優生学を出自とする厚生省
従来型のmRNAワクチンというのは分解されやすいmRNAをいかに壊れにくく全身に行き届かせるかという設計だったのに対し、レプリコンワクチンはmRNAが自己増殖し他者にまで伝播するとされている。これはバイオテロにも使用され、蚊を媒介して感染するベネズエラウマ脳炎ウイルスを元に設計されてるそうで、いかにも非接種者にも伝播させようという意図で作られてる感もある。尚、ウサギを使った実験で接種したウサギと非接種のウサギを野に放ったところ、非接種のウサギにもワクチンに対する抗体ができていたという。
要するにレプリコンというのはワクチンの名を借りた人工ウイルス散布実験のようなもので、またしても厚労省はあからさまな薬害を起こすのだと思われるが、昔から延々と薬害を繰り返しては被害者に真摯に向き合うこともなく、一向に自浄作用もない厚労省という組織はそもそも何物なのか。
厚労省の前身である旧・厚生省は昭和13年、日中戦争の戦中、近衛内閣により設立された。当時近衛内閣は陸軍の支持を受けていたわけだが、陸軍はその見返りとして国民の体力向上を図るための新省庁設立を要求しており、そこで設立された新省庁・厚生省の目的は国民の体力や健康を増進し、国家の管理下に置くことにあった。当時医学は明治以来ドイツを模倣してたわけだが、当のドイツはナチスの政策にも表れているように優生学が主流でもあった。この影響が当然厚生省にも表れてくることになり、より優良な人種を増産し障害者は断種させ、民族全体の質を上げていこうという「国民優生法」が昭和15年に施行される。
そしてその流れで厚生省予防局は国民の結婚にまで積極的に干渉した「結婚十訓」なるものを打ち出してくる。優生学に基づいた、より優良な人種のみを残そうというスローガンで、その中の1つが「産めよ増やせ〜」でもあり、近代以降における「結婚」はそもそもが「戦争」を前提にした制度でもあった。国民優生法は戦後昭和22年に廃止されるものの「優生保護法」と名を変えて蘇り、障害者の強制不妊を可とするこの法は平成8年まで存在し続けた。
要するに厚生省はハナからその出自が優生学であり、当然それは現・厚労省にも踏襲されてると見て相違ない。そもそも国民の管理を目的とするものなのだから当然ワクチンを打たせたがるし、強者だけが残ればいいという思想だからそこで淘汰される被害者には当然関心も無く、救済に後ろ向きになるのはある意味必然でもある。もっと言えば被害者救済なんてのは厚労省からしたら自らの出自でもある優生学に反する「自己否定」でもあり、ワクチン被害を絶対に認めないのはそういう思想の表れとも言える。