シュクレ
フランス語で「砂糖」を意味する言葉が、その店の名前でした。地元の名店らしく、雰囲気のあるドアを開けて、ひっきりなしにお客さんがやってきて、列に並びガラスケースを覗き込んでは、いくつも買って帰っていくのです。そのお店は、新潟にありました。
先日、新潟の南魚沼市で開かれたマラソン大会に参加してきました。その名も「南魚沼グルメマラソン」…かつて、この大会で走った様子を投稿し、運よく注目記事としてピックアップしてもらったこともありました。
何度も訪れているのは、参加賞が実用的なご飯茶碗…に「炊き立てのコシヒカリ」が食べ放題だから。連続出場はあまりできていないのですが、出場する年ごとにさまざまなことがあって思い出すのです。
その大会に、2年ぶりに参加してきました。今年は曇りだったので、暑さはさほど酷くはなかったのですが、それでも走り始めると汗が止まらない…。
前回、塩タブレットをもらって回復したのは最後1キロだったので、反省を生かし最初の給水ポイントから口に入れるようにして走りました。
結果、いつもよりも気持ちが楽でした。10日ほど前に職場から走って帰ったのも貯金として残っていたのか、足がずっと頑張ってくれました。
コースはいたってのどか。公園を出発し、田植えが終わった田んぼの間をひた走り、河原や西瓜畑、さらには大学の構内を抜けて、公園に戻ってくるのです。
走り出すと、やっぱり長いんですよね、ハーフでも。昼休みに走っているのは4キロちょっとなので、その5倍ともなると走っても走っても終わらない感じがします。
結果、いつも通りのタイムでゴールして、なんだかもうちょっと頑張ればよかった…なんて思ってしまうくらいに余裕がありました。
ゴール後のご飯タイムは、行列を並んでおかずを買い回り、山盛りにしてもらったご飯とともに。
豚肉ステーキ、焼き椎茸、もつ煮込み…手が塞がってあれこれ買えなかったので、とりあえず、これで…と食べ始めたところスマホに着信が。
それは、おだんごさんからでした。すでに、お二人の投稿でご存知の方もいるかもしれませんが、今回の大会にかこつけて、おだんごさんとバクゼンさんに、お会いすることが叶いました!文フリでもお会いしていたので、人見知りは完治(笑)
「ご飯中ですー」の投稿からしばらくして、おだんごさんの「ついたよー」の投稿のとき、僕は着替えをしていました…慌ててお詫びして、会場へ向かいました。
広い公園、大勢の人がわらわらしているところで、ぼんやりしていると「もつさーん」と呼ばれ、そこにおだんごさんとバクゼンさんがいました。
「もつにこみです」「おだんごです」怪しいやり取りに、バクゼンさんが「ふたりとも食べ物の名前…」と喜ばれておりました(きっと)。
事前に「バクゼンさんがモンブラン食べたいって言ってます」という情報は得ていたので、僕もご飯をおかわりすることなく、モンブランに向けてお腹を準備していました。
そして、おだんごさんの運転で、冒頭に紹介したお菓子屋さんへ向かったのでした。
車内でも、さまざまなnoterさんの話になって、今回のケーキ代がコッシーさんからの粋な計らいだということが判明しました。(コッシーさん、ごちそうさまです!)
店内に入り、喫茶スペースが空いていることを確認すると、ガラスケースのケーキを選ぶ列に並びました。前の人が会計している間に、キラキラと輝くケーキを眺めていると、あることに気がつきました。
モンブランがない。というか、モンブランだけがない。
何種類も並んでいるのに、どこにもモンらしきケーキが見当たりませんでした。ただ、ケーキが並んでいるケースのセンターにあたる位置に、ぽっかりとトレイ1枚分の空白のスペースがありました。
「モンブラン食べにきたのにモンブランがないって、面白いねー」とひとしきり盛り上がり、それぞれのケーキを注文して、会計をしていたら、先程の話を聞いていたらしい店員さんが奥から出てきて「モンブラン4つあります」と言ってくださいました。
なんということ…それぞれのケーキを、全てモンに変更して、再び3人で盛り上がるのでした。運ばれてきたモンブランは、作りたてだったのか、粉糖もふわりとしていました。
こっくりとしたマロンクリームに、軽いホイップの組み合わせ。台はフィナンシェのような、アーモンド系の焼き菓子でした。甘さも軽めで、中に入っていた甘露煮が特に甘さが抑えられている印象でした。おいしかった。
モンを食べているときに、何を考えながら食べているか、そんなことを話しながら食べていたので、ついつい熱くなってしまいました(笑)
ここで、家族にハプニングがあり僕は帰宅することになってしまい、駅まで送っていただき、飛び乗るように新幹線へ。ちょうど混雑する時間帯でもあって、自由席は満席でした。
おふたりとも、いつもnoteでお見かけしているような方でした。おだんごさんとバクゼンさんのコンビが、いい感じでした。noteって緩くて温かい繋がりなんだなぁと改めて感じました。
最後、駆け足になってしまいましたが、マラソン大会の報告も兼ねているだけに、ご容赦ください(笑)
とにかく、とても楽しくて嬉しい時間を過ごすことができました!
おだんごさん、バクゼンさん、ありがとうございました!
(長い…いつもの2本分書いてしまった…笑)
おだんごさんの投稿はこちら
バクゼンさんはこちら
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、僕だけでなく家族で喜びます!