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勉強はお金をかけないべき?

高いお金を出して良い教材を買えば効率良く勉強出来る。

そんな風に考えていた時期が私にもありました。
というよりつい最近までそう考えていました。

ただ、学生時代を振り返ると、私は塾にも予備校にも通わず、参考者や問題集も何冊も買わずに模試では偏差値が低くありませんでした。

ここで何故成績が悪くなかったのか。
それは同じ参考書を何度も読み返し、同じ問題集を何回も解いたからです。

これはロードマップがあったのも大きかったです。

たとえば英語の場合、英文法の簡単な本を読んだらネクステージという問題集をやり、それが終わる頃にポレポレという英文解釈の本を読む、とはっきり分かっていました。

数学の場合白チャートをやったあと1対1対応の演習をやるとか。懐かしく思う、現在進行形でやってる方もいるかもしれませんね…

しかし社会人になってからはどうか。
社会人にはロードマップはありません。

私は大いに苦しみました。
たとえばプログラミング。

色んな参考書を買い、質より量をこなして、達成感だけを心地よく感じていました。

挙句、プログラミングスクールに高いお金を出して満足していました。

スクールは短い期間で、少ないカリキュラムで、ただ強引に生徒を就職させることしか考えていないにも関わらず。

そこからも私はどの言語を学べば良いか分からず右往左往していました。

そんな私に昔の私ならこう言うでしょう。
どれでもいいからどれか一つを極めろ!

読書法の本もそうです。
どれが正しいか分からずあれこれ手を出し、余計分からない。

読書法に正解はないと思いますが、速読には私は否定的です。

それで速読し、何冊、何十冊もビジネス書を素早く読みライバルと差をつけろ!という本を読みましたが、ベストセラーの本、あるいは立ち読みして気に入った本を精読した方が身につく事が多いと私は思います。

既にそんな本読み尽くしたよ、という方にはそもそも速読法は身に付いているはずです。

私がお金をかけないべき、と思ったのはMentaというサイトで何万円も出してプログラミングを勉強してもうまくいかなかったのに対して兄がプレゼントしてくれた1980円の動画は遥かに学べる事が多かったからです。

この動画さえ何度も見て、何度も手を動かして勉強すればよかったのに、遠回りと散財をしました。

極端な話、お金を出しただけで勉強した気になっていたのかもしれません。

他にも、兄にこう言われました。
「お前はなんで本を買うんだ?立ち読みや図書館で十分知識は得られるのに」

私は最新の、Amazonでレビューがたくさん付いている本を買っていたので驚きました。

確かに予備校に通う、スクールに通うということはモチベーションを保てない人には有効かもしれません。

ただ、ある程度自主性があるならお金をかけず、かけるにしてもそれだけに集中して他には手を出さない事がいいと思います。

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