61:無名
僕は何者でもない。
実際には何者かではあるのだろうけれど、
とかくこのネットの世界では無名である。
文字をつらつらと、自分の考えをつづる。
でも僕のネットの声を聞く人は何人いるのだろうか。
芸能人や著名人、自身のスキルを活かした著者
さまざまな何者かが、この世界にやってくる。
その瞬間、私は太刀打ちができない。
このnoteで戦おうとする僕をフルボッコにしてくる。
その人たちは重ねている。
もちろんそうだ、そうでなければ大きく羽ばたいていない。
そんな何者かが、日々のお散歩、日常の気づきを軽く書く。
僕の全身全霊の作品たちを礎に、その人はいいねをもらっている。
日々挫けそうになる。他人と比較することは人を不幸な気持ちにする。
これの解決策は一つ。自分も重ねていくしかないのだ。
先を見すぎて、勝手に辛くなっている僕を、
この世界は見てなんかくれないのだ。
ささ、筆を進めよう。
キーボードを叩こう。
一文字、一タイピングが、
僕を創る。