『バズる書き方』SNS流!文章の作法のポイント3つ
私は文章術の本が好きすぎて、気づくと「書くための本」が増えてしまいます。
先日は、Voicyではあちゅうさんが番組でお話しされていた、成毛眞さんの『バズる書き方』がとても読みたくなって、聴きながらAmazonぽちりしました。
私は尊敬している方がおすすめしている本は、迷わずに買います。
その本に書店で出会えるかわからないし、忘れてしまうと手に入れようとすら思わないので、「気になる!」瞬間を逃さないようにするのが大事だと思います。
本との出会いはすべてセレンディピティなのです。
さて、『バズる書き方』とはどんな本なのでしょうか!
3つのポイントで読み解きます。
その1「スマホ仕様の見栄え」になっているか?
あなたのまわりにもいませんか?
長文メッセージを送ってくる人が・・・。
字の羅列が「どんっ!」と来る。
スマホの画面が文字の団子状態になっていて、思わず読む気が失せて。
返信するのにもいろいろ悩んでしまって躊躇しているうちに、既読スルーのまま放置、なんてこともあるかもしれません。
長文の塊は、とにかく重い!
これをSNSの発信でやってしまうと、せっかく書いた文章も敬遠されて読まれなくなってしまう訳ですね。
成毛さんは、
”広く読まれる文章の第一条件として「スマホで読みやすい見た目」でなくてはいけない。(p22)”
と指摘したうえで、改行や1行開けること、漢字を使いすぎないことなどを伝えてくれています。
さらに、私たちが今まで学校で習ってきたような、段落の最初の「一字下げ」をSNSではしないことや、段落を変えるときには1行開けることなども詳細に伝えてくれます。
スマホ中心の生活の現代では、適度に余白を開けることが読み手にとって、ラクに文章を読めることに繋がります。
相手への配慮が感じられると、自然に「読まれる文章」になっていくんですね!
その2「伝わりやすさ」は具体性に現れる!
読んでいる人の目に、書き手がイメージしているのと同じ情景を映し出すように。
文章からビジュアルを映し出せるように「具体性」をもって書いていきます。
読み手が書き手と同じビジュアルを共有できると、感情に訴えかけてくるので共感に繋がりやすくなります。
抽象的すぎる文章は伝わりにくい。
例えば、誰かの読書感想文。
「『バスる書き方』が面白かった!」だけだと、読んでいても「ふーん、そうか。」と、印象に残ることは少ないのではないでしょうか。
「私はこれからTwitterでの発信力を高めていきたいので、バズる書き方の〇〇の部分が学べて、面白く感じた。」
という書き方の方が「具体性」がぐっと増しませんか?
「そういう内容の本なら、私も知りたいから読んでみたいな!」
これが同じイメージが共感されて、信用に繋がる瞬間です。
自然に読み手の次の行動に繋がりやすくなっていく。
文章力をつけるとモノが売れるというセオリーは、この「具体性」に現れるのです。
その3「サイレント・マジョリティ」に向けて発信しよう!
成毛さん曰く。
SNSでは基本的に悪口は書かないほうがいい。(p158)
誰か(何か)い対する悪口よりも、誰か(何か)に対する称賛を好んで読む人のほうが、はるかに多いのである。(p159)
悪口を好む人は、声が大きいが人数が少ない。
ほめ言葉を好む人は、声は小さいが世の中の圧倒的多数派である。(p161)
ある商品をすすめている投稿を読んで「よさそうだな」と思ったら、サイレント・マジョリティの人たちは、すぐに買う。
いいものは試してみたいという、前向きな好奇心に満ちあふれているからだ。(p160)
ここまで読んでいてお気づきでしょうか。
私は完全に、はあちゅうさんの「サイレント・マジョリティ」だったわけです。
この本を速攻で買って読み、こうして感想まで書いているほど、影響を受けている訳ですから・・・。
攻撃したりディスらないことは、発信する上で超重要!
私も自分のインスタでの投稿は、前向きな言葉を使うように心がけています。
私は文章力を、良いコミュニケーションのために使っていきたいです。
これからも、強く、優しく、暖かく。
品位を忘れないように、発信を楽しみたいですね。