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シャオミの小売事例

みなさんシャオミという企業をご存知でしょうか?

中国のIT企業でスマホやPC 、タブレットやスマートバンドが主力商品の企業です。

中国の企業はITを駆使した最先端の手法の売り方を進めていることで有名です。

その一つの例として今日はシャオミの小売形態について書いていきます。

オフライン店舗で顧客体験を高める

シャオミは日本にはまだありませんが、アップルストアのような専門店をいくつか出店しています。

そこにはシャオミの製品を実際において、その店舗でも買えるようにしています。

ここでポイントなのが、オンラインとオフラインの値段がどちらも同じであることです。

シャオミの製品をアマゾンなどで見たことがある人はわかるかと思うのですが、

めちゃくちゃ安いんです!

私が今使っているスマートバンドも4000円という安さなんですが

機能的には十分すぎるくらい気に入っています。

「中国製はなんか不安だなぁ。。。」

といっているあなた、実はその考え自体が時代遅れかもしれません。

何の不具合もないし、

歩数計、心拍数、睡眠の質、携帯の音楽操作、LINEなどの通知などなど、

かなり便利です。

Apple Watchとの差はアプリやSuicaが使えないくらいでしょうか?

これだけ十分な機能でこの安さはまじで破格だと思います。

それでいて、オンラインとオフラインの値段が同じでやっている。

これにはいわゆるO2Oの戦略があって、

店舗で製品を色々触ってもらって顧客に製品を体験してもらい

満足した状態で買ってもらう。

その際にアプリを案内して、次回以降はオンラインでも購入ができるような案内をすると、

いったんシャオミというブランドがいいことはわかったので

オンラインでも抵抗なく購入する人が増えます。

このようにオフラインで「信頼」を勝ち得てからオンラインを主としてもらう戦略ということですね。

他にもオフラインには、シャオミを知らない人を連れてきてくれる人たちの力があります。

例えば、50代くらいの女性数名が来店してシャオミの製品を買っていった後日、

また別の友人を連れてきて、その友人がシャオミの製品を買っていった

もちろんこのようなことはツイッターなどで友人がツイートしていた、

インスタグラムで上げていた、などから情報を得ることもありますが

やはり実際に話を聞いて、店舗で見て、触って、体験するというところには

オンラインでは得難い「信頼」「安心」があります

ここをうまく設計して、オフラインではいかに顧客体験をしてもらって

満足度を高めるかが重要になってきます。

昨日の記事でも書きましたが、小売にとって「場所」をいかにしてうまく使っていくかが、今後のafterコロナの時代の生命線になってくるんだろうなと思います。

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