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幸せの価値観なぞ、 人のそれぞれで、 まして、2人ぞ 合わぬがオチや。 2人俯く公園。 君がいると、聞いてだな。 まあその話はよそう。 君は自然が好きだって、 故郷思うからとまた言う。 コンクリの、 四角い空に慣れた僕。 バツが悪い故郷は、 ド田舎だ。 家を持たなくてもいいかなと思う。 君は家を持ちたいと言う。 子供は2人欲しいとねだる。 君は男の無知を叩く。 怒らないで欲しいと思う。 君は怒って、そっぽを向いたまま。 ウザいと思われたか
このインターネットの世界で、 人々は自らを隠して生きている。 化けの皮は一切剥がさず、 理想の自分を演じ、好き勝手に文句を言っている。 自分の姿が、世界に解き放たれた時、 皆は同じように話せるのだろうか。 大きな声で、ネットの世界で歌えるか。 僕は歌いたいんだ。
心待ち。 心からその事象を待つさま。 なんて素敵なのだろうか。 自分の内情を表に出し、 相手のことを真に思い、 その事象のために、内をさらけ出す。 心の声は大きい。 もう1人の自分が、中で叫び続ける。 最高の共鳴が、 心待ちである。
昨日彼女の家に泊まった。 付き合って直ぐに、こんなに泊まるとは思わなかった。 いつも大変そうな君を見てると 手を貸したくなる。 でも君は拒否して、自分のためだと言う。 芯の強い、素敵な子だ。 昨日歯ブラシを貰った。 鏡の前とぼやけた視界。 2人並んで歯を磨く。 君の歯並びは世界一。 昨日合鍵を貰った。 よく来る僕に、コレッ。 と渡した。 僕はそれを自分のキーホルダーにつけた。 ふたつの鍵が 重なり、ぶつかり、寄り添っていた。 別れ、黄昏時の帰り
『諦める』の語源。 それは『明らかに見極める』ということ。 私は人から必要以上に多くの情報を吸収してしまう体質だった。 悲しい気持ち、辛い気持ちを感じてこっちまで苦しくなることが多かった。 学校でいい成績を出している人。 部活動で一番うまい奴。 画面越しのプロスポーツ選手や著名アーティスト。 この人たちには共通点があった。 それは『目』であった。 栄光を手にし、周囲から期待されていても、 彼らの目は、泣きそうだったのだ。 トップを目指すこと、優秀で居続け