【最高の一台に出会いました】EPOMAKER x Aula F75 レビュー
タイトルの通りなのですが、自分自身の中で「ほぼ完ぺき」と言える、最高なキーボードに出会いました。
これまでメインで使用していたキーボードは、Logicool G913 TKL と 東プレ REALFORCE GX1 を気分で使い分けていました。
わたしがメインキーボードに選ぶ基準は……
✔ 2台のパソコンと接続できる
✔ パソコンの切り替えがカンタンにできる
✔ 控えめなライティング(むしろ光らなくていい)
✔ タイピングしていて気持ちがいい
(自己満的な要素ですが、とても重要です)
✔ お値段以上
メカニカルキーボードを買おうと思ったことがある人であればわかるかと思いますが、メカニカルキーボードはピンからキリまであります。
安いモノであれば3,000円台と比較的安価ですが、上を見るとキリがありません。
HHKB(40,000円~)
※HHKBは、価格以上のものを感じないので絶対買わないと思います……Keychron(15,000~35,000円)
※Keychronは一時とても欲しい時期がありました、いまではあまり興味がわかなくなりました……REALFORCE(30,000円~)
※ノリと勢いで買ったGX1が想像以上に良かったのですが、価格がアホみたいに高いので二台目は買わないと思います……
といった感じで「良いキーボード」を手に入れるためには、それなりの費用が発生します。
生産性や作業効率向上のための「投資」だという人もいますが、生産性も作業効率もさほど上がらないので、投資という観点で買うのはおすすめしません。
自分が満足できるか否か。ただそれだけです。
メインで使用してるキーボードは2台。
①Logicool G913 → 約30,000円
②REALFORCE GX1 → 約40,000円
両者ともに高級キーボードの部類です。
この高級キーボードを蹴落としてメインキーボードにスタメン入りしたのが、今回紹介する「EPOMAKER x Aula の F75」です。
さきに総論をお伝えしますが、このキーボードは買って損しないキーボードです。
というか、ほぼ満点をつけられるキーボード。
約2週間くらい使い倒しましたので、EPOMAKER x Aula F75のレビューということでまとめていきたいと思います。
EPOMAKER x Aula F75
製品名は「Aula(オーラ) F75」。
キーボードやキーボードアクセサリーを提供するブランドのEPOMAKERとのコラボ商品。
AULA自体はドン・キホーテで見たことがある程度で、商品は持っていませんでした。
ドン・キホーテでは「やらかし市」というコーナーにズラリとAULA商品が並べられていたのが印象的で、そのときから「AULA = 低クオリティの安物チャイナ製品」と勝手にイメージしていました。
しかし!
今回のキーボードで、AULAへの印象は180度変わりました。
75%配列のコンパクトキーボード
配列は日本語配列ではなくUS配列。
(上がUS配列、下が日本語配列)
わたしたち日本人に馴染みがあるのは日本語配列ですが、メカニカルキーボードはUS配列の商品が多め。
日本語配列を探そうと思うと……
・商品の選択肢が一気に減り
・US配列よりも価格が高くなる
と、日本人泣かせなメカニカルキーボードの世界。
「F75」という商品名からわかる通り、キーボード自体の大きさは75%でコンパクトな大きさ。
おなじ「テンキーレス(右側のテンキーがないキーボード)」でも、右側の配列がコンパクトに収まっているため、横幅が狭いです。
4色のカラーバリエーション
ホワイト
ホワイト × グリーン
ホワイト × ライトブルー
ブラック
カラーバリエーションは全部で4色あるようですが、Amazonの白と黒はずっと売り切れ状態……。
本音を言えばホワイトが欲しかったのですが、いつまで経っても入荷する気配がないため、ホワイト × ライトブルーを選択しました。
キーキャップの色が3色なので、デスク環境の色にこだわる人はキーキャップを変えて色を統一させたほうが良いかもしれません。
RGB対応で光りますが……
メカニカル「ゲーミング」キーボードなので、光ります。
光るのですが、不透過キーキャップのせいで、ギラギラには光りません。
キーキャップの隙間から、ぼんやり光が漏れる程度。
「ゲーミングキーボードは光ってなんぼじゃい!」って人には、物足りない光量だと思います。
わたしは、目の前のキーボードがギラギラ光ると集中力が落ちるので、これくらいがちょうどいいです。
専用のソフトをインストールすれば、キーマッピングやイルミネーションを変更できるようですが、面倒くさいのでインストールしていません。
むしろ、専用ソフトをインストールしないと使えないキーボードなんてクソだと思っているので、接続したらすぐに使えるキーボードじゃないと使う気が失せます……。
ちなみに、ファンクションキーと「 │ \ 」もしくは「上下左右」でイルミネーションや速度・光量を変更可能です。
Fn + │ \ → イルミネーション変更
Fn + 上・下 → 光量変更
Fn + 左・右 → イルミネーション速度変更
ノブ長押しでもイルミネーション変更可能です。
ファンクションのほうがカンタンだし早いので、別の機能を当ててほしかった……ってのが本音。
接続方法は有線・無線(ドングル)・Bluetooth
AULA F75の接続方法は3つ。
有線接続(type C)
ドングルによる無線接続
Bluetooth接続
3つの接続方法がありますが、パッケージにも商品本体にも技適マークを見つけられなかったのでBluetoothは使用してません。
ですから、Bluetoothによる接続可否や接続状況についてはノーコメントです。
わたしは、2台のパソコンに接続したいので……
・メインパソコン → 有線接続
・サブのノート → ドングルで無線接続
といった運用方法に落ち着きました。
有線 ⇔ 無線の切り替えは、本体上側にある物理スイッチを切り替えるだけです。
接続先の変更においては、Logicool G913に軍配が上がります。
左上のボタンを押せば切り替えられ、現在の接続先が一目でわかるのは便利です。
切り替えもLogicool G913のほうが早く、AULA F75は無線に切り替えたときにワンテンポ遅れることがあります。
EPOMAKER x Aula F75 のメリットとデメリット
約2週間メインキーボードとして使ってみてわかった、メリットデメリットは上の画像の通りです。
メリットの3つ目は、RGBのところで説明したので割愛します。
メリット①:価格が安い
デジタルジャングルAmazonでの販売価格は、10,240円。
「安いか?」と聞かれたら、一般的なキーボードと比較すると高いのですが、メカニカルキーボードのなかでは安い分類に入るかと思われます。
なにをもって「高い」「安い」の判断をするか?
にもよるかと思いますが、この価格でこのクオリティなら「お値段以上」と言ってもいいでしょう!
メリット②:打鍵音、打鍵感ともに最高
キーボードを紹介する人の中には……
「仕事の生産性があがる!」とか「仕事の効率が爆上がりする!」と言いながらレビューする人もいますが、そんなことは正直どうでもいいです。
キーボードを変えるだけで生産性と作業効率があがるなら、日本全国キーボード総とっかえで日本は生まれ変わるはずですから……。
大事なのは「タイピングしていて気持ちいいかどうか」。
ただそれだけ。
そう!
キーボードなんてものは、自己満足の世界なのです。
一日に数十分しかタイピングしかしないような人であれば、家電量販店で1,000円程度で売っているぶにゅんぶにゅんのキーボードで十分でしょう。
しかし、わたしのように一日8時間以上キーボードを打つ人間にとっては、打鍵感と打鍵音の良さは仕事へのモチベーションに直結する要素。
メリット④:グラつきが少ないキーキャップ
安いキーボードのなかには(高いキーボードでもある)、キーキャップがグラングランな製品があります。
タイピングするたびにキーキャップが上下左右にグラつくので、時間が経てば経つほどイライラ増し増しになっていきます。
その点、EPOMAKER x Aula F75のキーキャップは「グラつきが少なめ」です。(ないわけではないので、多少グラつきます)
キーキャップのグラつき度でいえば、RAZERのHUNTSMAN MINIのキーキャップは満点レベルのグラつきの無さです。
HUNTSMAN MINIはどんなにグリグリやってもグラつかないのですが、Aula F75は少しグラつきがあります。
とはいえ、グラついてイライラ増し増しになるほどのレベルではないですし、同価格帯のキーボードと比べてもグラつきは少な目。
キーキャップを変更しようか悩んでいるところですが、グラつきが増えたら……と思うと、なかなか踏ん切りがつかない今日この頃であります。
デメリット①:色が微妙
ひとつ目のデメリット(というかただの文句)は、色です。
と、思ってしまう配色。
白 × 黒だったら、もっとシンプルでカッコよかったのに……と思う配色はデメリットポイント。
デメリット②:ノブが軽すぎる
キーボード右上には音量調節用(ほかにも機能があるかもですが、音量以外は使っていないので知りません……)のノブがあるのですが、これがまた軽すぎるのです。
右上の配列が少し変わっていて、BackspaceとDeleteが横並びです。
入力した文字を消すためにどちらかのキーを打とうとしてノブに触れてしまい、ノブが左右に回ってしまう……
そんなことが何回か起こりました。
もう少し硬くするか、回したときにフィーリング(コリコリ感)があれば良かったなぁ……と思いました。
デメリット③:右側の配列が少し窮屈
おなじテンキーレスでも、Logicool G913の右側は余裕があります。
とくに「矢印キーの周り」。
AULA F75は、ほかのキーにくっついた状態で矢印キーが配置されているため、慣れるまで誤打が増えます……。
Enterを押そうとして上矢印
Shiftを押すつもりが左矢印
誤打するたびに「キミじゃない……」と思いながら、Backspaceで消す。
Backspaceを押そうとしたらノブに触れ、音量が変わる……
なんてことがありましたので、慣れるまでは少し時間が必要です。
といった感じで、姑のような小言みたいなデメリットをあげましたが、使用上の問題になるような内容ではありません。
総じていえばメリットのほうが大きく、なんといっても「この値段で、このクオリティってマジかよ!?」というインパクトのほうが大きいので、買って損しないキーボードなのは間違いなしです!
まとめ
ということで今回は、75%メカニカルキーボードのEPOMAKER x Aula F75を紹介してきました。
約10,000円で買える
30,000円超えのキーボードをおさえて
メインキーボードに昇格した
コスパがバグっているキーボード
デザイン良し(キーキャップの色以外)
打鍵感良し
打鍵音良し
へんなクセなし
何時間もタイピングしたくなる
キーボードに出逢えました
そんな感じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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