142日目 失敗から学んだことを活かすには?
私の課では大きな失敗を5年以上していないため、大きな失敗が起こった時の対処法をOJTで教育できていません。
教育できていないため、いざ大きな失敗が発生した時に対応できないかもしれないという不安があります。
一方で、失敗はしない方がいい。失敗した時の対処法なんて、教育するような事ではない。失敗しないようにするにはどうすべきか教えるべきという意見もあります。
確かに、無駄のように見えるプロセスも失敗をしないように設定された迂回路だったりします。
最短距離で行こうとして、そこに大きな穴があることを知らないと、落ちてしまう可能性があります。
穴があることを知っていれば、迂回路で行くべきと判断できますが、穴があるということを知らないと、自分で穴があることを確認するか、穴に落ちてみないと、迂回路を選択するということができません。
他人の失敗をただ周知するだけでは、結局、他人事で頭に残りません。
なぜ、迂回路を通らなければいけないのか?ということを疑問に感じるように教育していく必要があります。
何も疑問に感じれないようであれば、迂回路を遠回りと解釈されてしまいます。
迂回路に入る前に「なぜ、ここは直進してはいけないのか?」と疑問を投げかけて、迂回路を選べるように教育していかなければなりません。