330日目 ロボット型検索が便利か?
インターネット黎明期は検索窓というものがなく、ディレクトリ型検索といういわゆるフォルダで管理するような画面でした。
その後、キーワードを入れるとページランクという機能を基にホームページを順番に表示する方法がメジャーになっていきました。
今のGoogle検索はこれです。
ページランクというのは、そのホームページがほかの人のホームページにリンクされている数が多い順に並べる方法のことです。
人気順と考えてもらえば良いでしょう。
インターネットの検索では、正しいものが最初に表示されるのではなく、人気のあるものが最初に表示されます。
正しいもの、公式なものが先に表示されるわけではありません。
検索して、何も考えずに最初に表示されたものを信じていると間違った情報を信じることになるとい大きな欠点があります。
そのため、検索した結果、その情報が最もらしいのかを検証して、最もらしい情報という裏付けがあれば、信じて良い情報になります。
最もらしいのかとはどういうことでしょうか?
1番最もらしい情報は、一次資料であることです。
政府が発表している資料で有れば、政府のホームページが一次資料です。
政府の発表を新聞社やジャーナリストが書いた記事は2次資料で信頼性が低下します。
信頼性は低下しますが、冗長な政府の文章を簡潔に述べていたり、わかりにくい用語をわかりやすくしたりしているので、読みやすかったりします。
検索結果は何も正しい情報を与えてくれませんが、ヒントとなる人気順の情報のありかはたくさん与えられるので、そこから検証をしていけば、正しい情報に辿り着くことができます。
ディレクトリ型検索は情報でありふれた状態では見つけるのが大変です。
超高層ビル全フロアが図書館でその中から欲しい本を探すイメージです。
超高層ビルの各フロアにどんな種類の本があるのか確認していく必要があります。
そのあと、該当のフロアのどのエリアにあるのか確認して、その付近まで行って、目的の本があるか1つ1つ確認していく必要があります。
たくさんの情報の中から探すには、ディレクトリ検索はかなり大変です。
ただ、ディレクトリ検索の方が便利な場合もあります。
情報が分類しやすく、そんなに多くないときです。
会社の中の情報であったり、学校内の情報で有れば、ディレクトリ検索の方が早く情報にたどりつけます。