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あれから3年 < 働く >ってなんだろう
2020年、
全人類が人と会うことを制限されるという今まで経験したことのない世界が3年ほど続いた。
そして2023年、
世の中は567との付き合い方を理解し、
少しずつ日常に戻る流れにある今日この頃。
皆さんはどうお過ごしだったでしょうか。
私は会社員なのですが
この3年、会社に行かずフルリモートで
仕事をしていた。
始めの頃は慣れないものだった。
まず自分の仕事内容。
会社を離れリモートで働いてみたら、
いかに人のフォローが大半で
実際の自分の作業量は短時間で済んでしまうことを知り、ちょっとショックだった。
だから<手隙の時間>が増えたんだけど
なんかめっちゃイヤだった。
それは、暇が怖かったから。
実は入社してしばらく経った頃から
この<暇>の恐怖はあった。
受注生産的な仕事だから、手が隙くんだよね。
これまでの人生、忙しさで
私の<存在価値>を補っていたことに気がつく。
人のフォローに入ることも、役に立つことで
<嫌われない>で済むと思っていたと思う。
そうして居場所や信頼を作っていた面もあるな。
その諸々がなくなって<暇>を味わうことは、
私にとってある意味
自分を存在を否定することに繋がり、
とても苦痛だった。
でもビリーフを学んだお陰で、
それは違うのかもしれないと
思えるようになったよ。
そしてもう一つ。
●やりがいはあるけど忙しかった前職
●暇を味わっている今の仕事
とで、給料にそんなに差がないこと。
時間、お金、やりがい
うまく言えないけど
なんか引っかかっていた。
「働くってなんだろう」
そんなことをこの期間、模索していた。
皆さんはどうですか?
この3年、
私にとって大切だったのは「時間」だった。
時間が私を自由にし、
自分の中の創造性を引き出してくれた。
これがとても大きい。
<仕事>にこだわり、<社会>からずれてはいけないと思い続け。
<会社>の中で経験や地位を得ないと、世の中に認められないと思っていた。
今思えば、認められるって何?
仕事は楽しいものではない、苦労するもの
そんな概念に縛られた私の考えを、
時間が解きほぐしてくれた。
もちろん、会社に所属し、
お給料をもらえていたからこそ
お金に縛られず、生活を楽しめた。
その点は本当に感謝している。
暇があんなに怖かったのに。
暇で、時間ができたことを楽しんだことで
新たに好きなことに出会ったり、
料理をゆっくり作ったり、
季節を味わったり、心理学を学んだりした。
<小さなやりたい>を叶えていったら
イベントをしたり、撮影したり、スタイリングしたり。
もっと<大きなやりたい>が出来ていた。
仕事でやりたいことを実現させようと働いていた頃より
自分の力を使い、人と出会い、繋がり、味わい。
楽しく充実した3年間だった。
「働くってなんだろう」
今、私にとっては
自分に<ある>ものを使い
人に何かを提供すること
そんなふうに思っている。
外側の何かできることとか、
そういうものでもなく。
いるだけで人に安心を与えるくらい、
あなたが本来<持っているもの>が
誰かの光になるものというか。
その私の中にある<与えたいもの>を大切に、
軸にしていきながら、
生活をしていける仕事をする。
これが今しっくりかな。
最初は物質的な利益が出ないかもしれない。
でもそれでいいと思っている。
本当に<やりたいこと>って、
心が満足するから。
やってみて、1人でもいいと思ってくれる方がいたら、続けてみたらいい。
嫌なことをして、
本当にやりたいことを我慢して
選択できないなら
もうそれは違うと今は思える。
働くって、もっと有意義で
あるものを活かす、そんな力強いものだと
私は思うし、そう信じたい。