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BOOK REVIEW vol.077 宇宙を味方にする方程式
今回のブックレビューは、小林正観さんの『宇宙を味方にする方程式』(致知出版社)です!
2006年に出版された、小林正観さんのご著書。昨年6月の時点で34刷(!)ということなので、18年間、長く愛されている御本であることがわかります。私が正観さんの言葉に初めて触れたのは、昨年秋。ある方からのご紹介で『人生は4つの「おつきあい」』を読んだことがきっかけでした。
あたたかくて優しい正観さんの言葉。その言葉の一つひとつを心の中に浸透させるように読んでいくと、自分自身の心の狭さ、「〜でなければならない」と常に何かに固執しながら生きていたことに気づかされました。正観さんのユーモア溢れる言葉によって気持ちがあたたまり、カチコチに固まっていた心が自然にゆるんでいったことを覚えています。・・・あれから約半年。先日、書店で正観さんのお名前が目に留まった際、「あ!」と心が反応したのは、ただの気のせいではないような気がします。ここ最近、感じていた“心の詰まり”。その詰まりを解消するヒントが正観さんの言葉の中にあるかもしれない…と思い、『宇宙を味方にする方程式』を購入しました。
書籍の内容は、「花粉症になる人の方程式」、「アトピーの子がいる家庭の方程式」、「絶対に太りたくない人のためのダイエット方程式」、「お金に困らなくなるための方程式」等のほか、“すべての苦悩煩悩をなくす方法”、“毎日が楽しくて仕方なくなる方法”、“神様を使いこなして生きる方法”、“「掃除・笑い・感謝」で幸せになる方法”など、宇宙を味方にするあらゆる方法が記されています。宇宙視点で綴られた言葉はとても学びが多く、あたたかみのある言葉の数々に、正観さんから直接お話を伺っているような感覚になりながら、あっという間に読み終えました。
そのなかでも、今の私の心に響いた言葉はこちらです。
皆さんが自分の人生の中で考えるべきことはなんなのか。いろいろなことを考える必要はありません。ただ今目の前にあること、人、物を大事にするはめになったら、それを大事にして淡々とやっていくことです。未来に自分がどこへ連れていかれるのだろう、自分はどうなるのだろうなどとは考えなくていい。やるはめになったことをただ淡々とやる。
そして、大事なこと、人、物というのは、きのう存在したわけではなく、あした存在するわけでもなく、今目の前に存在する。そのことが自分の人生の中で最も大事なことなのです。
つい不安を感じてしまう未来のこと。最近の私は、この先どう生きていくのだろうか…何をしていくのだろうか…と未来の心配ばかりしていました。今、目の前にあることよりも、先のことに対する興味関心や恐れが大きく、いつもの癖でつい、“まだ起こっていないこと”を想像して不安になっていたのです。でも大事なのは「今」。「今」の積み重ねが「未来」だとするならば、目の前のことを疎かにするのは本末転倒だということに気づきました。半年前と同様、正観さんから「宇宙の方向性と真逆ですよ〜」と教えてもらったような気がして、もう一度、「今」に集中しよう、もっと丁寧に向き合っていこうと思えました。
おもしろがった人の勝ち。
神様はおもしろがった人に味方するのです。
この言葉を読んだ時、じつは胸の奥がザワつきました。最近は余裕がなく、「おもしろがること」の優先順位が下がっていたのです。目の前にきたことは、一刻も早く枠や型に当てはめて、ルーティーン化することで安心感を得たい性格なので、遊び心を取り入れることも昔からとても苦手…(苦笑)とくに最近の私は、“楽しむ心”をどこかに置いてけぼりにして、日々を送ることで頭が一杯になっていました。でも、これからは神様に味方になってもらうためにも、もっと心をゆるめること、目の前のことをおもしろがりながら取り組む余裕をもつことを、あらためて意識していきたいと思います。
心に余裕がなくなると孤軍奮闘になりがちで、頭の中でぐるぐると過去の失敗を悔やんだり、未来の心配をすることが増えて、「今」に意識が向かなくなる。最近の私はなぜかとても焦っていて、反省と心配ばかりの毎日でした。今一度、やるべきことが流れ作業になっていないか、目の前にいる人の目をちゃんと見て、優しい言葉をかけられているかを意識してみよう。あらためて、「今」に集中し直す必要性を感じました。
このレビューをそろそろ締めくくろうとしていた今、ふと帯の言葉に目が留まりました。
いま話題の小林正観さんが淡々と語った
毎日が楽しくなる
肩の凝らない人生論!
小林正観さんの人生論は、本当に肩が凝りません。お話はとてもシンプルでわかりやすく、気づきがたくさんあって、読んでいると自然と口元が緩んでいます。今は、ゴリゴリに肩凝りのひどい私ですが(苦笑)…そんな私の毎日もこれからもっともっと楽しくなる。感謝する心を忘れずに、笑って、あらゆることをおもしろがりながら、今、目の前のことを大切にしていこうと思います。今回も正観さんの言葉に、“心の詰まり”を解消していただきました。ありがとうございます!
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