207,208,209日目 媒介は手段でしかない

音楽が好き、映画が好き、だから音楽を作りたい、映画を作りたい。

こう言った発想は「何も考えていないと」思ったら方が良いです。

音楽は媒介です。
リズム、明るさ暗さ、音程の高低、歌詞など様々な要素があって、そう言った嗜好を音楽という媒介で人から人に伝達しているにすぎません。

映画も媒介です。
作者の世界観を伝えるための媒介でしかありません。

媒体は音楽や映画でなくても良いかもしれません。

例えば、ものを作る時に、図面を書きます。
その図面を基に製作を開始します。

図面は媒体です。

作りたい人と製作する人が同じであれば、いちいち図面に書き出す必要はありません。

音楽、映画、図面は媒介、媒体であり伝達手段でしかありません。

他にもこう言った例はたくさんあると思います。
無意識のうちに手段が目的化してしまっている事があると思います。

大企業では機能が細分化されているので、各組織の成果は大きなプロセスのごく一部でしかない事がほとんどです。

音楽を作ることが目的になっていません?
映画を作ることが目的になっていませんか?
図面を作る事が目的になっていませんか?

今一度、自分たちが設定した目的が、単なる手段になっていないか確認する必要があります。

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