呼吸が苦しくなる理由|75の呼吸
皆さんはクロールの呼吸をするときに、
肺の容量のどのぐらいまで
息を吸っていますか?
100%?
95%?
90%?
85%?
クロールの呼吸で
肺の容量100%まで息を吸ってしまうと
色々な問題が発生します。
試しにクロールの呼吸で
肺が満タンになるぐらい目一杯息を吸って
クロールを泳いでみてください。
きっと
「苦しい…」や
「呼吸動作で泳ぎが止まる」や
「なんか泳ぎにくい」
と、なると思います。
クロールでは
呼吸動作に費やせる時間は
0.4〜0.8秒と言われています。
空気吸うための時間は
1秒ないんですね。
なので、
この1秒以下の時間の中で
肺の空気を満タンまで詰め込もうとすると
呼吸動作が間に合わなくてしまい
泳ぎが止まってしまうんですね。
マスターズの方に多く見られる
「呼吸の度に泳ぎが止まる」
と、いうのもこれが原因です。
更に100%まで
息を吸ってしまうと
背中側に力が入ってしまいます。
身体が反りやすく
腹圧が抜けてしまう原因になりますね。
陸上でマラソンをするときでも
流石に100%までは吸わないですよね。
それらを防ぐためには
1/4か、多くても1/3ぐらいの空気交換ぐらいで
50%ぐらいまで吐いて、
75%ぐらいまで吸う…
のがオススメです。
しかし、
苦しくなってくると、
より空気を吸いたい欲求が強くなり
50%⇔75%が徐々に
55%⇔80%
60%⇔85%
65%⇔90%
と、増えていき…
最終的には
75%⇔100%(25%交換)
80%⇔100%😕(20%交換)
85%⇔100%☹️(15%交換)
90%⇔100%😨(10%交換)
95%⇔100%😰(5%交換)
100%⇔100%😱(0%交換)
と、なり
結局息が吸えなくなってしまうのです。
更に、
強い緊張感や
水への恐怖心があると、
息が50%まで吐けなくなります。
結果的に
苦しくなってしまうのです。
とは言っても、
頑張って泳いでいると25%交換では
どうしても苦しくなることもありますね。
どうして苦しいときは、
50%⇔75%(25%交換)を
“吐く量”も“吸う量”も数量も増やして、
40%⇔85%(45%交換)
にするのが正解です。
間違っても
“吸う量”だけ増やして
50%⇔95%(45%交換)
にしないように気をつけましょう。
もちろん、
息がたくさん吐けた方が良いですが、
まずは肺の容量の
50%ぐらいまで息が吐けるように
水の中でボビングしましょう。
50%の目安は、、、
深呼吸をして、
「これ以上吸えない….(100%)”
と言うぐらいまで吸ったら、
そこから息を吐いていって、
「もう、吐けない…(0%)」
というところまで吐きます。
そのちょうど中間あたりが
50%のイメージですね!
以上、
呼吸のコツでした。
是非、お試し下さい。