ここあ
やっとこさ仕事が落ち着いてきた。
時間に余裕がないときは、やりたいことや後回しにしていることがあるのに“全然できないじゃん!”っと仕事中アホっ面で考えるのだが、
実際時間に余裕が出来ると、今までやりたかったことや後回しにしていたことを全くやらずにとりあえずHDDの貯まりまくっている録画を潰してグータラしてしまっている現実、、、!!!
(ちなみに今は“殴り愛、炎”観てるんだけどギャグすぎるw壮大なるコントw)
これぞ俺や!!!日常や!!!
結局、時間に余裕がなくても実際はやりたいことや後回しにしていることくらいはできたんだよな。きっと。
こうやって人生終わるまでにどんだけの時間を無駄にしていくのかな。はたまた本当に無駄な時間なのかな。
っというどこかの誰かのブログで書かれてそうなことをプロローグとして、本編へ。
(いや、待てよ?プロローグも本編では?)
10年以上前のとある日、職場で母お手製弁当を食べてしばらくしてからとんでもなくお腹が痛くなりトイレにこもっていた。(この弁当が原因かは謎)
こんなに長い時間職場のトイレから出られないことは初めてで(といっても体感的に長く感じたが、実際何分くらいこもっていたのだろ、、、)まだ若かった私は自席に戻りづらいなと思っていた。
やっとトイレから出られそうな雰囲気になり、トイレの水を流そうとした瞬間に便器に目をやるとそこには紛れもなく血が混ざっていた。
(血!?まさか重い病気とかじゃないよね、、、?どうしよう、怖い、、、。)
しかしボーッと便器ばかり見つめている暇はなく(なんせ仕事中)、ひとまず当時の係長(女)のところにまっすぐ行った。(もちろん物は流してからね!てへ!)
「係長、お腹が痛すぎてトイレこもっていたのですが、、血便が出てしまいちょっと怖いので病院行ってもいいですか?」
すると普段は怖くて鬼みたいな係長もすんなりOKをくれた。
(なんなら係長も血便経験者で早く行ったほうが良いという感じであった。)
私はかつて母が痔の手術をしたことがある胃腸肛門科にまっすぐ向かった。
(さらりと母が痔の手術経験者だということを言う人w)
着いて早々に問診票を書き、看護師さんに渡し、割とすぐに診察室の前まで呼ばれた。
さて、ここまで当たり前に病院まで、いや診察室の前まで流れ的にたどり着いたのだが私は血便が出た事実に怯えておりどんな診察をするのか全く考えていなかった。
「もさこうさん、2番にお入りください。」
診察室2番に入ると、院長先生が担当であった。
この院長、顔が病的に黒い。
マジで院長の方が病気なのでは!?と言う顔相。
そしてしゃべるとずっとギャグ言ってる陽気な変人であった。(でもね、噂によると市内だが道内で3本の指に入る結構有名な名医らしい。)
もさこう「あの、ずっとお腹痛くてさっきまで職場のトイレにこもっていて、、、そしたら血便が出てしまって怖くなって来ました。」
院長先生「なるほど。とりあえず診てみるね!ちょっと準備してくるから看護師さんの指示通り待っててください。」
そう言い放ち、どこかへ行った院長先生。
そして診るとは?
看護師「それでは、下に履いているもの全部を膝までおろして頂いて、このベッドに左を向いて横になり膝を折る形で寝ていただいてもいいですか?このタオルケット掛けてお待ちください。」
もさこう「、、、?はい。」
私はその看護師の説明を聞くまでおしりをさらけ出すことになるとは全く想像していなかった。
まだ20歳か21歳くらいの私は少し恥ずかしさや嫌悪感もあったが、ここまで来て逃げるような子供の年齢ではなく、そうだ!ここは病院だ!医者に診せるのに恥ずかしいもへったくれもない!と3秒くらいで羞恥心とその他諸々の感情をゴミ箱に捨てた。
言われたとおりにベッドで待っていると、ゴム手袋を装着した院長先生がやって来た。
院長先生「ちょっと診てみるねー。」
私の目の前には白い壁があり、無人壁ドン体勢で触られる緊張を手から壁を伝って放出していた。
(えっ、、、!?!?こんなに、、、!?!?ぐふぉ、、、想像以上、、、)
言うならば、軽く紐を閉めていた巾着袋のしぼみ口に両手の人差し指を突っ込んでガーッと開けられた感じ。
(例えになってないのよwそのまんまよw)
しかも思ってたより指を突っ込まれるのね、、、肛門科ってw
院長先生「あぁ、切れてるねー。ちゃんと検便も出しとくからねー。」
ちょっと、、、陽気な変人こと院長先生よ、、、切れてるって簡単に言ってくれるじゃない、、、ビビるほど震えながら重い病気だったらどうしようと怯えていた恐怖はなんだったのよ、、、。
そうつまりそれは“切れ痔”―――
親子揃って痔でこの病院に来院することになるとは誰が想像したであろう。(誰もそんなもん想像してない)
触診的なのが終わり、下のものを履いていいよと言われたのでベッドから起き上がるか上がらないかの瞬間に少し遠くの方で副院長が私の診察風景を見ていたことに気づく。
おい、お前、少しニタニタしてないか?
おい、おい、お前、性的に見てたんじゃないよな?
本心はわからぬがあの感じ、正直イラッとしたw
すべての衣類を履いて、院長先生の説明へ。
話を聞くと、やはり切れ痔であるらしい。
とりあえずお腹がすこぶるゆるかったので検便に出したらしく(全然気づかなかったんだけど、ガーッとしたあとに綿棒的なのに採ったらしい)1週間後に結果を聞きに来いということだった。
もさこう「先生、私のお母さんね、ここで痔の手術したことあるんですよ」
院長先生「へぇー!そうなんだ!僕ね、美人は覚えてるんだけどねー!」
もさこう「先生、私の顔からは想像出来ないでしょうが母は美人の分類ですw」
院長先生「えっ!そうなのー!?顔見たら思い出すかなー!?僕はね、、、美人と女性の首を見るのが好きなんだよねー!、、、ん?あれ?君、ちょっと甲状腺大きくないか?ついでに採血していきなさい。」
もさこう「、、、はい。」
甲状腺はよくいろんな医者に疑われるのだが、毎回少し人より大きいだけという結果になるオチなのになぜかちゃんと採血をしてしまった。。。(言われるがままだぜ、おい)
帰り際に院長先生が、
「乳製品はとったらよくないからねー!」
っと言い放った。
そんなんわかっとるわ!っと思ったが、手でグッドポーズをしてお薬を貰いその場を後にした。
トイレにこもってから病院を去るまでバタバタすぎて疲れ果てていた。
おもむろに近くにあったモスバーガーに入り、ホットココアを飲んで一服した。
「ふぅ、、疲れた。。。あれ、、これ牛乳使ってる、、、?」
そんなん全然わかってなかった人である。。。
その後はお薬の効果なのか少し落ちついてきた。
それでも1週間後、一応病院に検査結果を聞きに行った。
院長先生「あのね、甲状腺は大丈夫だったから!」
もさこう(ちがうのよ、そっち調べに来てないのよ、、、)
院長先生「でね、検便の結果は“O−1(オーイチ)”だったからね!引き続き今の薬飲んでおいて!」
もさこう「へ、、、?O−1、、、?あとの5と7どこにおいてきたんですか?」
院長先生「いや!その通りでね、たしかにO−157のこと思い出すよね!O−1はねO−157よりめっさ軽いやつ!なんせ1だから!結構誰にでもいるよ!」
もさこう「ほう、、、。私のお腹の中にO−1がいるんですね、、、(まるでお腹に赤ちゃんがいるかのように手をお腹にあてる人)」
院長先生「あとね、便を出すときにけっぱっちゃだめ!あ、踏ん張るってことね!」
もさこう「(私、田舎っぺなので“けっぱる”くらいの意味わかるわよ、、、)わかりました。踏ん張らないようにします!」
そして帰り際に
「乳製品はとったらまだよくないからねー!」
何回言うねんと思いながら苦笑し、その場を後にした。
(もう誰にでも言ってる名台詞なのかな。真実はいつも1つとかじっちゃんの名にかけてと同じやつかなぁ。。。)
そして、その1週間後、私は急性腸炎になり救急車で運ぼれることとなったwww
(この話をnoteに長々と書く気がないので簡潔に言うと、体調悪いのに専門学校に行き、その帰りに吐き気が酷くなり、最寄りの地下鉄の駅の駅員さんいるところで休ませてもらったのだが具合悪さがピークで動けなくなり、救急車呼ばれて搬送されると言うやつ。途中から嘔吐止まらず過呼吸止まらず顔と手も痺れ、病院ではお腹押されて下からも漏れそうになりおむつを履かされて絶食2日間の1週間入院という酷なやつやったよー!!!これ簡潔的?w)
よう考えてみれば、当時はフルタイムで働きながら夜間でデザインの専門学校に入学したりとなんだか忙しくて体がついていかなくなったのかなぁっと今になっては思う。
健康第一だよー!第二じゃ体持たないよー!!!
そういえば母に副院長が気づけば診察風景を見ていた話をした際に、
もさこう「なんか違うかもだけど腹立ってきちゃってさ!私のかわいいおしりやその他諸々見たからって私のすべてを見たと思うなよ!!!って思っちゃったさ!」
母「あんたね、、、おしり見られたってことはあんたのすべてをみられたってことだからっ!!!」
よくわからないけど妙な説得力があり、ちびまる子ちゃんでよく出てくるあのオチに使う“ガーン”のシーンみたいな気持ちになって、今もその瞬間のなんともやるせない感情や母の言葉をダンボールにギューッと押し込んでガムテープをびったり貼っていっちゃん端っこに追いやっている。
(感情をゴミ箱に捨てたり、ダンボールに詰めたり忙しいったらありゃしないw)
なんかまた下系の話ししてるな?
多すぎない?この類の話?
ま、いっか!w
今度はこの流れで初めての胃腸肛門科から初めての婦人科の話をしようと思うのであった。(キートン山田風ナレーション)