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齋藤孝『バカになれ 50歳から人生に勢いを取り戻す』&『最強の60歳指南書』読了📖

なんということだ、年末に体調をくずしてしまった💧こんなときはいち早く元気になるために、齋藤孝先生の本を読もう😆


バカになれ

加齢と重圧にあえぐ50歳に福音の書、か。自分ももうすぐ50歳。子どもももうすぐ巣立ちだし、このままだと空の巣症候群になる自信、ある。

先生曰く、「若い頃の情熱を呼び覚ませ!」そして、好きなことに没頭して活力にしキラキラと生きていこう。

まちがいなく、楽しく生きていけそう。確かに自分の好きなことを熱く語る人ってなんだかとっても楽しそうで、こちらも興味がわく。でも、こんなことしたいって思ってもいまいち勇気がなかったり、ウジウジしちゃうし、まわりの目も気にしちゃう自分がいる…

そんなときは、自分が矢面に立たなくていい。自分が興味のあることにチャレンジしている人を応援したり、協力してその情熱にあやかればいい。そして自分を「バカ化」すればいい。

いわゆる推し活、ですね?それならできそう!先生は、いつもこういう代替案を提案してくれるから好き✨
そして、古今東西老若男女多数の偉人の金言やエピソードで提案に厚みと説得力をもたせ、背中を推してくれる。

この本で覚えておきたい二つのエピソード。

①糸井重里さん

一流と呼ばれている人ほど「バカ」の領域を持ち、それを公言している。

糸井さんは40代のころ、広告の仕事に情熱を見失い、2年ほど仕事をしない時期があったそうです。そのかわりに没頭したのが釣りで、年間140日はやっていたとのこと。その経験が、後の仕事のモチベーションになったそうです。
「ワクワクに満ちたあの時間のおかげで、夢中になれる自分を思い出し、心の底から生きていたいと思えるようになった。」

p.178

②まど・みちおさん

幸せのハードルが低くてもいいし、低い方が自己実現する可能性が高まる。そして、老いさえも楽しみになる。

認知症の一語で片付ければ寂しい気持ちになるし、できるだけ向き合いたくない現実をユーモアに溶け込ませたまどさんの詩。

「トンチンカン夫婦」
満91歳のボケじじいの私と
満84歳のボケばばあの女房とはこの頃
毎日競争でトンチンカンをやり合っている
私が片足に2枚重ねてはいたまま
もう片足の靴下が見つからないと騒ぐと
彼女は米も入れてない炊飯器に
スイッチ入れてごはんですようと私をよぶ
おかげさまでさくばくたる老夫婦の暮らしに
笑いはたえずこれぞ天の恵みと
図にのって二人ははしゃぎ
明日はまたどんな珍しいトンチンカンを
お恵みいただけるかと胸ふくらませている
厚かましくも天まで仰ぎ見て…

p.153

何が幸せかは、自分で決められるんだってこと。これからはますます自分軸で生きていくことを意識したい👍



最強の60歳指南書

本書は、若さと知性を保った魅力ある60歳になるために、取り組んでおきたい習慣が紹介されている。その数なんと6章99項目!

いろいろな習慣の中でも、今回は「老化を防ぐ」、「認知症予防」、「若さを保つ」とか、「記憶を左右する」みたいなワードが気になった。きっと、単純にボケたくないんだろうw

先生曰く、
感動を持ち続けること、未知に触れたり、考えることが老化を防ぐ。
認知症におおいに関係する脳の前頭前野を活性化させるには、具体的には音読、写経や読み聞かせがいい。
記憶を左右するのは、年齢ではなく知識量すなわち紐づける情報があるかないか。
ストレスは「流す」感覚を持つ。疲れない体が日常化するためには、血液を流して呼吸を正し、気を流すことで心の中の無駄を流す。と。

総じて、知的好奇心をいつまでも持ち続けることが大切ということ。そして、人間力を高めてアイデンティティを確立していくことがいつまでも若々しく、つまりボケずにいられる可能性が大きくなるんだと思った。



で、どうする?

わくわくをたくさん見つけたい。
まず、読書はこれからも続けよう。
読書などでインプットしたことは、アウトプットして記憶に残るようにしよう。先生曰く、アウトプット優先で、できればインプット1、アウトプット9を目指そう、と。
noteに読書記録を書くことで、確かに以前よりも内容を覚えている。どんなにつたないまとめでも、感じたこと大切だと思ったことを、これからも書いていこう😊

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