友達になりたい面接官に出会った
こんなことあるなんて、思ってもみなかったんだけれど、そう思ってしまったのだから仕方ない。
趣味や好きなもの、考え方や感性が驚くほど合う面接官に出会った。
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その方は数人規模ベンチャーの採用担当さんで、
私はその企業をオファーボックス経由で知った。
就活というものは自分で説明会にエントリーして、選考を進めていくというものだが、その逆のオファー型もある。これは、就活生が自分について登録し、興味を持ってもらった企業さんからメッセージがくる。オファーしてもらえるのでESや一次選考カットといったものもあり、有利かつ探す手間が省けるのでおすすめしたい!私はコマを増やすために登録した。
オファーボックスの面白いところは、自己PRやガクチカだけでなく、趣味や将来像を書く欄があったり、がちがちスーツの証明写真ではなく自分らしさを表す写真にしましょうというコメントがあったり。ありのままの自分を売るというスタイルがとっても好きだった。
機械科の私ですが、志望はひとと関わること。
でも残念ながらオファーいただくのは機械やメーカー系ばかりで、正直不発だなと思っていたところだった。
でも、この面接官さんはきちんと私を見てくれていたんだろう。
自己紹介や自己PRの場で、世界遺産検定やアルバイト先の影響で日本酒について学んだ話をした。面接官さんは観光学部卒でフグ屋のバイトで日本酒を学んだそう。この一致で盛り上がった。そして、似た経験の多い面接官さんをすごく身近に感じた。
就活はじめたキッカケの広島旅のことを話すと、「御朱印の写真見ました!」と言っていただいた。何のことかと言うと、オファーボックスには文章の他に写真も貼り付けられる。世界遺産検定の話と一緒に厳島神社の御朱印の写真をそこに貼っていて、細部まで見てくれていることに嬉しくなった。
趣味や経験が恐ろしいほど一致して盛り上がっただけでなく、私の文章やこだわったところの細部まで見てくださったことがうかがえて嬉しくなった。そして、考え方や感性のちかさも感じていた。
きっと面接官さんも感じていてくださったと思う。
この人と一緒に働いてみたい
こんな人がいる会社に行ってみたい
そう思うのは自然なことだった。
事業内容も合いすぎていた。
ひとと関わるを軸としている私は、営業・コンサルと人材系を中心に見ている。これだとどう頑張っても強みの理系は捨てなければならない。理系が全く役に立たない訳ではない。考え方とか計算力とかPCスキルとか役立つかもしれないけれど、それはとても間接的だった。
わたしとしては問題ないからあまり気にはしてない。でも、せっかく数学の苦手を克服してまで理系になり、大学も好成績で研究も学部の割に難しいことをやっているのにと、周りからは「ちょっともったいないよね」と言われる。うん、そう思うよ。でも仕方ないし、いいやって思っていた。
事業内容は簡単に言うと、エンジニアへのコンサル。
え、マッチしすぎてませんか?
やりたい“コンサル”と強みの“理系”のかけ算
ここしかないだろ…と直感的に思った。
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こんなこと言うと舐めてると思われるかもしれないけれど、ここまで面接対策なるものはしたことが無い。そんな私の面接事情、全部進んでいるのです。
面接の中でも、これでダメなら合わなかったんだと思えるほど自分らしさを十分に発揮していると思う。それくらいかなり自由に話している。それこそ、趣味の一致とかで盛り上がることもある。
でも、「友達になりたい」なんて思える人はいなかった。あくまで割り切った関係。それが本来あるべき姿ではあると思う。でも、あの面接官さんと私は、就活生と面接官ではないフラットな立場でもっと話してみたいと思ってしまった。
説明会兼2次選考の終わり、この感動を伝えずにはいられなかった。
面接官さんともっと話してみたいなと思いました!
一緒に働いたらどんなに楽しいんだろうと思いました!
趣味の話をできたことはとても楽しかったけれど
それだけじゃなくて言葉選びがとても好きでした!
また次回お会いできるのを楽しみにしています!
来週にこの企業さんの最終面接です。
わくわくが止まりません。
面接は社長さんだけれど、面接前に座談会を設けていただきました。
こんな素敵な方がいる企業、どんな所なんでしょう。
どんな方が働いているのでしょう。
今からとても、楽しみです!