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無理するなって言うけどこの仕事、私がやらなきゃ終わらない

お疲れ様です、もんぬです。

内面磨きと外見磨きの自分軸を言語化し100日間伴走する『私戦略会議』を提供したり、コーチングをしたり、時短で会社員をしていたりする、酒と猫と書くことが好きなアラサーです。

2025年の自分に課した『毎日noteチャレンジ』Day57の今日は、「無理するな」って言う上司とか先輩とか同僚とかいるけどこの仕事私がやらなきゃ終わらないじゃん、みたいな話を書きます。


このあいだ、仕事がパンクしそうだ〜という友達と話していて「わかるすぎる」が炸裂した。

仕事が終わらない。
周りに心配される。もしくは自らヘルプを求める。
「無理しないで」と言われる。
でも、無理しなかったらこの仕事進みませんけど???と思う。じゃあこの仕事投げ出していいんですか。誰か代わりにやってくれるんですか。遅れたり質が落ちたりしたらあなた責任取ってくれるんですか。

社会人初期、私はめちゃくちゃこれ👆だった。

社会人8年目が終わろうとする今、どうしたら良かったのかを改めて考えみた。


とにかく仕事が終わらなかった

やってもやっても終わらない、無限と思われる仕事量。(むしろやったらやっただけ仕事が増えていくまであった)
休みの日も、タスクが終わっていないことへの罪悪感や落ち着かなさのせいで羽を伸ばしにくく、頭のどこかに仕事がこびりついて楽しいはずのプライベートの予定も楽しみきれず、結局仕事をしてしまう。
とにもかくにも仕事が終わらない日々だった。
入社して3年目、韓国旅行に行く日まで、一度もパソコンに触らない日はなかったほど。(荷物の重量的にパソコンを置いていくしかなく、「そういえばパソコンがない日ってなかったな」と気づいたんですよね…なかなかのワーカホリック度!)

周りから働き過ぎを指摘されることもあったし、自己申告することもあった。
大抵、「無理しないで」と言われる。
「とりあえずそう言っておかないと」が透けて見える人もいたし、本当に心配している様子の人もいたけど、いずれにせよ「無理するな」はめちゃくちゃ言われたな。

でもさ!!!この仕事、私が手を止めたら進まないじゃん。
もちろん「私にしかできない仕事」と言いたいのではない。そんなものはこの世にない。どうせない。
ただ、誰にでもできる仕事であっても「今この仕事を担当しているのは私」なのだという話。
ボールを持ってしまっている。
本当に無理をしないとなれば、今持ってるボールのうちいくつかは手放すことになるか、適当な状態で誰かに投げつけることになる。そんなボールを渡されて迷惑する人も、ボールが落ちて困る人もがっかりする人も具体的に顔が浮かぶし、その先で自分の印象やキャリアに傷がつくであろうことも容易に想像できてしまう。
そんなのアカン!
そう思うくらいの責任感・真面目さ・プライドや面子など、私にだって守りたいものがある。

ちなみにさっき「無理するな」を「とりあえずそう言っておかないと」と思いながら吐くタイプの人をちょっと批判的に書いてしまったけど、私もこれを言う側になってしまったことがあったから、実は気持ちはわかる。
相談されたら「無理するな」はもはや枕詞として言わなきゃいけないけど、自分にも余裕がないので「頼むから勝手にどうにかしてくれ、どうにかなってくれ」と内心思ってしまっていた。きっと態度で伝わってたと思う。でも、それって管理職として失格なのよ。

「無理するな」と言われつつ「でもどうにかしろ」だなんて、ダブルスタンダードもいいところ。
「この上司は信用ならん」「相談しても無駄」と思われて当然。
実際、上司として、マネージャーとして、あまりに力不足だと思う。スキルの面でもハートの面でも。

本当に申し訳なかったなと思う。

どうすれば良かったか仮説

じゃあ双方どうすれば良いのかを考えてみた。

マネージャー目線で、メンバーの終わらない仕事を終わらせることができるとしたら?と考えると
①仕事量を減らす
②仕事の質を落とすことを許容する
③メンバーが仕事の仕方を工夫し、時間あたりにこなせる仕事が増える
あたりだろう。

もちろん仕事の量も質も変えずに③を実現してくれたらありがたいことこの上ないが、なかなかそうもいかないよね…!

仕事の棚卸しと切り捨て

まずはメンバーに今のタスクを洗い出してもらう。
そしてその仕事を、
・そのメンバーが絶対にやらなければいけない仕事
・マストじゃないけどやった方がいい仕事
・そのメンバーでなくても良い仕事
・もしくはそもそも誰もやらなくても良い仕事
に分ける。
この優先順位付けや「他にできる人がいるか」はメンバー本人にはなかなか整理できないことも多いと思う。チームとして会社としての構造が見えているマネージャーだからこそ判断できる話も多いはず。
特にメンバーの立場で「やらないこと」の判断はほぼできないので、「何をやらないか」を決めるのはマネージャーの仕事だと思う。

また、質に関しても同じ。ここまでできたら「完了」でよし、というガイドはマネージャーから具体的に見せるべき。

ダブりや無駄の排除

そして同時に、ダブりや無駄がないかを見る。
会議のための会議や、資料のための資料。マネージャーの権限でこういったものは「いらない」を判断していくべきだろうと思う。
特に会議。
本当にその会議の参加者全員が必要か?は常に考えたい。
必ずしも参加しなくて良い会議は、今や優秀な議事録作成ツールがあるので要点だけまとめてもらって、それをあとで見ておいてもらえば良いかもしれない。

それから、「資料の作り直し」という絶望イベントが私は結構多かったので、資料の流れだけ作った段階でマネージャーに確認するようになった。
箇条書きのドキュメントの段階で確認、OKだったらスライドにタイトルとそのページに何を書くかをメモ程度に入れた段階でもう一度確認、OKだったら実際に文章や図やグラフを入れていく、という感じ。

そもそもタスクを渡す時に、タスクの目的確認と認識のすり合わせ、納期を決めるのは絶対にやるべき。

注意残余という概念

働く全人類によくよく知っておいていただきたいのがこの「注意残余」という概念。

会議が多くなりがちなマネージャー本人もこれには悩まされているのではないかと思うが、タスクを切り替えるたびに集中力が分散してしまうので、細切れの会議や予定は集中作業を大きく脅かすことを十分にふまえ、メンバーの集中作業タイムを作ってあげられているかを考えることが重要に思う。
自分もね…!

(私が会社員をしているスマートラウンドの開発チームでは、会議は特定の曜日に寄せてできるだけ個人の集中作業時間を作れるようにしているのだそう。素晴らしいなぁと思った)

本当に効率化できないのか密着

あと、地味にこれは効果大なんじゃないかと思うのは、作業密着。
「この作業ってこんなふうに効率化できるんじゃ?」といった効率化Tipsは自分ではなかなか気付けないものなのだ。
私も昔、先輩や上司が作業している姿を見ていた時にめっちゃイケてるショートカットキーの活用やパソコンの機能活用がどんどん見えてきたのでパクリまくって作業が早くなった記憶がある。
逆に、出社して後輩の横で作業し、作業の様子を見て気付いたタイミングで「これこうすると早いよ」と伝え「神です!!!」と言われたことも何度ももある。

作業している様子を見られるのは出社の良さだと思うが、リモートワークでも画面共有しながら「えっ今のどうやりました?」みたいな発見はできる。

最後に

どうすれば良かったかを主にマネージャー目線で書いたが、メンバー目線の話を追加する。

まず仕事の棚卸しの時は「よし棚卸しするぞ」と机に向かって一気に棚卸しするのではなく、日々働きながら都度タスクを追記していくのが網羅的になるのでおすすめ。
名もなき家事があるのと同様に、名もなき地味タスクが思ったよりたくさんあるはずだから。

そして、自分の業務逼迫についてマネージャーと話す時にできるだけマネージャーに「自分ごと」として認識してもらえるように、自分の業務が滞るとマネージャー自身にどんな不利益があるのか、もしくは逆に業務の整理ができたらマネージャーにどんなメリットがあるかなどマネージャーを主語に考えておくのが良いと思う。


は〜〜いろいろ書いたなぁ。
いろいろ書いたけど、結局仕事って終わりがないのでどの量で・どの質で終わらせるかは決めの問題だったりするから、自分の心身の健康のために意志を持って仕事量調整に向き合ってほしいなと思う。

何か一つでも誰かの役に立っていれば幸いです。


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今日もここまで読んでくださり、ありがとうございました。
また明日もよかったら!

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