マガジンのカバー画像

エッセイ

142
運営しているクリエイター

#私のプレイリスト

20数年目の9/6によせて

20数年目の9/6によせて

今年も一足お先に献杯してきました。
彼が亡くなってから、
20数年、
以来、自分より若い友人の訃報に接することが多かった20代を振り返ると、
なぜか不意に、「もう朝が来ちゃったね?
外が明るくなってきたよ。
仕事だよね?
もう寝なきゃね」と言いながらも、
まだ電話を切れずに、
話していた会話がいまも思い浮かびます。
それはまた別の女の子のことだけれど。
その電話で交わした会話の続きがある日、
不意

もっとみる
7/30、午前5時のプレイリスト

7/30、午前5時のプレイリスト

大橋トリオを僕が知ったのは、その頃に仲の良かったアルバイトの友達数人でたまにいくカラオケで、この歌を歌う子がいて、それから誰もがこの曲を歌いはじめた。
「ふたつの流れ星が一瞬だけ、ぶつかった」と珍しく友達がロマンチックな事を呟く。
いまはもう語られる事のなくなった、あの時の気持ち。
いつか形を変えて物語にして、昇華しようとずっと思ってる。

その頃に、流れ星の彼女がよく歌っていたのが、
さかいゆう

もっとみる
7/26、午前1時20分のプレイリスト

7/26、午前1時20分のプレイリスト

ふと友達といる時に、レイハラカミをかける。
それが彼女にとっては衝撃だったみたいで、
(彼女はディープなミュージック・フリークだ)
そうこうしている間に、YouTubeからいろいろとかけて遊ぶ。

rei harakamiをちゃんと聴いたのは、レッドカーブだった。どういう経緯で聴いたかは忘れたけれど、ずっと愛聴している。
そこでは、ここではちょっとひねって、
レッドカーブの思い出から1曲。
唯一、

もっとみる
7/21、夕暮れのプレイリスト

7/21、夕暮れのプレイリスト

くもり空の中を歩く。
傘も持っていない。
ぽつんと雨粒が落ちてくるけれど、
気にするほどじゃない。

一時期はブルースDJを名乗っていた。
最初にブルースのイベントでDJした時には、
ブルースはまったくかけていない。

60年代のブリティッシュ・ロックだった。
いまも覚えているのは、近藤房之助さんが、
スペンサー・デイヴィス・グループの「I'm a man」をライブが始まる前に、もう一度かけてくれ

もっとみる
7/19、朝のプレイリスト

7/19、朝のプレイリスト

ふと目に止まったハッシュタグに連れられて、
たまにはプレイリストでも作ってみよう!と思った出勤前。

まずは8曲の日本語詩で選んでみる。

まずはTHA BLUE HERBから。

10数年前に初めて聴いた時からずっと、何かにつけ、
自分を鼓舞したい時には聴いている。
ブルーハーツの「未来は僕らの手の中」へのオマージュで、トリビュートアルバムに収録されるために作られたけれど、事情があって、そのアル

もっとみる