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陰謀論まで出て来ているが、演説の上手さの差だろう。どちらの演説も大した内容ではなかったが、短い時間の中で、議員の心を惹きつけるものがあるかないかで差が出た。ガラスの天井を決して否定はしないが、それ以上の差を感じた。彼女の演説からは心を惹きつけられるものを感じることが出来なかった。
知事は、県議会の解散はせず、失職を選択するという。県議会で不信任案が可決されてからの知事の動きを見ると、そうするとの予測はできた。給与面だけでなく、再選された場合にこれまで受けた支援の継続の可能性を残す方法として、最良の選択だ。これまで支援して来た政党は対立候補を出すのだろうか。
本当に嘘八百と思っていたなら自ら公にして騒ぎになんてしない。本当に嘘八百と思っていたなら部下が第三者委員会の立ち上げなんて口にしない。本当に嘘八百と思っていたならあんなに過剰な反応はしない。本当は皆んな、嘘八百とは思っていなかったんだろ。他にも出てくるとマズイものがあったんだろ。
これまで知事を擁護してきた政党も知事の不信任案を提出するという。ただ、今だに知事を擁護し、これに反対している議員もいると聞く。では何故ここまで擁護してきたのだろうか。百条委員会では優勝パレードに関する問題等がまだ手付かずのままだ。百条委員会を止めるための不信任案提出なのだろうか。
いま、それまで知事を取り巻いていた人々が潮が引いたようにいなくなっている。もちろん本人に政治的、道義的、法的に大きな責任はあるだろう。しかし、こんな大問題にまで発展したのは、この人だけの責任なのだろうか。知事の地位を失うとしても、最低限、一人の人間としては守られるべきものがある。
この状況に至ってもなお、兵庫県の斉藤知事はその地位にとどまろうとしている。このことを捉えて、知事について、鋼のメンタルだとかサイコパスであるなどと評されている。告発文書にあるものについては法的に問題がないと強く信じているのであろう。ただ、それだけでは説明できないように思われる。
告発者捜しの過程で押収した元局長の公用パソコンの全ての内容がチェックされ、関係のないプライベートな部分も含めてそれが外部に流出されていた。それを元に、ある政党所属の県会議員が元局長に圧力を掛けていたと噂され、同党所属の国会議員も地元の街頭演説の場でその内容を口外していたとされる。
直ちに県議会で不信任案を可決すればいいとの意見もあるが、仮に不信任案が可決されたとしても、知事が自ら辞職せず県議会の解散を選択したら、県議会議員の選挙が行われることになる。議員ならば当然負うべき負担なのだろうが、一方で百条委員会の方も終了する。知事としては願ったり叶ったりだろう。
告発文書によって、兵庫県知事に関する様々な問題が指摘されているが、とりわけパワハラやおねだりの点については、元局長が告発文書を送る以前から外部にも漏れ伝わって、関係する人の間で噂になっていたらしい。一部のマスコミも当然知っていたはずだ。県政記者クラブ等地元メディアの責任も大きい。
知事の証言で、元局長を公益通報者に当たらないと判断した理由の一つとして、元局長の供述を挙げていたが、その供述は、公益通報者に当たらないとして告発者捜しを開始してから初めて得られた供述である。従って、公益通報者に当たらないとして告発者捜してもいいと判断した理由とするには無理がある。
兵庫県知事の強気な言動の裏には、法的正当性があるのだろう。道義的非難に値する言動があったとしても、それだけでは、知事に法的責任を問うことは難しいとたかを括っているのかも知れない。ただ、特別弁護士へ相談のみを法的正当性の根拠にしいるとしたら、それは誤りだ。それだけでは担保されない。
特別弁護士への証人尋問で、懲戒処分が可能かどうかの相談を受けた際に告発文書の内容は知らなかったとする証言があった。にわかには信じ難い。いつ誰から相談を受けたかについて記憶にないことも含めて、弁護士としては有り得ない。もし内容を知っていたなら、弁護士倫理規定に抵触するおそれがある。
兵庫県知事に就任してからも、総務官僚時代に叩き込まれたやり方で、当時と同じように部下を厳しく指導していたというのであれば、宮城県や大阪府に出向していた際にも、同じく厳しく指導していたのか?出向期間も含めて官僚時代にも今回と同じように、PRのためにと、県府産品を受け取っていたのか?
何でもかんでも批判するつもりはないが、もういい加減、思いつきで話すのはやめて欲しい。知事ならば、備蓄米の放出の要望など、もう少し考えてからすべきだ。コメ騒動に乗じた、人気取りのためなのかも知れないが、放出の影響を十分に考慮しない発言は有害ですらある。流通すべき米は不足していない。
- #需要にコメの輸送が追いついていないだけ
- #異常な需要に直ぐには対応できない
- #放出すれば新米の価格すら下落のおそれ
- #米価下落は農家の死活問題となる
- #転売するための買い占めも起きている
- #高騰した米価の下落のリスクを負いたくない
- #仮に放出してもその増加分を誰か運ぶのか
- #適正な需要に戻るのを待つしかないかも
- #発言はむしろコメの流通を阻害しかねない
- #米価下落は来年以降のコメ不足を誘引
- #要請するなら6月に言え遅すぎる
- #放出後買い占め分が出回り暴落の可能性
- #下落したらまた政府が買い戻せなのか
- #いわゆる2024年問題も遠因
- #実質継続している減反政策の批判をしろ
- #止めると言った一強が実質残した減反政策
いつからこうなったんだろう。気がついたら、いつの間にかいつもの自分じゃない自分になってしまってた。それも、嫌な、本当に嫌な自分になってた。それが自分で自覚できるほどに。これ以上拗らせる前に、切り替えて、これまでの素直な自分に戻ろう。本当に大好きな人だから。本当に愛してる人だから。
福島原発における処理水の海洋放出開始から1年が経つ。技術的にALPSで処理することができないトリチウムを含んだ処理水は十分希釈した上で放出されているという。ただ、水俣病のケースでも排水は十分希釈されていた。排出開始が1932年、最初の症例の報告が1956年。まだ安全とは言えない。