8歳のボクが考えた不思議な話【吾輩は猫である ∞SK∞ ver.】
1話目(人間と猫)
吾輩は猫である。
なぜ猫に生まれたのかは分からない。
きっと親猫の腹の中から出てきて、黒猫として生まれたのだろう。
今は吾輩が、前は猫の国だった所で子どもを育てている。
親として子どもを育てていると、人間という生物に見つかって名前を付けられてしまった。
吾輩には「クロ」、子どもには「モノ」、もう1猫の子どもには「ニャク」という名前を付けられてしまった。
なかなか良い名前だ。
この名前は気に入っている。
あの人間という者は危険ではなさそうだが、本当に大丈夫だろうか・・・
子どもたちはもうあの人間に懐いているから、吾輩も最近は人間に気を許している。
だが、祖先の中には人間に捕まった者もいるから、恐怖心はまだ残っている。
2話目(猫の不思議)
人間が怖いのは分かるが、同じ動物同士である犬を吾輩の子どもは怖がるのだ。
野生の犬だから、というわけでもなさそうだ。
犬は吾輩たちをいじめたり、咬むわけでもない。
なのに、どうして犬を怖がるのか。
そして、犬を見ると逃げ出すのかは親の吾輩でも、よく分からない。
3話目(猫の一日)
今日も吾輩は子どもと一緒に散歩をしていた。
するとまたあの人間に会った。
その日は人間が「ララララー」と言っていた。
吾輩はその「ララララ」というのは、どんな食べ物かドキドキしていた。
けど、友達のシロちゃんに「ララララ」がどんな食べ物か聞いてみたら・・・
「ララララ」というのは食べ物ではなくて、歌というものだと分かった。
本当にざんねんな話だ。
ガーーン。
でも・・・
「ララララ」が食べ物じゃないのなら違う食べ物を探しに行こう。
こんな1日でやんした。
4話目(煙突をすう)
ある夜、吾輩1猫で散歩をしていたら、白くてモヤモヤしたものがフワフワと飛んできた。
吾輩は気になってそのフワフワしたものの正体を突き止めることにした。
その白いものの匂いを嗅いでみると、どうやら白いものの正体は煙らしい。
白いものの正体が分かって、今度は煙の出所が気になってきた。
煙を辿っていくと、ある家に着いた。
煙はその家の窓から出ている。
その家の窓をヒョイと覗くと、そこでは・・・
人間が小さい煙突をすっているのだ!
吾輩はおどろいてその光景をしばらく見ていた。
しばらくすると、煙突をすい終わったらしく、窓からポイッと火がついたままの煙突を捨ててしまった。
吾輩はそれを見ておどろいた。
赤く燃えてる火を見て、すぐに火が燃え移らないところに避難した。
そして、吾輩は避難所である空のゴミ箱の中でこう思った。
人間はよく小さい煙突をすおうと思ったものだ。
吾輩はいくら煙突がうまくてもすわんぞ。
人間はみんな想像豊かだな。
と、あきれながらも、小さい煙突を作ろうと思った人間に感心した吾輩であった。
5話目(猫の幸せ)
色々なことがあったけど、今は・・・
子どもの寝顔を見て幸せニャ。