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58:甘えは取り払え、学生よ。

夢は現実からの逃避だ。
大学、優秀さ、学歴差が織りなす世界。
イマジナリーの中で、理想の世界に足を踏み入れる。
リアリティーを探究することの恐ろしさから逃げていることと同義だ。

残酷な社会が僕のような学生を待っている。
これは学生にその覚悟がないだけかもしれない。
僕たちにも問題がある。
酒と女遊びだけに注力し、
四年生になって、やっと人生について考え出す。
学が浅い僕たちは、きっと苦戦するだろう。
ちゃんと怒られなかった僕たちの罪は、社会に出て初めて精算される。
当たり前だ。僕たちが弱いんだから。
社会のシステムだ、教育方針だなんだとのたうち回っている。
そんな間に、奴らはやってくる。
『遅かったな、若造。』と。
ボコボコにされる。
なぜなら僕たちが弱いから。
「戦後とかだったらもっと強くなってたかも。」
馬鹿野郎、何言ってんだ。

今は2021年、21世紀初頭を僕たちは生きていかなきゃならない。
80年前に生まれようが、80年先に生まれようが、
その時が、自分にとってのリアルだ。

社会に出たことがなくても、わかることがあるだろ。
働いている人の体験記や、まとめサイトなんかに載ってる。
少しは見て、備えておくといい。
今はいい時代とやらなんだから。

社会はプロ集団の世界だ。
営業のプロ
企画のプロ
工事のプロ
計画のプロ
デザインのプロ
そんなプロフェッショナルの世界に、
足を踏み入れることは、それなりの覚悟がないとついていけないだろう。
学生として、手を差し伸べてもらうのは終わりだ。
大切にしてもらうのは終わりだ。
これからは、
会社の利益と上司の機嫌に左右される、
魑魅魍魎の世界だ。
妖怪ウオッチなんか、使いもんにならないぞガキ。

そんな覚悟もしないで、戦いに行けるスキルとか、
技術とか、礼儀とか、入ってから教わろうなんて、
甘ったれたこといってんじゃない。

基本的なことはできて当たり前。
なめんな、社会。

※これは自分への戒め的に書いたものです。
聞いてて心苦しいかもしれませんが、あなたのシリを
引っ叩く作品になるとも思うので、そこんところ
よろしくお願いします。

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