『今日も言い訳しながら生きてます』幸せかどうかは自分が決める!
本日は、最新刊のハ・ワンさんの『今日も言い訳しながら生きてます』を読みました。
気持ちがゆるゆるしました。
後ろを向きながら、前に進んで歩いていくような本。
うまく、表現できなくてもどかしいのですが、読んで頂ければ空気感を感じてもらえると思います。
ハ・ワンさんの本業はイラストレーター。
前作の『あやうく一生懸命いきるところだった』が売れまくって、良いことも悪いことも一気に押し寄せてきて、その素直な心情も書かれています。
そういうところも親近感があって好きなんですけど。
韓国でもいろんな価値観の押し付けがあって。
結婚しないで、家でイラストの仕事をしているとあれこれ言われるそうです。
日本だって同じですよね。
今でこそ、多様な生き方が認められつつあるけど、やっぱり見えない圧が存在することは確かだし。
成功って果たして何かってことを、問いかけてきます。
承認欲求を満たすために生きるのなんかやめよう。
自分が自分の人生の主役なんだから、自分が満足できていたら良い。
「人に振り回されるくらいなら、誰にも認められなくてけっこうです」って言葉、なんかカッコ良かったです。
あとね、人生を面白く変えるためにどういう心持ちでいたらいいのか。
将来は誰にとっても不安なものですね。
そのためには「なるようになる」精神が必要だと、ハ・ワンさんは言います。
これは行き当たりばったり、適当に生きることではありません。
怖がらないで、ひとまずやってみよう、そういう意味です。
"どうなるかわからないから「怖い」じゃなくて、どうなるかわからないから「気になる」という気持ちで生きれば人生はもっと面白くなるはず。
人生の本質は"不確かさ"だ。
人間がどれだけ予測して計画を立て、苦労して対策を練っても、完璧に未来への準備ができるわけではない。
僕らは不確かさを楽しまなくちゃ。
それでこそもう少し軽やかになれる。"
不安定な世の中だからこそ、みんな同じスタートラインに立てるし、みんな不安だからこそ、その気持ちを共有できる。
だったら、ハ・ワンさんの言う通り、未来を自分のためにデザインして、この先の私の人生、気になるなぁってぐらいのゆるさで、歩んでみてもいいのかもしれない。
そんなことを、きりんはぼーっと本を読みながら考えたのでした。
私はこの本に書いてあるペースが合うみたいで、今日も言い訳しながら生きてます。