「生き急いでる?」だって“今の私”は今だけだから
「生き急いでる?」
中学生?高校生?そのくらいの時から、母によく言われていた。「あなたは何を生き急いでいるの?」と。
中高生はまず部活。地元ビリの吹奏楽部で、小編成のアンサンブル大会で県大会にまで進んだ。高校は県大会常連校。超下手なことに気づかないところから始まったけれど、コンクールメンバーになったし、東関東大会に進んだし、それはもう、学生時代は部活ばかりの青春だった。
加えて、勉強も抜かりなく。成績でオール4くらいをキープ、それも全教科。平均的にできるくらいにはやっいた。休日は読書とお出かけと、本を読むか寝てる時間くらいしかじっとしていない生活。
大学生はそれはもう盛りだくさんで。学科の勉強にサークルアルバイト。ここまでは常にパンパンで、更には資格、旅、休日はとにかく外に出る。スケジュール帳は真っ黒の4年間だった。
やっと仕事をはじめたと思ったら、読書したいわ勉強したいわなんやらで、また詰め込みたいなとか思ってる。ほんとにどんだけやるんだよって、母に呆れられそうなくらい。
仕事が決まってまだ数週間なのに、こんなにもやりたいことが出てきちゃうのは、安定した生活が見据えられたのもある。「安定したからじゃあこれできそう!」と、自分の状況に合わせて詰めていく。
それでふと思ったの。なんでこんなに詰め込んじゃうんだろう?って。
若くて元気な私って今だけなんだよ。
「あれやりたい!」と思う私も今だけなんだよ。
仕事をはじめた今、部活みたいな吹奏楽はあんまりやりたくない。もういいかなって感じ。
山のように読書していた時期もあったけど、それも今はいいかなって感じ。
それは、今は“今の私”がやりたいことがあるから、
年齢、状況、体力、生活
いろんなことがあって、刺激されて、「ありやりたい!」が生まれてくる。今のこの状況だからこそのものだと思う。
だからね、生き急いでるかもしれない。
でも“今の私”は今だけだから
いま、やりたいことをどんどんやりたい。
それにね、「生き急いでる?」なんでもう今更なんだよ。10年近くも前から、私はずっとそうなんだよ。だから私にとっては他人から「生き急いでる?」なんて言われる方が普通のことなんだよ。
さて、これからなにしよっかな。