっそく飲みにくりだします。
今回の旅のメンバーはいつもの飲み友達なので、「台湾で飲む」というのがテーマのひとつです。
台湾はお酒を飲まない人も多く(日本以上に遺伝的にアルコール代謝が弱い人が多いとも聞く)、以前は飲酒文化は特定の場面のものといった印象だったのですが、最近はずいぶん拡がりを見せているようにも感じます。
わたしにとってはそうした飲酒文化の変遷を辿っていくのも旅の楽しみなのです。
ということでホテルから10分ちょっと、ほどよく猥雑な林森北路をずいずい北に歩いて到着したのが、錦州街にある人気の熱炒店、「鮮定味生猛海鮮(xiān dìng wèi shēng měng hǎi xiān)」。
わたしがコロナ禍前に家族でよく行っていた「21号鵝肉海鮮」のすぐ隣にあって、以前から気になっていたお店です。
今回は友人のリクエストもあってこちらに初めて入ってみました。
通りに面してオープンエアな店内は、日曜の21時前ということもあり、ほどよい混み具合。
写真を撮り忘れましたが、メニューは記入式なので注文のハードルは高くありません。
むしろバラエティ豊富なメニューから何を食べるか選ぶのが大変(いちおう各国語に対応したメニューもあります)。
ビールは熱炒ならではの冷蔵庫から自分で取ってくるスタイルです。
まずは1年ぶりの18天台湾啤酒で友と乾杯。
いやー、やはり唯一無二のうまさ。
フレッシュで旅の疲れが一気に癒されます。
お通しの枝豆はちょっとスパイシーでいい感じです。
さて、頼んだ料理は、
・「蘆筍沙拉(lú sǔn shā lā)」アスパラガスのサラダ。茹でたアスパラガスをスプラウトの上に載っけて、だーっとかけられた台湾マヨネーズとチョコスプレーがめっちゃ台湾ぽい一品。わたしは台湾マヨネーズのあっさりした感じがかなり好きです。
・「蒜泥白肉(suàn ní bái ròu)」茹でた豚バラ肉に、にんにくソースがかかったビール&ごはん泥棒。
・「滑蛋蝦仁(huá dàn xiā rén)」海老と卵の炒めもの。新鮮なエビとふわふわの卵、そして絶妙な塩加減。
・「炒青菜(chǎo qīng cài)」青菜炒めは本日のおすすめから、日本では食べられないものということで地瓜葉(dì guā yè)=さつまいもの葉を。炒青菜は箸休めに欠かせないメニューであると同時に、ごまかしの効かないシンプルな料理であるがゆえに、その店の廚師の腕前もよくわかります。
・「薑絲大腸(jiāng sī dà cháng)」豚の大腸と生姜の細切りの炒め物。これは客家料理なのですが、ぎゅっとした酸っぱさと生姜の辛味と大腸の食感の取り合わせが最高で、わたしの大好物です。ここのは今まで食べてきた中でもかなり美味しかった。
・「魚香茄子(yú xiāng qié zi)」日本でいうところの麻婆茄子。本来四川料理ですが台湾風にアレンジされていて、葉にんにくと台湾バジルの風味が爽やかで、生唐辛子のストレートな辛さと好相性でした。
ひとり旅と違って、相方がいると色々食べられて幸せです。
料理は総じてレベルが高く、今回頼んだものは全て一品150元、この日のレートで675円くらい。
ビールの値段と総額をメモするの忘れてしまったけど、18天ひとり大瓶2、3本飲んで、割り勘で3千円ちょっとだったと思います。
そうそう、わたしは食べなかったけど熱炒は白飯無料のところが多くて、ここも大きいジャーで食べ放題でした。
友人は料理の残り汁をかけてわしわし食べてましたね。
なお、失礼かと思い写真は撮っていませんが、台湾ビールのユニフォームを着たすてきなビールガール(酒促小姐・jiǔ cù xiǎo jiě)がビール注いだりしてくれて、ちょくちょくお世話してくれました。
これも熱炒店ならではの伝統的な風景です。