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いつもばたばたしている。|日記

文学フリマ広島の開催がもうすぐ、ということで結構焦っている。
今日は、先日の文学フリマ京都で売り切れた『ゆらゆらを抱える』の重版をした。
読みやすいようにフォントを調整したのと、誤植があったので訂正した。

あらためて読み返してみると、うわー書き直したい!という欲求に駆られたが、この作品は、一度校了しているのだ。その時の自分の感性や表現というのを信用してあげようと思った。

印刷会社に発注したが、届くのがもうギリギリであった。あぶないところだった。

販売できるZINEが複数あると、いよいよお店感がでてきてとても楽しい。


あとは棚?が欲しい。いつもイベントに行くたびに他のブースのディスプレイも見てまわる。

これは、先日の京都のブース。

そういえば、一番最初の出店のときは、机に敷く布すらなかった。
いや、違う。布を敷いたのは先月の東京が初めてだった。
布と、吊り下げるやつを導入して、お店感がぐっと上がった気がする。

要するに、そこまで気がまわるようになったのは、先月が初めてであり、それまでは、気持ち的にかなり一杯一杯だったのだ、と振り返ってみて感じた。

まあ、何にもわからないところから、ZINEを作って、一人でいろんな土地に赴いて、自分のことを知らない人に向かってアピールしなければならないのだから大変だ。だが、得られたものは大きい。

いつかこの経験が役に立った!と言いたい。

都市生活者のゆかいな空想。文学フリマに育てられ、ことし6月から商業作家になりました。

オルタナ旧市街

「文学フリマに育てられ」ってなんだか良いですよね。
オルタナ旧市街の作品はめちゃくちゃ面白いので、ぜひ読んでみて欲しい。

先月の文学フリマ東京では、お会いしてサインもらっちった。うれしかったなあ。

こちらは東京空想エッセイ。
かなり好き。

こちらは、連作短編集。東京に住みたくなくなる1冊。住むけど。
面白いんだよなあ。
この前名古屋に行って、散歩をしていたときに、宅配専門のいわゆるゴーストレストランを見つけた。
これが小説に出てきたやつか!って叫びそうになった。これだから田舎もんは…


オルタナ旧市街の話を続けるとキリがなくなりそうなので、話を戻そう。


初めて作ったZINE『ゆらゆらを抱える』は5月に販売を開始して、8ヶ月かかったが100部売り切ることができました!ありがとうございました。
重版かけたので、広島にも持って行きます。


次に作った日記のZINEは、9月に売り始めて、残り4冊である。
広島での販売が最後かもしれない。
日記本を次に作るとしたら、もう少し日記が溜まってからだな。
3年続けよ。

そして、3作目『眠れぬ夜、のち、祝祭。』は12月に売り始めて、ちょうど80部売れた。なかなか良い出だしではないだろうか。
いうまでもなく、今まで出した本の中で、一番売れるペースがはやい。

どの作品もその時の全力投球なので優劣はつけ難いが、3作目は少し、こなれ感というか、文章のスタイルが安定してきたように思う。

副島あすかさんのイラストもとてもかわいくて、気に入ってます。


自分の文章を批判的にみる姿勢も大切なのだと思うが、やはり僕自身が、自分の文章の1番のファンでいたいという気持ちが強い。

自分に厳しすぎるところがあるから、優しくしたい。

通販でも買えます。興味がある方はぜひのぞいてみてください。送料が290円かかりますが、販売価格は会場と同じです。


さて、問題は新刊だ。

2月9日が広島
3月2日が岐阜
5月11日が東京

理想は3冊発表することだが、いけるだろうか。
おそらく途中に引っ越しという大イベントがあるだろう。

やりきるぞ。ただ楽しいからする。
いや、そうじゃないかもしれない。楽しいからする、というより、しているとどんどん楽しくなってくるというのが適当かもしれない。

だからこそ、初動が一番きつい、よっこらしょ、と腰を上げねばならない。


まずは1冊、作る。

そして、東京に向けて、新たに1冊作るという感じになるだろう。
新作は見た目にもこだりたいので、またイラストを依頼するだろう。
そうするとそれに見合うだけの作品を作らなければならない。
とか考え始めると、楽しいんだけど、苦しい。

せめて過去の自分だけでも越えられるようにしたい。

最近、ぼーっとする時間が増えている。
スマホを見るでもなく、本を読むでもなく、何にもしていない。

だが、その実脳みそはフル回転している。
頭の中で、このアイデアはどうかと脳内会議が繰り広げられているのだ。

ノートにアイデアを書き出し、結構溜まってきてはいるんだけど、いざ作るぞっていうのがなかなか難しいんだよなあ。

書こう。


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守田樹|凡庸な日常
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