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それって、あなたの感想ですよね?🎍
おはようございます、ほっしーです。
とあるお笑いコンテストにて。
「このコンビの漫才めっちゃオモロイやん、これは98点はいくな❗」
採点は…
「91点❗」
とある素人カラオケ番組にて。
「う〜ん、確かに上手いけどちょっと音外してた所もあるし、94点かな…」
採点は…
「99点❗」
こんな感じのシチュエーションありますよね?
そんな時はわしの家では、それはもうめっちゃブーイングの嵐です。
「は!?この審査員全然わかってへんわ❗」
「番組的にこいつを優勝さす大人の力の存在を感じざるを得ない❗」
みたいな。
でも今のわしは、凄く冷静に見れてます。
そして、どこぞの仙人のように言います。
「まぁ、どう感じるか受け止めるかは、それぞれの経験だったり感性の部分があるからね」
「そしてこれはTVショーやから、前後のつながりとかスポンサーの意向とかも絡んでくるからね」
とか言っちゃってんの。
もうほんとヤだ、キモい。
嫁や子供がギャーギャー言うとる横でめっちゃ大人なわし。
時は2024年8月末、わしは尿管結石の発作にて藻掻き苦しみ、病院に運ばれました。
もうね、気絶寸前の痛みやねん。
気絶するかせーへんかギリギリの所を攻めてくる、捕らえられたスパイへの拷問みたいなやつ。
もうこんなん、隠したUSBの在り処なんて秒で教えちゃうやつ。
そんでもって、仲間のスパイの居所とかベッラベラしゃべっちゃうやつ。
でね、とにかく痛いんやけど、痛みって人にはなかなか伝われへんという、厄介なやつなんよね。
なので、お医者さんや看護師さんは口々に言うわけですよ。
「痛みの最高を10としたら、今の痛みはどれくらいですか?」
…いや……ムッズ…!
この質問めっちゃムズいっスわ…
もうこれ、哲学の領域ちゃいまんのん。
まずは何を持って最高とするかの前提の所から整理していかなあきませんやんか。
石丸伸二さんやったらブチギレとるぞ。
やっぱ最高の痛みというのは意識がなくなる時の痛みなんやろか?
だとすると、今現在のわしは意識が遠退いて、話しかけてくる看護師さんの声も少し遠くに聴こえるくらいな感じや。
これは、おそらく9やろ。
いや待て、最高の痛みとは死ぬ直前の痛みだとすると、あきらかにこの痛みでは死なへんよな。
だってまだ今までの人生が走馬灯のように蘇ってきてへんもん。
そもそもわし死んだ事ないし、死ぬ直前の痛みがどんなもんなんか、全く経験がないからわからんので想像の域を出ーへん。
多分どえらい痛いんとちゃうかな。
そう考えたら7くらいが妥当か…
いやいや待て、死ぬ直前の痛みを受けてる時なんてのは、確実に気絶しとるやろ。
という事は、やっぱり気絶するくらいの痛みを10とするのが妥当かもしれん。
そう考えると9かな…
個人的には、こんだけ一生懸命クソ痛くして頂いてるので、10を付けて差し上げたい所やけど、いきなり満点を付けてしまうのは、それはもう悪ふざけやと思われそうやからな。
やっぱり9やな。
看護師さん
「あ、あの、痛みのレベルは…」
ちゃうちゃう気持ち的には9やけど、今9とか言うてもうたら、このあと仮にもっと痛くなった時に、何点付けたらえーねん。
これはアレや。
どんなに漫才が面白くても、審査の採点一発目で99点とか付けてもうたら、この後の漫才がめっちゃ面白かった時に点数付けられへんようになるから、とりあえず95点付けとこかってなるアレや。
わし
「えっと、小数点以下はアリですか…?」
看護師さん
「いやあの、だいたいでいいので…ww」
わし
「えっとじゃあ、8で…エヘヘ」
人間、思考的に追い詰められると薄ら笑いでエヘヘって言うてまうもんなんやね。
おそらくやけど、人生初エヘヘです。
そして、こんな問答を繰り広げとる時点で、わしは多分まだまだ死なへんな。
気絶寸前やけど。
いや、点数付けるのってやっぱりムズいよね。
内申点が低かったり上司の査定に納得いかんくて文句言ったりした事もあるけど、そこには色んな条件や背景があるもんやで。
それらを加味した上での点数やねんから、あんまり文句言うたったら可哀想やもんな。
テレビ
「さて、合計の得点は〜!?」
わし
「まあ、点数一つで人生変わったりするかもやけど、その背景には色んな事情があって、トータルで考えなあかんもんやねんで」
家族一同
「知らんがな!」
わし
「フフ、いつか君たちもわかる時が来るよ」
家族一同
「はぁぁ!?」
50手前にして、また一つ大人の階段を登ったような気がする、そんな2025年。
あ、皆様あけましておめでとうございます🎍