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読書記録3『本屋さんのダイアナ』柚木麻子 -その出会いから-
こんにちは、だるまです。
ついに梅雨入りしてしまったようで、湿気を感じています。
今日の一冊はこちら、柚木麻子の『本屋さんのダイアナ』
出会い
柚木麻子との出会いは3か月ほど前です。
図書館で南陀楼綾繁の『本好き女子のお悩み相談室 』を偶然手に取りました。
この本で一箱古本市の存在を初めて知り世界が広がったのですがそのお話はまた後日。
この本では、本好き女子の様々なお悩みに対し3冊本を紹介する、いわば「本の処方箋」のような本です。
この中で、「他人の評価を気にしてしまう」のようなお悩みに対して処方されていたのが本谷有希子の『ぬるい毒』、柚木麻子の『ナイルパーチの女子会』、あと一冊は忘れてしまいました。
兎にも角にもこの二冊を読み、自意識の描写やえぐるような人物描写に感動したのでした。
特に柚木麻子の、良かれと思ったことが他人をしらけさせていく過程を丁寧に描いている点が面白いなと感じ、他の本も読んでみたのです。
『伊藤くんA to E』
ドラマや映画になっていたと認識していましたが、「残念」な人の描写がやはり上手でした。
本題
そして今回読んだのが、『本屋さんのダイアナ』
あらすじ
無類の本好きなダイアナと彩子の物語。
小学生で親友となった2人だが、絶交し中学生から異なる人生を歩み出す。書店で働くダイアナと大学生になった彩子、また2人は出会う。
本好きなだるまにとっては、たくさんの本が出てきて読んでいて楽しかったです。
本の話だけでなく、小学生から大学生まで、確かに感じていた「あの空気感」を見事に描写していて、懐かしいような、胸がキュッとなるような心地がしました。
月並みに、本屋さんに関わる仕事がしてみたいと思ってしまうのでした。
おわりに
すべての本はどこかでつながっている、そのつながりを感じてみたいと思い今回は著者との出会いから書いてみました。
また芋づる式に本と出会えることを信じて。
かしこ