読書記録41 1月に読んだ本まとめ【15冊+4冊】
こんにちは、だるまです。
2022年も本を読んでいきます。1月は当たり前と思っていた前提がガタガタと崩れていった月でした。
読んだ本
1.『華氏451度』(2021)レイ・ブラッドベリ
1953年発刊。新年1発目、いい本を読みました。
2.『会って、話すこと。』(2021)田中泰延
ほぼ共著者である編集者の今野良介さんにスキをいただけてありがたい限りです。
3.『紙の動物園』(2017)ケン・リュウ
中国、日本、アメリカの混ざった歴史SF短編集。ファンタジーなのに心に突き刺さって考えさせられる。本当に良い本とはこういうことなんだろうと思います。
4.『7月24日通り』(2007)吉田修一
良い恋愛小説でした。恋をできない理由が分かったような分からないような。吉田修一の描く若い人の描写は、なぜこんなに爽やかでえぐられるんでしょう。
5.『現実入門』(2009)穂村弘
古本屋で購入した一冊。体験したことないことを「編集者さん」と体験していき連載記事にするという企画。無邪気にレポートする穂村弘、面白いなと思っていたら最後に突き落とされました。さすがです。
6.『ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)』(2018)R.P.ファインマン
1986年発刊。昨年(上)を読んで、図書館で続きを見つけたのでゆっくり読んでいました。最初はとっつきにくかったファインマンさんにも、下巻が終わるころには愛着や信頼が生まれてきて不思議です。
7.『THE やんごとなき雑談』(2021)中村倫也
8.『ザ・万歩計』(2008)万城目学
奇しくもどちらも「ざ 〇〇」と冠したエッセイ。エッセイというのは奥が深いなあと思いました。あれよあれよと中村倫也沼にはまり、しばらく幸せです。
9.『十字路のあるところ』(2005)吉田篤弘・坂本真典
吉田篤弘には、いつも心を澄まされます。
なんと表現したらいいかわからない文章の肌心地。
10.『アナザーユートピア』(2019)槇文彦・真壁智治
やっと読み終わりました。陣内秀信、塚本由晴、手塚貴晴・手塚由比、泉山塁威、伊藤亜紗などそうそうたるメンバーが、オープンスペースについて語る夢のような本。
11.『すばらしい新世界』(2013)オルダス・ハクスリー
1932年発刊。終盤に労働時間の短縮で余暇を与えられても、労働者は何をしたらいいか分からなかったとあって、1930年頃のハイデガーの退屈論を踏まえたのかなと思いました。ディストピア小説を集中的に読むと現実を生きるのが辛くなるのでお勧めしません。
12.『街場の文体論』(2016)内田樹
まとめnoteを書く予定です。内田樹の最終講義、「人に伝わる生成的な言葉とは何か?」について。魂から出た言葉に、心震わされます。
13.『ギフト』(2021)原田マハ
本屋さんで見かけた本。寝る前に読んであたたかな気持ちになりました。途中の挿絵がきれい。
14.『人口減少時代の住宅政策』(2015)山口幹幸・川崎直宏
団地を調べたくて、読みました。戦後の住宅政策がコンパクトにまとまっていて重宝。
15.『暇と退屈の倫理学』(2015)國分功一郎
買います。すぐ買います。こんな面白い本をありがとうございます。
今月買った本
1.『四畳半タイムマシーンブルース』森見登美彦
2.『現実入門』穂村弘
3.『流星シネマ』吉田篤弘
4.『恋文の技術』森見登美彦
古本屋さんは金欠の正義です。
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