【ヨガポーズ】誰も教えてくれないこれだけは抑えておきたい戦士(英雄)のポーズ2のコツ
ヨガの定番ポーズのひとつである戦士(英雄)のポーズ2/ヴィーラバドラアーサナ2。
このポーズは、左右の骨盤を同じ高さにして背骨をまっすぐ上に向かって伸ばし、両腕は左右に伸ばします。
とてもざっくりと言うと、身体を上下・左右に伸ばすポーズです。
▼このポーズの詳しいやり方や効果を知りたい方はこちらをチェック
ヨガのレッスンで戦士のポーズ2をとるときによく見かけるのが、骨盤が傾いて(左右の骨盤の高さが違う)、背骨が膝を曲げている前足の方に傾いているケース。
これは戦士のポーズ2をとるときによくあるミスアライメントです。
ヨガにおけるアライメントとは、とても簡単に説明すると、安全で効果的な「正しい身体の位置(配置)」のことで、ミスアライメントというのは身体の位置が正しくないってことです。
ミスアライメントが起こると、せっかくのポーズの効果も下がってしまいます。
では、戦士のポーズ2のこのミスアライメントを解消するにはどうすればいいのか。
結論からいうと、最も簡単なコツは、弓を引いているイメージでポーズをとることです。
「えっそれだけ?」と思われるかもしれません。詳しく説明していきますね。
上記でみた戦士のポーズ2のミスアライメントを解消するには、身体の使い方という観点から細かく言えば、
・前足のかかとと後ろ足の土踏まずが一直線になるように足の位置を調整する
・足を横に開き辛い場合は、後ろ足の親指を少し内側に向ける
・後ろの足の付け根を内回し + 前足の付け根を外回し にして、左右の骨盤の高さを同じにする
・両足裏から骨盤に向かって、足を引き込む
・特に膝を曲げている前足の太ももの骨を骨盤に引き入れる
・後ろ足にも重心をのせるために、後ろ足の親指の付け根と小指の付け根・かかとでしっかりマットを押す
ということがポイントになります。
そう、「ポイント多っ!」ときっと思うはず。しかも、これらを全てすぐに身体で再現するのは、慣れていないと難しかったりします。
それ故に、戦士のポーズ2で上半身・背骨が傾くのを最も簡単に解消するには、弓を引いているイメージでポーズをとることがコツになります。
そもそもこのポーズは、戦士が弓を引いている姿を表しているポーズなんです。
こんなイメージ↓
弓道をイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、弓を引くとき前のめりになる人はいないはず。「引く」というのは、後ろに引くということですから。
弓を「引く」のだから後ろ側(後ろ足)にもしっかり重心がのり、前足の方に上半身や背骨が傾くことを解消できます。
戦士のポーズ2をする時、弓を引くようなイメージでポーズをとってみて下さい。
そうすれば、上半身が前足(膝を曲げている足)の方へ傾くことは少ないはず。
これは、身体の使い方・柔軟性・筋力云々ではなく、あなたの想像力が試されます。
ぜひあなたのイマジネーションを存分に発揮して、弓を引く戦士になりきって勇敢な気持ちでポーズをとってみて下さい。
以上です!