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呼吸のすごさを思い知ったノー○○事件@ヨガレッスン

やってしまいました・・・

ある日のヨガレッスンでのこと。

スタジオに着き、レッスン前の準備をしているとき、
それは起こりました。

正確には起こったというより、
やらかしてしまったことに気づいたのです。

「ん?なんかいつもより胸や肩周りが軽やかだなー」

肩をまわしたり、肩甲骨をよせて胸を広げてみても
「やっぱりいつもより動かしやすいな。解放感がある。なんでだろう?」
と思っていたら

忘れていたのですよ。
あれを。
大事なあれを。

女性にとっては、外出するときの必需品とも言えるあれ。
身を守るために大切なあれ(はい、大袈裟です)



そうブラをするのを忘れていたのです。

自分でも正直ビックリ。
まさかブラを忘れるなんて。

「あぁ、やってしまった」と思ったものの、時すでに遅し。

今から家に帰ると当然レッスンの開始時間に間に合わない。
近くにブラを買えるようなお店もなし。

季節は、夏。

上半身に着ているのは、薄いキャミとTシャツ。

「ブラを忘れるなんて、女性としてどうなのよ?」
と自分にツッコミを入れつつ、
私の羞恥心とかはこの際どうでもよくて、

すぐに頭をよぎったのは、
レッスンに参加してくれる方が、
ブラをし忘れるという女性としてありえない私のミスに気づいてしまい、
気が散ってヨガのレッスンに集中できないこと。

自意識過剰といえばそれまでですが、
生徒さんがヨガに集中できないことは、何としても避けなければ。

幸い、その日のレッスンの参加者は女性オンリー。

自意識過剰気味な私は未熟な頭で一生懸命考えました。

ノーブラであることには何も触れず、しれっとレッスンを始めたとして、
万が一、生徒さんが途中で
「あれ、先生 胸が・・・!」
と気づいてしまい、気が散ってしまったら。

でも、もしかしたら気づかないかもしれないし、

でもでも、やっぱり途中で気づいて、気が散ってしまったら




思考をめぐらせた結果、
私はレッスンのはじめに、告白することにしました。
そうすれば、レッスン中に不意打ちで生徒さんの集中力を邪魔することがないと判断しまして。

ブラを忘れたことを、これも人生のネタとして
面白おかしくお伝えできたら、
生徒さんがリラックスした状態で、ヨガのレッスンをスタートできるかもしれないという淡い願いも込めて。

通常のヨガのレッスンの流れは、はじめに先生が少し話して、
そのあと呼吸を整えるところからはじまります。

レッスンの開始時刻になり、
告白の時間が刻一刻と迫ってきます。

内心、ドキドキ。
「静まれ、心」と願っても、心臓はバクバク。

もちろん見た目は、平然を装っています。

そして

いざ、告白。(というか懺悔?)

幸い、生徒さんは笑ってくれました。
というか苦笑い?

「生徒さんに気を遣わせる先生ってあかんやん」と謎の関西弁でセルフツッコミを入れつつ、
告白の時間を終え、呼吸を整える時間に。

告白の余韻のせいか、まだドキドキはトマラナイ!
そんな私の内部事情はどうでもいいことなので、
呼吸を整えるインストラクションを始めると、

ドキドキしていた私の心が落ち着いていきました。

呼吸は身体と心の状態とつながっているというけれど、
呼吸ってほんとにすごい!
とまさに身をもって実感しました。

ヨガの呼吸法では、「吐く息」を特に意識していきますが、
「吐く息」には、心拍数を下げ、副交感神経を優位にして、
気持ちを落ち着かせる効果があるのです。

普段私たちが無意識にしている呼吸は、
交感神経とつながりのある「吸う息」が優位になりがちで、
身体と心を緊張させやすいのです。

呼吸を整えるって本当に大事!

あとにも先にも、ブラを忘れたのは、このときだけ。
これから先のことはまだ分かりませんが、
これが最後の恋ならぬ、最後のブラ忘れ(そんな言葉ある?)
にしたいところです。

以上、呼吸ってすごいと私が身をもって実感したノーブラ事件でした。


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モリエアサヒ
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