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離乳食で栄養より大切だと思うこと
こんにちは。
おおざっぱ栄養士のもおちゃんです🐮
離乳食を子どもに食べさせるうえで、栄養面を気にするママ・パパは多いと思います。私もその一人でした。
でもね、2人の子育てを通して、少し考えが変わりました。
私が離乳食で栄養より大切と思うことは、咀嚼と味覚の形成です。
確かに栄養はとっても大切。
特に生後6か月以降は鉄・ビタミンDが不足しやすくなります。
厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドによると⇩のように書かれています。
母乳育児の場合、生後6か月の時点で、ヘモグロビン濃度が低く、鉄欠乏を生じや すいとの報告がある。また、ビタミンD欠乏18の指摘もあることから、母乳育児を行 っている場合は、適切な時期に離乳を開始し、鉄やビタミンDの供給源となる食品を 積極的に摂取するなど、進行を踏まえてそれらの食品を意識的に取り入れることが 重要である。
栄養は確かに大切です。
でもね、引用した支援ガイドに書いているように
「鉄やビタミンDの供給源となる食品を 積極的に摂取するなど、進行を踏まえてそれらの食品を意識的に取り入れる」
食品を無理のない範囲で意識的に取り入れたらいいんです。
例えば
鉄→レバーの粉末、青のり、オートミール、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜など
ビタミンD→しらすなどの魚類、卵黄(アレルギー注意)、日光浴など
無理ない範囲で取り入れればよいのです。神経質にならなくて大丈夫😌栄養なんて後からなんとでもなります。だって戦時中や戦後に生まれた赤ちゃんの方が栄養面は絶対足りていなかった!でもその時代に生まれて人で今、生きている高齢者は元気な人が多いでしょ?だから大丈夫😌
栄養より噛む習慣をつけることと味覚の形成が大切だと思う理由
栄養も大切かもしれないけど、それ以上に噛む習慣や味覚を育ててあげることの方が大事です。食習慣の土台は乳幼児(3歳まで)に作られると言われています。
離乳食~幼児期の食事を通して、子どもにこれらを育ててあげることが大切です
理由①歯と舌は離乳食の期間に成長する
個人差は大きいですが、一般的に生後7ヶ月前後から歯が生え始め、乳歯は3歳ごろまでに生え揃います。(ちなみに我が子は早くて1人目→生後4ヶ月頃〜、2人目は生後5ヶ月頃〜生え始めました)。
歯だけではありません。舌の動きも成長します。離乳食を食べることを通じて全く動かなかった舌が上下左右に動かせるようになります。
この時期に赤ちゃんにもぐもぐして食べてからごっくんと飲み込むことを習慣づけてあげると後々ラクです。
対策として
①赤ちゃんに食べさせるときに『もぐもぐしようね』と声をかける
②早く食べさせようとしない(時間に追われ、なかなか難しいかもしれませんができる範囲で😌)
③手づかみ食べをさせる
(我が家は8ヶ月から手づかみ食べ中心です)
などがあります。
この辺りは別途、詳しく書きたいなと思ってます。
理由②味の好みのベースは離乳食に作られる
この時期に味の好みが発達し、それが長年にわたって定着することが研究によって明らかになっています。この時期に味覚の形成をサポートしてあげると子どもの偏食を予防することができます。
ヒトは甘いもの、塩辛いもの、アブラをおいしく感じるように、また苦いものを嫌うようにプログラミングされています。
食経験を通して、大人になるにつれて苦いもの(コーヒーやピーマンなど)を好むようになるのはこのためです。
なので、初めに食べさせる離乳食の野菜はほうれん草や小松菜などの苦みのある食材から食べさせることをおすすめします。
ちなみに味覚の感度は赤ちゃんがピークで年齢とともに下がっていきます
味付けは極力せず、素材の味を食べさせることが大切です。
この時期に味覚をプログラミングしてあげると偏食の予防になります。
理由③一度ついた習慣ななかなかなおらない
習慣と言うのは言い換えると自分の癖になります。離乳食を通じて子供に噛むことや素材の味を習慣付けないと、幼児さんになってから噛まないことや偏食に悩む可能性が高くなります。
大人でもそうですが、一度ついた習慣をなおす事はなかなか難しいです。
まとめ
離乳食で栄養面を意識することは大切ですが、
それ以上に私は赤ちゃんに噛む癖をつけてあげることと素材の味を食べさせて味覚を育ててあげることの方が優先度が高いと私は思っています。栄養は後からでも何とかなります。
この辺りを意識して離乳食に取り組むと
もしかしたら子どもの偏食や食べものを噛まないことに悩むずに済む日がくるかもしれません。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました✨