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ものづくり革命第二弾!「まくら難民」を救う「NELL まくら」を生み出した「Morghtらしいものづくり」とは?

こんにちは、Morght公式noteです。
Morghtは「あなたがあなたらしく生きるための、最高の準備を届けつづける。」をミッションに、上質な寝心地を手に届く価格でお届けする、こだわりの寝具ブランド「NELL(ネル)」を展開しています。

このたび2025年1月23日より、「NELL まくら」を発売しました\(^^)/

「NELL まくら」は、発売当初に売り切れ続出だった「NELL ボックスシーツ」を企画担当したMorghtの商品企画 長谷川が中心となって推進した第二弾商品です。

この「NELL まくら」、従来のまくらとは全く異なるアプローチで開発を進めました。Morghtは「世界一おすすめできるものづくり」を開発のコアに掲げ、企画から販売の仕方にまでこだわり抜いています。

それを可能にしているのは、Morghtのユニークなメンバーたち。実は、Morghtはものづくりではない異業種出身者がほとんどです。ものづくりの守るべき伝統と刷新すべき慣習を見極め、人々にとって「世界一おすすめできるものづくり」をしたい。
今回もそんな一心で、従来のまくらには無かった新世代のまくらが誕生しました。このNoteでは、公式サイトで語られていない開発の裏側をお送りさせていただきます。

インタビューしたメンバー

長谷川美聡 商品企画
社員紹介はこちら:https://morght.com/career/misato_hasegawa

まくら難民を救いたい!「NELL まくら」の企画が始まる

大変ありがたいことに、まくらを企画する以前から「NELL マットレス」をご愛用いただいているお客様に「NELLのまくらを買いたいです!」とリクエストをいただいておりました。今回、ご要望にやっとお応えすることができ、嬉しいです!

とはいえ、前回のボックスシーツ同様にかなり悩みぬいて完成しました。

そもそも、「使用するマットレスや敷布団」、「体格」、「その日のからだの調子」などの状況に応じて、まくらが合う、合わないと感じ方が変わると我々は考えています。
だからこそ、某寝具メーカーでは何十種類ものまくらを販売していたり、パーソナライズされたまくらを提供するメーカーがあったり、素材で差別化を図るメーカーがいたりと、多くのまくらが市場にあります。そのなかで「NELL」からリリースするまくらって何がThe Bestなんだろうかと考え続けた日々でした。

そこで、デプスインタビュー(*)を実施しヒントをいただくことに。自分に合うまくらが分からない、自分に合ったまくらにまだ出会っていない「まくら難民」と呼ばれる人々が多くいることが分かりましたね。そうして、そういったまくら難民を救う「NELL まくら」の企画が始まりました。

<結果から得られた声を抜粋>
・何個もまくらを買って試しているが、何が自分に合うまくらか分からない
・良い睡眠を求めてオーダーメイドでまくらを買ったけど、合っていないと感じている
・起きた時にまくらがずれている
・寝相が悪いのか、まくらが悪いのか、朝起きた時に首が痛い  等々

※どのようなプロセスを経てその商品を購入したのか、なぜその銘柄を使用しているのか、などについて深く掘り下げ、その背景にある対象者の意識や本音をインタビュアーと対象者の1対1のインタビュー形式で行う定性調査

新生代のまくらが誕生!
ポケットファイバー構造で「一晩中、あなたの動きに寄り添い続ける」

「NELL まくら」のコンセプトは「一晩中、あなたの動きに寄り添い続ける」です。

人は眠っている間に20回以上も無意識に寝返りを打ち、頭の向きを変えながら全身の負担を軽減しています。そのため、動きに寄り添い続け、適度な反発力で動きをアシストし、どんな寝姿勢でも心地よくフィットする、理想的な寝返りをサポートするまくらを開発しました。

実は、適度な反発力で動きをアシストすることと、心地よくフィットすることって相反していて、両立したまくらを開発するために結構苦労したんですよ...…笑

いろいろな素材や形状を試しましたが、最終的には私たちのロングセラー商品である「NELL マットレス」からアイデアを得ました。「NELL マットレス」は業界最高水準1,734個(*)ものポケットコイルを採用し、コイルの反発力と多くのコイル数でからだを点で支え、寝返りをサポートする特徴があります。
※ダブルサイズの場合

そこで、「NELL マットレス」のポケットコイルから着想し、「ポケットファイバー構造」を新たに開発しました。ファイバー素材は反発力が魅力で動きやすい反面、通常、シート状のものが多く、頭がグラグラしてしまい、フィット感や安定感という意味では物足りなさがあると考えていました。そこで、ファイバー素材を円柱状にカットし、ポケットコイルのように独立して動く構造にすることで、反発力を活かしながら点で頭を支え、フィット感をだしています。工場の方と相談しながらファイバーの密度や、円柱の大きさ、成形方法など何度も頭の動きとフィット感を調整して出来上がりました!

他にも「NELL まくら」にはこんな特徴があります!

好みに合わせて4通りの高さ調整

体型や好みはもちろん、その日のからだの調子に合わせてフィットする寝心地を実現するために、4通りの高さに調整できます。首元に使用しているパイプの量が異なり、まくらの上下を入れ替えるだけで高さを変えることができますし、付属の調整シートを入れるとさらに幅が広がります。

ちなみに、ちょっとしたこだわりなのですが「あれ、どっちが低い?高いんだろう?」と思う瞬間を少しでも無くしたくて、まくらの側面には「LOW | HIGH」のタグをつけているんですよ!
昨年発売した「NELL ボックスシーツ」も同様にシーツの上側にタグをつけて、縦横がすぐに分かるような配慮をしたところ、「便利ですね!」とコメントいただいたユーザーレビューを活かしました。

アーチ形状で一晩中、理想の寝姿勢に

人は寝ている間、弧を描くように寝返りをすると言われています。寝ている間、自然な動きに寄り添い続けられるよう、首元をアーチ形状にしました。また、寝返りしやすいよう、あえてまくらのサイドは高さを上げずにフラットな形状にしたのですが、横向きは仰向けに比べ、まくらと首元の隙間が大きくなるので、そのままでは首に負担がかかってしまいます。そこで、アーチ形状を活かし、まくらのサイドに向かうほど首元のパイプの幅を大きくし、寝姿勢に合わせて寝具と首の隙間が埋められるようにしました。

高い通気性で入眠をサポート

「NELL まくら」のコアであるファイバーユニットは、95%が空気層です。また、内部の生地や首元のパイプなど細部の素材選定も通気性にこだわっており、熱や湿気がこもりづらいため、一年を通して快適な睡眠環境で過ごしていただけます。

丸洗いできる衛生的なつくり

デプスインタビューで得た「まくらを洗いたい」というニーズにお応えすべく、丸洗いできる衛生的なつくりを実現しました!

「NELL まくら」は2つのパーツ構成でできており、頭に近いパーツは洗濯機洗い、ファイバーユニットや高さ調整シートは耐久性を維持するためにシャワー洗いを推奨しています。

また、ここもこだわりなのですが……。
洗濯に関する表記は洗濯ラベルに記載すればOKというルールがあるものの、小さな文字は読みにくく見落としたり、何度も洗うことで文字が薄れて分からなくなってしまった経験はありませんか?(私は何度かありまして...汗)そのため、洗い方が一目でわかる位置にシャワータグをつけました!間違わずに洗っていただき、長く使い続けてもらえたらと願っています!

なお、お肌に直接触れるまくらカバーには、ボックスシーツと同様に菌の繁殖を抑える高い制菌加工を施しています。

高い耐久性で長く使える

まくらはそもそも耐久基準が無く、さらには「ファイバー素材はへたりやすいのではないか」と思われがちですが、NELLマットレス同様長く安心して使っていただけるように、「10万回の圧力をかけ、3mm以上のへたりは不合格」という厳しい自社基準を設け、第三者機関にて適切な耐久性試験を実施しています。

120日間のフリートライアル付き

「NELL」だからこそ「お客様へのお届けの仕方」にもこだわっています。ただ売って終わり、ではなく、本当に自分に合うまくらかどうかお試しいただく期間を設けています。

「NELL マットレス」、「NELL ボックスシーツ」同様に120日間のお試しがついていますので、ぜひセットで寝心地を確かめていただけたらと考えております!

機能だけじゃない、「NELL」の世界観を踏襲したコミュニケーションでMorghtらしいものづくりを体現

前回リリースした「NELL ボックスシーツ」では、最善のクオリティで商品を量産する体制整備に苦労しました。「NELL まくら」も高品質な状態でお客様に届けるために、品質管理体制を早期に整え、生産現場と一緒になって課題を解決していく関係性づくりを意識しました。前回の反省を活かし、前に進むための落としどころを早期に見つけられるようになってきたと思います。

それでも商品が変われば生じる課題や考えることが変わるので、社内外のあらゆる関係者を巻き込みながら、タフに商品と向き合いました。

例えば、「NELL」としてリリースするまくらであるからこそ、「NELL」の世界観を視覚・触覚を通じて感じてもらいたく、生地の色や感触、フォルム、商品を開封するときの体験など細かな点までアートディレクターの鎌田と考え抜きました。
(鎌田のインタビュー記事)

また、「NELL まくら」の特徴をどうしたらシンプルに誰でも分かりやすく説明できるか、マーケティング・PRチームに相談し「頭専用マットレス」というキーワードをいただいたり、「まくら年表」でポケットファイバー構造の真新しさを表現いただきました!

各部門の知見を借りながら、「機能」だけでは無くてNELLの世界観が詰まったコミュニケーションにまでこだわる「Morghtらしいものづくり」を体現できたと思います。改めて関わったすべての人に感謝したいです。

ワンランク上の商品企画を目指し、NELLでいっぱいの寝室を叶えたい

ものづくりをしていると、よりよいものを、とこだわりたくなってしまうことが多々あります笑。お客様に喜んでいただけるよう最善を考える一方で、複雑な商品になり、品質管理と量産体制の整備にかなりの負荷が生じます。お客様に喜んでもらえる商品を届けることはもちろん、生産者側にも喜ばれる、そして社内みんなが応援したくなるWin-Win-Winな商品づくりを目指していきたいです。足し算だけでなく、引き算でものづくりができるよう、ワンランク上の商品企画にチャレンジしたいですね。

そして、「NELLを使ったら睡眠の質が上がった!」と言っていただける商品を企画し、お客様の寝室がNELLであふれる世界を実現できたらと思っています。

次回作もぜひご期待いただけると嬉しいです!

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