森岡健

この名前は「もりおかたける」と読みます。でも昔から「けん」と誤読されることが多く、高校の時の絵の教室の先生も「けんちゃん、けんちゃん」と言うので、ある時勇気を奮い「先生、実はたけるって言うんです」と告白したところ先生は言いました。「あーらそうなの?!ごめんねけんちゃん!」

森岡健

この名前は「もりおかたける」と読みます。でも昔から「けん」と誤読されることが多く、高校の時の絵の教室の先生も「けんちゃん、けんちゃん」と言うので、ある時勇気を奮い「先生、実はたけるって言うんです」と告白したところ先生は言いました。「あーらそうなの?!ごめんねけんちゃん!」

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ドラマスペシャル【真実報道】

※この物語はフィクションです。が、18禁のためお子様が閲覧される場合はご注意ください。

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    • 政治家は「人気取り」がモノを言う水商売

      元おニャン子の国会議員が外務政務官に決まったことが、石破のいかにもオタク丸出しの人事だと非難されている。それ自体は確かに否定しようもないだろうが、そもそも政治家というのはそんなに高潔な職業なのか、というとこにそもそもの疑問がある。 異論もあろうが、政治家なんて票が取れずに落選したらただの無職になる。 だからこそ選挙に勝って権力を握るためなら何でもする、悪魔とも手を結ぶ、当選前と当選後で主張ががらっと変節する、なんてことがザラにあるわけで、その意味で政治家は「高潔」どころか最

      • 光と闇は対局でありながら常に紙一重でもある

        タマキンは暗黒面に落とされタマキン・スカイウォーカーとなってしまったが、誰の心にも「暗黒面」はある。こういう話で鬼の首とったように責め立てている者はどれだけ高潔な人間なんだという話で、叩いて埃の出ない者などそうそういるはずもない。「罪なき者のみ石を投げよ」とキリストは言ったが、果たしてマスコミの中のどれほどの者がタマキンに石を投げる資格があろうか。 例えばタマキンは政策としていわゆる「103万円の壁」を撤廃しようとしてたようで、それをやると年間7兆円以上の税収減になるとも言

        • 少子化の一因は「保守派」の男尊女卑にこそある

          国政政党・日本保守党の党首百田が「少子化対策」としてニヤニヤしながら配信動画の中で以下のように言っている。 後になってこれを「SFの話」と言い訳しているが、男尊女卑が脳髄にこびりつき、ふだんからこう思っているから、ハメを外した時にぽろっと出てしまう。そういえば以前はトランスジェンダーの局部を切り取れと放言していた。こういうのが支持者や党員にウケているからまた質が悪い。 子供ができるできないは男の精子が不妊の場合だってあるわけだが、そんな事は百田は毛ほども思わない、少子化の

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          「風景を守るのは左翼」という価値の倒錯

          明治神宮再開発に伴う樹木の伐採が始まっている。この再開発は老朽化して耐震構造の脆い野球場とラグビー場の位置を交換して建て替え、さらに200m級の高層ビルも建てるため樹木を伐採する、といったものらしい。 神宮外苑は100年前に全国からの寄付や勤労奉仕によって整備され、その後東京都の都市計画公園に指定され、長きにわたり開発が制限されてきた「聖域」だった。景観維持のための指定地域である「風致地区」にもなっていたのだが、新宿区と東京都はこの風致地区指定の基準をこっそりと緩和し、神宮

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          「男尊女卑」は日本の伝統ではない

          先日、スイスで開かれた国連の女性差別撤廃委員会が日本に夫婦別姓の導入勧告をした件では、これを「内政干渉だ」とする世論が強い。確かに内政干渉だろうが、女性差別撤廃条約に批准しているのは日本の側なのだから、干渉されたくなければ同条約を脱退すればいい。何ならいっそ国連脱退したっていい。批准しながら勧告ガン無視では憲法違反にもなる。(98条2項:日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする) そもそもが日本の「夫婦同姓」というのは古来からの伝統

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          「幸福な国」は「有事に備える国」でもある

          フィンランドというと幸福度ランキング常時上位の福祉国家で、ムーミンやサンタクロースの故郷でもあったりと何かと牧歌的なイメージもあったりするが、18歳以上の男子には兵役がある上、全国に50000以上の地下シェルターがあり、人口の8割に相当する440万人を収容することもできるという。福祉国家というのは人命を守ること、安全保障にも重きを置くということでもある。 シェルターは一定規模以上の建物に設置が義務付けられており、地下鉄の駅構内をはじめ、プールなどのスポーツ施設や駐車場、共同

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          私刑で「犯罪者」を認定する野蛮

          有罪判決を受けたわけでもなく、まして逮捕起訴もされてない人物を法的な意味で犯罪者であると認定できるなら、司法は存在理由が無いことにもなり、そんなものは法治国家ではないことにもなる。当たり前と言えば当たり前の話だが、近頃は「法を超える」のが流行りなのか、そんな当たり前のことがなかなか通らない世の中にもなっている。 テレビや週刊誌といったマスコミを蛇蝎のごとく嫌う人はずいぶん増えたにもかかわらず、彼らの流す噂だけで証拠など何も無くてもその罪を事実認定し、犯罪者として社会から抹殺

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          国民主権と国民皆兵は一対の概念

          徴兵制というと一見民主主義とは程遠いものと考えられがちだが、実際には民主主義という政治制度は徴兵制から始まっているとも言える。絶対王政下の時代の軍隊は国軍ではなく、王個人が雇った傭兵(民間の戦争屋)であり、必ずしも民のための軍ではなかった。それがフランス革命で民が王から主権を簒奪し、そこで初めて「国民主権」や「平等」や「人権」といった概念が生まれてくる。 フランス革命で王妃マリー・アントワネットが処刑されると王妃の祖国であるオーストリアと戦争が勃発。まだ国軍ではなく貴族中心

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          法治国家だから政治家の「人」は信用しない

          政治家というのを基本的に信用しないようにしている。彼らは選挙に勝つこと、権力を握ることが目的で、そのためなら平然と詭弁を弄し国民を騙し、いざ権力を握るとそれ以前とは意見を180度変えることだってザラにある。何度も何度も見てきた光景だ。選挙はいつも糞を食うか小便を飲むかの選択でもある。どんな善き人でも権力を握れば腐敗してしまうわけで、だからこそ権力の濫用を防ぐために憲法がある。 いや、そんな事はない、あの人だけは信用できる、といっても政治において「人」を信用するのがそもそも危

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          明治から繰り返される英語公用語化論

          以前、大阪府知事が「大学の公用語を英語にせよ」と言っていて、その理由はと言えば例によって国際化云々が理由だが、府知事にとって国際化=英語ということになるらしい。そもそもが英米以外で英語が公用語になっている国は帝国主義時代に欧米の植民地支配を受けた国でもあり、自国の言葉を奪われ宗主国の言葉を強要された結果でもある。 英語公用語化論はこれまでも何度も出てきては消え、を繰り返してきたが、思えば明治初期からもうあった。伊藤博文内閣で初代文部大臣を務めた森有礼(もりありのり)はこの時

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          現在の価値観で過去を断罪する事は歴史に対する「マナー違反」

          渋沢栄一の1万円札を結婚式のご祝儀に使うのはマナー違反、という奇妙な意見がある。渋沢栄一は女好きで何人も妾がいたような人物だから縁起が悪いのだという。もちろん今現在渋沢と同じことをやるのは色々問題だろうが、民法で一夫一婦制が明文化されたのは明治31年のこと。その頃渋沢は58歳くらいだから、人生の半分以上を一夫一婦制導入以前の価値観の中で生きている。 一夫一婦制導入以前は男が妾を持っていることはごく普通のことでもあり、特段それが悪いことだという観念自体がその時代にはそもそも存在

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          未だ社会を歪ませ続ける「鹿鳴館時代」

          明治16年、欧化主義全盛の中、東京府麹町区(現・東京都千代田区)にその象徴たる建築物「鹿鳴館」が建築された。当時の明治政府が威信をかけ3年もかけて建築した鹿鳴館だったが、当時日本に滞在し鹿鳴館の舞踏会にも参加したフランス人作家ピエール・ロティは「これは美しいものでない。わが国の避暑地にあるカジノみたいな建物だ。」と皮肉った。ロティは当時の様子を「江戸の舞踏会」という本に記したことでも知られるが、その中で燕尾服(タキシード)を着た日本人を「猿にそっくり」とまで書いている。そして

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          文化を生み育て、発信することが日本の生きる道

          ちょっと前のこと、「ゴジラ1.0」がアカデミー視覚効果賞を獲ったり、つい最近では真田広之主演・プロデュースの「将軍」がエミー賞(アカデミー賞のテレビ版のようなもの)を獲ったりと、一昔前に比べると日本の文化は世界で評価されるようになってきた。そして大谷翔平は相変わらず記録を塗り替える大活躍で、これも一昔前だったら日本の野球が大リーグに敵うはずないというのが「定説」で90年代に渡米した野茂とかはけっこう嗤われたりもしたが、その間にはイチローの成功とかもあって、すっかりそんな「定説

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          ハナから違憲性ありの石破内閣

          自民党総裁となった石破茂はまだ皇居での任命式を経ず首相になってない段階、いわゆる「解散権」も無い段階で衆議院を解散し、解散総選挙をやるとぶち上げたが、これは憲法違反の疑いが濃厚にある。 衆議院の「解散権」は「首相の専権事項」だと通俗的に言われているがそれは不正確で、現憲法で衆議院の解散について明記してるのは7条と69条しかない。7条は天皇条項だから実質的には69条になるが、その69条とて内閣不信任案が可決された場合と明記されてるのみで「首相に解散権がある」などとは実は一言も

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          「火垂るの墓」は「反戦映画」として作られたわけではなかった

          「火垂るの墓」がネットフリックス(日本以外)で配信されたらしい。これは小学校の時、ほぼリアルタイムで学校の授業で観たのが最初で、ふつうの子供向けアニメしか観たことない子供にとってはかなりショックの大きい作品だった。ただ作り手と観客の間には思いのズレがあるのが常でもあり、後に知ったところでは意外なことに高畑勲監督はこの作品を必ずしもいわゆる「反戦映画」として作ったわけではないという。 確かにこの作品は戦時下における空襲の惨たらしさをはじめ、生活の貧しさ、それによって利己的にな

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