BOOK REVIEW vol.066 じぶんでできる浄化の本
今回のブックレビューは、神人(かみひと)さんの『じぶんでできる浄化の本』(徳間書店)です!今回も星読み係yujiさんの“life change book”の中から選ばせていただきました^^
「浄化」と聞くと、“一部の特別な体質の人”だけに必要なものというイメージがあった。私には関係のない世界のことだと思っていたけれど、「他人事ではないんだな…」と実感したのは今から7年前、知り合いの“見える系”Aさんのご自宅を訪れた時のことだった。お部屋に入り、私が話し出すや否や、「ちょっと待って〜。さとちゃん、誰か連れてきたみたいやわ。今からその人には出て行ってもらうわね〜」と言われ(!)、いわゆる“除霊”というものを生まれて初めて体験した。“誰か”を連れてきた自覚なんて一切なかった私は、「まさか!?」と驚くばかりだったけれど、その後、Aさんのリーディングによって見えた場所に、私は確かに行っており、どうやらそこで“お持ち帰り”してきたらしい…ということがわかった。
その時に思ったのは、「今回はたまたま除霊してもらえたけど、今後はどうしたらいいの!?」ということ。そもそも無自覚だったら気づかないのかもしれないけれど、Aさんは、さまざまな症状(主にネガティブ系)が出る場合も多いと言っていた。
神人さんの『じぶんでできる浄化の本』には、まさにあの時の私の疑問を解決してくれる内容が書かれている。「浄化の方法」はもちろん、「人とは何か」、「病とは何か」、「健康状態の見極め方」といった根本的なことから、「靈症について」(Aさんが言っていた症状のこと)や、「靈的体質(靈感体質・吸収体質・憑依体質・靈媒体質)」、「浄靈の仕方」といった内容が具体的に、とてもわかりやすく解説されている。
「ここは気持ちのいい場所だな〜!」とか「この場所はちょっと嫌な感じ。。長居したくないな」といった感覚も靈的体質の特性だとすると、きっと多くの方が、いずれかの体質に該当するのでは?と思うし、心身の健康のためにも、おそらく知っておくと役に立つ情報だと思った。
記載されている「浄化方法」の種類の多さに少し驚いたけれど、そのほとんどが自分の五感や言葉、呼吸、自然(太陽、月、星、etc.)、塩などを利用して行うものだとわかり少し安心した。特別な技術や専門的な道具を必要とするものは少ないので、日常生活の中で実践しやすい。
浄化方法を読み進める中、「そういえば…」と思い出したことがある。数年前、とある地域に小旅行に出かけた時のこと。ランチを食べに入ったお店が満席で、その次も、そしてそのまた次のお店も満席だった。小さな町でお店自体が少なく、ようやく見つけた喫茶店で食事をすることになったのだけれど、そのお店は入った瞬間に「出たい…」と思うほど淀んだ空気が漂っていた。壁にかかった絵の中の女性からの視線を痛いほど感じるし、足を誰かに触られたような感覚もあり、思わず「ひゃ!!」と叫んでしまったりもした。注文したドライカレーもほとんど喉を通らず、お店の方に申し訳ないと思いながらもすぐにお店を出た。本能的に「こうゆう時は塩だよね…!!」と、近くの道の駅へ。そのエリアの海から作ったという塩を買い、とりあえず塩をなめ、頭や身体に振りかけた。しばらくすると、硬直した身体と心が少し楽になったような気がした。あの時は、お葬式の後の御清め塩を思い出しながらやっていたけど、今回、神人さんの御本を読んで、あのやり方は概ね間違っていなかったことがわかり安心した。。
自らできる浄化方法を心得ておくことは、突発的な何かがあった時のためにも必要だと思う。そして大切なのは、日頃から浄化を生活に取り入れていること。日々、さまざまな場所に出向き、多くの人と出会う私たちの身体には、知らず知らずのうちに目には見えない何かが蓄積されているように思う。浄化は、特別な人だけに必要なものではなく、心身の健康のためにも多くの人にとって欠かせないものだということがわかった。『じぶんでできる浄化の本』は、そのための実用書として活用していきたいと思う。
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