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BOOK REVIEW vol.038 小説家としての生き方100箇条

今回のブックレビューは、 吉本ばななさんの『小説家としての生き方100箇条』です!今回も星読み係 yujiさんの“life change book”の中から選ばせていただきました^^

次はどの本を読もうかと、本棚にある未読の書籍たちをテーブルの上に並べて考えていた。さまざまなジャンルの本を1ページ読んでは次の本、そしてまた1ページ読んでは次の本……といったように繰り返して、「あっ、今読みたいのってこの本だ!」とピーンときたのが、吉本ばななさんの『小説家としての生き方100箇条』だった。

なぜ、ばななさんの文章にピンときたのか。“ばななさんの文章に惹き込まれたから”というのがシンプルな答えだけれど、本当のところ、私は自分自身の考え方を、やり方を、生き方を、今一度、律したかったのだと思う。ばななさんの『小説家としての生き方100箇条』には、私の頭と心に溜まった“すす”を一掃してくれるような、あちこちに散らばった無数の雑念が片付けられ、本当に大事なものだけが中心に残っていくような、そんな清々しさを感じた。

yujiさんがスタエフ内で「小説家じゃない方、社会的にお仕事をしていない方にも沁みると思います」とご紹介されていたように、小説家でもなく、今は仕事をしていない私にも沁みる(刺さる)言葉のオンパレード。この一冊の中に綴られているばななさんの生き方は、とても潔く、真似したくなる部分も多くて格好いい。

それに比べて私の生き方はどうか……?畏れ多くも自分の生き方と照らし合わせると、なんと邪念の多いことか、、と少しがっかりする。筋の通っていないフキのようにふにゃふにゃ(そんなフキはないと思うけど!)。でも同時に「その邪念をかなぐり捨てて、よし、また一からやり直そう」と気持ちを新たにしたくなった。ばななさんのエッセンスを浸透させることで自分を律し、心が整っていくような感覚になる。

『小説家としての生き方100箇条』は、きっとどんな時に読んでも、胸に響く言葉が見つかると思う。でもとくに今年の自分を振り返り、来年の自分を思い描く、そんな季節におすすめ。年末年始、ばななさんの言葉で“心のすす払い”してみませんか?

yujiさんのスタエフと選書のアーカイブはこちら

yujiさんがご紹介されていたスタエフはこちらから♪(life change bookのコーナーは12:12〜です!)

life change bookのアーカイブ(一覧)はこちら♪
面白そうな本がたくさん紹介されているので、ぜひご覧になってください〜!

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